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転生したらちびっ子になって、空を落ちていた件 〜もふもふたちのお世話はお任せあれ。ついでに悪もやっつけます!〜  作者: ありぽん


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5話 一応の説明と私がこの世界へやってきた時のこと

『リ、リン? どうしたのだ? やはり私が、リンのそれについて知るのは不味かっただろうか?』


 私の叫びに、ドウェインが慌て始める。違うよ、ドウェイン。私が今言ったのはドウェインにじゃなくて、あのバカ神にだよ! あれほど、あ、れ、ほ、ど、余計なことはするなって言ったのに、なに面倒なものを付けてくれてるんだよ!!


 『神の愛し子』なんて、ドウェインの説明は、私が本で読んでいたものと同じで、面倒なだけのものじゃないか!! 


 ああ、もう!! とりあえず地球の話しは置いておいて、話せることだけ話しちゃおう! ドウェインも、あのバカ神のことを知っているみたいだし、その辺隠さないで良いなら、少しは話しがしやすくなったからね。


「どえいん、あたちのはなちきく」


『あ、ああ、それはもちろん、しっかりと話を聞くぞ』


「どえいん、まちがってる。あたちもしらなかっちゃ。あのだめかみ、しっぱいばかり。ちかも、ひとのはなちきかない」


『ダメに続いて、話を聞かない、か。確かにそうだな。やはり私の知っている神と、お前の家族の神とは、同じ存在のようだ』


「かじょくじゃない!!」


『? そうなのか?』


 家族でたまるか。私の家族は私が小さい時に天国へ行った両親だけだよ。私はドウェインに簡単に説明する。


 私の両親は、私が生まれてすぐに亡くなってしまい、私も少しして神のもとへ行くことになったこと。そしてその後は、神の世界で何事もなく普通に過ごしていたんだけど。ある日、神がいろいろミスをして、私はその影響を受けて、大変なことになってしまった。


 そのお詫びとして神が、私の行きたい場所へ連れて行ってあげるって言ってきたから。私がこんな世界へ行きたいとお願いすると、この世界へ連れてきてもらうことがきまった。


 でも、人がたくさんいる場所にいきなり私が現れたら、みんなびっくりしちゃうでしょ?

だから、街の近くに送られることになったんだけど、気づいたら街どころか空を落ちていて。どうしようかと考えていたら、ドウェインにぶつかって助けてもらった。


 神の愛し子というのは、私は何も神から聞いていない。今、初めてドウェインから聞いた。だからびっくりして叫んだ。


 と、こんなふうに説明したよ。うん、地球のことは話してないし、他にも余計なことは言ってないから大丈夫なはず。


 まぁ、実際のところは。私は地球の日本で暮らしていて、去年から動物園で働き始めたばかりの新米飼育員だったんだ。


 でもある日、あのバカ神がミスって、本当は死ぬはずだった人ではなく、私を死なせてしまい、私は短い一生を終えることに。本当、ライトノベルや漫画のような展開でね。


 ただその後も、よくある話と同じで。元の場所に生き返えらせることはできないけれど、みんなが天国と呼ぶ場所へ行くか、別の場所になら転生させることならできると言われて。しかも転生するなら、私の行きたい場所を選ばせてくれるって言うから。

 

 私は憧れていた動物に似た魔獣たちがたくさん暮らす、魔法と剣のファンタジーな世界へ行きたいとお願いしたんだ。


 それをバカ神は了承。この世界ですぐに暮らせるように、この世界の人々が使う平均的な力と魔法を使えるようにしてもらい。年もこの世界の成人とされる15歳にしてもらって、街の近くに転生させてもらうことになったの。


 だけど、いざ転生して目を覚ませば、あの空を落下だったんだから。挙句、他の目立つような能力や称号はいらないって言ったのに、『神の愛し子』だって? どうして面倒なことばかりするんだよ。


 話し終えて、私は静かだなって思いながらドウェインを見た。すると、まだ慣れない子供のしゃべり方でまくし立てたからか、ドウェインが黙ったまま、驚いた顔で私を見ていたよ。


 私も突然の事実に、興奮しちゃってたからな。しかも子供言葉だし、ちゃんと話しは伝わったかな?


「どえいん?」


 私は深呼吸したあと、少し落ち着きを取り戻し、そっとドウェインに声をかけた。けどその途端。


『あのバカは、一体何をしてるんだ!!』


 そう、ドウェインが大きな声をあげたよ。

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