わたしのせんせい
先生は頭がでかい。
体もでかい。角もあるし、なんなら、顔も牛だ。
鼻ピアスは先生としてどうなの?と思うけど、校長先生はOKしたらしい。
体のでかい先生は、黒板に板書すると、わたしたちが文字が見えない。
すぐに問題になった。
プロジェクターが購入され、黒板はスクリーンになった。
先生は自席でパソコンをカタカタするようになった。
先生は指もでかいので、タイピングに綿棒を使っている。
あれで高速タイピングするので尊敬する。
マウスは使いにくいからトラックボール派らしい。
私たちもPCで授業にすれば、と、思ったけど、そんなお金はないらしい。
きょういくにはお金がかかる。給食費はただなんだからそれくらい我慢しなさい、
とお母さんが言っていた。
給食の時間。
先生だけお弁当だ。
お正月のお節料理が入ってそうなやつで、3段重ね。とにかく食べる。
でもお肉やお魚は苦手らしい。
それであの大きさなのは凄い。牛乳よく飲むからかな?
体育の時間。
先生の授業は体育館ではあまりやらない。
1度やって、床板が抜けたから。
いつもは穏やかな校長先生がゆでだこになった。
体育館で球技をやる時は、小さくなって見学してる。先生なのに。
放課後。
先生はたいていグラウンドにいて、残って遊んでる子たちを眺めてる。花壇の水やりとかしながら。
私は図書室で本を読むので、窓から先生の姿を眺めるのが好きだ。
今日も先生はでっかかった。
これ以上は大きくならないから勘弁してね、とか言ってるけど、
あと1サイズくらいは大きくなりそうな気がする。




