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転生したらちびっ子になって、空を落ちていた件 〜もふもふたちのお世話はお任せあれ。ついでに悪もやっつけます!〜  作者: ありぽん


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3話 やってしまった! 爆睡からの謝罪と私のこと

 起きてとりあえず、最初に私がしたこと。それは謝ることだった。というか今、絶賛謝っているところだよ。


「もちわけ、ごじゃましぇん」


『ぱぱ~、いまなんていったの?』


『おそらく、申し訳ございませんと謝ったんだろう』


『あやまる、ごめんなさい? りんはだめなことしたの?』


『いや、父は何とも思っていないし、リンも悪いことをしたわけじゃないんだが……。すまない、息子を向こうへ連れて行ってくれ。話を進めなければいけないからな』


『さぁ、向こうへ行きましょうね』


『ぼくね、りんとあそびたいの。でもりんはごめんなさい。あそべない?』


『いいえ、お話が終わればすぐに遊べますよ。でもぼっちゃまがお話の邪魔をすると、遊ぶ時間がなくなってしまうかもしれません。ですから話しが終わるまで、向こうで待っていましょうね』


『うん……。りん、はやくきてね。ぱぱ、おはなしながいのだめよ。ぱぱ、いつもおはなしながくなる。ぼくのおともだち、みんなこまってるんだから』


 私に果物をくれた小さな鳥頭さん、改めルーファスがそう言い残し、翼を振りながら向こうへ歩いていく。パパ、話し長いのか……じゃなくて、今はちゃんと謝らないと!


『リン、私は怒っていないから謝るな。子供が寝るのはとても大切なこと。ぐっすり眠れて、体力が回復したのら良かった。それにこのまま謝られるよりも、話しをしてしまおう。ルーファスが待ちきれず、こちらへ突撃してくる前にな』


 私はそろそろと頭を上げる。本当に申し訳ない。話をすると言っておきながら、まさかの爆睡をするなんて。


 昨日、私が巣に着いたのは夕方。子どもたちがちょうど夕食の時間で、私も一緒に食べさせてもらったんだけど……。まさかその後に爆睡するなんて。しかも起きたのが次の日の朝っていう、爆睡というか普通に夜の睡眠をしてしまうという失態をやらかした。


 起きた時、私は私を連れてきてくれた鳥頭さん、改めドウェインと、ドウェインの子ルーファスと一緒の巣にいて。その時の私は、ちょっとだけ寝てしまったと思い、急いで謝ったんだ。


 でもそれは違っていて、ドウェインに言われたのは。


『何だ? もう次の日の朝だぞ? ゆっくりしっかり寝られたようで良かった』


 だった。その言葉に、急いで周りを確認した私。すると確かに空が明るくなっていて、何だったら雲ひとつない快晴でね。小さな小鳥がピヨピヨ、ピーピーと、朝のさえずりを奏でいたっていう。


 助けてもららい食事までさせてもらって、話をしようと言っていたのに。まさか次の日まで寝ていたなんて、と愕然としていた私とは裏腹に、元気よく話しかけてきたルーファス。


『あのね、ぼくごあいさつ、とちゅうだったの。えと、『こんにちわは』と、『よろしくおねがいします』はしたでしょう? でもおなまえまだだった。それで、ぱぱもとちゅうだったって。ぼく、るーふぁす! 2さいです!!』


『私はドウェインだ。そして……』


 自己紹介を続けるドウェイン。そして2人の自己紹介が終わると、周りの巣にいた鳥頭さんたちも自己紹介してくれてね。でもまぁ、頭に入ってこなかったよね。やってしまったという気持ちの方が大きくてさ。


『と、まずはこんな感じか。それでお前のことだが、ちょっとお前が寝ている間に、申し訳なかったが調べさせて……』


「もうちわけ、ごじゃましぇんでちた!! あたちのなまえは、りんでしゅ!!」


 これが朝起きての私の出来事で、それからはもう、謝りっぱなしだよ。


 あっ、ちなみにドウェインたちだけど、私が考えていた通りグリフォンだった。そしてドウェインは、このグリフォンの群れのリーダーだって。


 ……リーダー。ドウェイン、本当にもし訳ない。


『さて、予想外のお前の謝りから始まってしまったが。私の方は、本当にお前に謝らなければいけない事がある』


「あやまること?」


『ああ。お前が群れに対し、何か問題を起こすような者ではないか、調べる必要があったのだが。それを調べる前にお前が寝てしまい、許可を取らずに調べてしまった。群れを守るためとはいえ、勝手に調べてしまって悪かった』


 そんなそんな! 群れを守るためなんだから、それは当たり前のことで、それこそ謝ることじゃないよ。それに比べて、私はただの爆睡だからね?


「あたち、だいじょぶでしゅか?」


『ああ、お前は我々にとって問題のない人間だと分かった。だからお前が良ければ、いつまでもここにいてくれて構わない』


 そう? はぁ、良かった。これまで犯罪に手を染めたことはないし、今は新しい命をもらってここに来たからね。問題はないはずだけど、やっぱり大丈夫って聞くまでは、ドキドキするよ。


 ところで、どうやって私のことを調べたんだろう? 寝ている私と話すことなんてできないのに。


「あの、どやって、ちらべたの?」


『ああ、それはな。人間たちの中には、鑑定という力を持つ者たちがいて、その力で相手の能力や、その人物がどのような人物なのかを、調べることができるのだが。私もそれに似た力を持っていてな。それで調べさせてもらった』


 ああ、あれか。ライトノベルとか漫画でよく出てくる力。名前がわかったり、どんな魔法が使えるか調べたりするやつ。なるほど、あれなら私が寝ていても、簡単に調べることができるよね。それで私の名前も分かった感じか。


『私は人よりも、相手のことを正確に調べることができるのだ、そんな私が調べて、お前には問題がないと分かった。ここに暮らす者全員に伝えてあるから、安心して過ごしてくれ』


「あい」


 もう1度ハッキリと言われて、落ち着いてくる私。


 だけどこの後、ホッとした私に、また別の問題が降りかかってきた。


『ただな、お前と詳しい話しをする前に、お前に1つ聞きたい事があるのだが』


「ききちゃいこと?」


『ああ、ちょっと気になる事があってだな。……お前は神の関係者なのか?』


 は? 神の関係者? いや、確かに私は、あのバカ神を知っているけど。というか、深く関わったっていうか、巻き込まれたっていうか。でも何でそのことを、ドウェインが知っているの?

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