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転生したらちびっ子になって、空を落ちていた件 〜もふもふたちのお世話はお任せあれ。ついでに悪もやっつけます!〜  作者: ありぽん


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22話 みんなへの報告と案外あっさりしている面々

『ということで、リンはもうすぐここから旅立つことになる』


「きゅうにきちぇ、あたちをここにいしゃしぇてくれて、いろいろありがとごじゃいまちた! あとしゅこち、よろちくおねがいちましゅ!」


『そうか、いよいよリンも旅立ちの時か』


『俺たちの方も、りんのおかげでかなり助かった』


『そうね。リンのおかげで、赤ちゃんたちや卵の中の新しい命たちの気持ちを知ることができて。今までで1番、みんな元気に育ってくれているもの。リン、私たちからも、本当にありがとう』


「あたち、ときどききましゅ!」


『ああ、今リンが言ったように、そして先ほど私が話した通り、リンは時々、みんなの世話をしにここへ来ることになっている。その時はみんな、これまで通りリンのことを頼むぞ』


 昨日、これからのことについてたくさん話した私とドウェイン。次の日の朝、みんなが朝ごはんに集まった時に、私のことをみんなに話すことにしてね。今、ちょうどその話をしているところだよ。


 最初みんな、私が人のいる場所へ行けるって聞いて、とても喜んでくれたんだ。それにみんなは、私を家族として受け入れてくれた人たちのことも、よく知っているみたいで、安心したって。

 なんかこの巣から、その人たちのところへ行った魔獣たちもいるらしくて。それもあって安心してくれたみたい。


 一体どんな人たちなのか、一応昨日ドウェインに聞いたんだけど、いまいち要領を得なかったんだよね。力を持っていて、いつも旦那さんと友人が、奥さんから訓練を受けていて雷に打たれているって。どんなよ? だから結局何も分からなかったんだ。


 それから、魔獣たちを保護しているらしくて、家にはたくさんの魔獣がいるらしいんだ。だから、私が魔獣が大好きだってドウェインが伝えてくれたら、魔獣たちと好きなように遊んでくれていいって言ってもらえたの。


 それと今、私もドウェインも言っていたけど。せっかくみんなと出会えたし、赤ちゃん魔獣や卵の中の赤ちゃんとも仲良くなれたでしょう?


 だからもし可能なら、時々ここへ戻ってきて、お世話をさせてほしいってお願いを、ドウェインに伝えてもらったんだ。そうしたら、それも許可してもらえて。だから、時々ここには戻ってくるよ。


 そうそう、そのお世話だけど、私が好きなら、家にいる保護している魔獣たちのお世話もして良いって。

 

 もう、何から何まで、受け入れてもらえて、本当に、本当に感謝しかないよ。会ったらすぐにお礼を言わなくちゃ。


『私からは以上だ。何かあるならば、なるべく早く言ってきてくれ』


『それじゃあ、あれについてだが……』


『私からも……』


 それから、ドウェインがここを離れることについてだけど。それに対する反対魔獣はなし。みんな行ってらっしゃいって。ただ、うん。1匹を除いてはね。


 やっぱりルクサスが大反対してさ。でも夜から朝方まで、どんな話をしたのかは知らないけれど、ドウェインとルクサスは長い話し合いをして。私とルーファスが起きた時には、もう今回のことを受け入れていたんだ。……顔になんか、足跡がついてたけどね。


 でも、どう考えてもドウェインの大きな足跡じゃないし。一体何があったのか……?


『りん、おせわいこ!』


「うん!!」

 

 話も終わり、朝ごはんも食べ終わったから、ルーファスと一緒に育み場へ。


『くるちゃん、おはよ!!』


「おはよう!!」


『おにいちゃ、おにぇちゃ。おはよごじゃましゅ!!』


 ペコンと可愛く頭を下げて、挨拶をしてくれるくるちゃん。うん、可愛い。普通に可愛い。


『ぽこちゃん、おはよ!!』


「おはよう!」


『おにいちゃ、おはよだじょ!! ……おにぇしゃんじゃにゃいりん、おはよだじょ』


 ……ああ、おはようとも。昨日お姉さんで、熱い戦いをしたけど、決着がつかないまま別れた私とぽこちゃん。私をお姉さんと認めらないまま、お姉さんじゃないリンで、落ち着いたらしい。私はどこから見ても、ぽこちゃんにとっては、綺麗で可愛いお姉さんでしょうよ。


『あのね、きょはくるちゃんとぽこちゃんに、おはなしがあるんだよ。ね、りん』


 あ、そうだったそうだった。今はお姉さんの話しは後だ。先にあの話しをしないとね。


 ということで私はすぐに、これからの私のことを話したよ。もうすぐここからいなくなること、でも時々は遊びに来ながら、みんなのお世話をしにくることなんかをね。


 そうしたら話しを聞いたくるちゃんが、すぐに私に抱きついてきたよ。


『おにぇちゃ、いっちゃだめ!! いっちょいりゅ!! ばいばいだめ!! だいしゅきおにぇちゃ、いっちゃだめにゃの!!』


 大好きなお姉ちゃんか。出会った少ししか経っていないけど、そんな風に思ってもらえて、行かないでって言ってもらえるのは嬉しいな。と、ジンとする私。だけど次の瞬間……。


『でも、しゅぐにあえりゅ。だかりゃ、だいじょぶ!!』


「んん?」


『いちゅも、しゅぐばいばい。だかりゃちょっとしゃみちい。でも、しゅぐにあえりゅかりゃ、だいじょぶ!! りん、ばいばいのとき、ちゃんとばいばいちにきて』


「う、うん」


『ね、言ったでしょう? ここにすんでるまじゅうは、ばたばたしてる。だからみんなばいばいしてもだいじょうぶって』


「しょね……」


 育み場へ向かう途中、私はルーファスに、みんなとさようならをするのは悲しいって話しをしたんだ。するとルーファスが、みんなも寂しい、きっとくるちゃんは泣いちゃうよって。

 だから私、悲しくて泣いてもらえたら嬉しいけど、ずっと泣いてたらどうしようって言ったの。


 そうしたら、このグリフォンの縄張りには、毎日誰かが来て、毎日誰かが出ていくから、いつもバタバタさようならをしてる。だから悲しいのには慣れてて、すぐ泣くのも終わるから大丈夫だよって教えてくれたんだ。


 それでルーファスが言った通りの、今のくるちゃんだよ。一瞬で涙が引っ込んだからね。何だろう、なんか何とも言えない気持ちになったよ。こう、気持ちが置いてけぼりになった感じ。まぁ、悲しんでもらえたことは、本当に嬉しいんだけどさ。こんなあっさりしてるのね。


 それじゃあぽこちゃんは? ぽこちゃんは……なんの反応もなく、


『じょ』


 と一言で終わっちゃったよ。ぽこちゃん、あれだけ2人で熱い戦いを繰り広げていたのに、『じょ』で終わりかい。お姉さん、少し悲しいよ。


 それからは、いつも通りの赤ちゃんと卵のお世話をした私たち。お世話が終わったあとは、これまたいつも通りにみんなと遊んで、1日が過ぎていき。


『じゃあ、またあしたね!』


「あちたね!!」


『おにいちゃ、おにぇちゃ、まちゃあちたにぇ!!』


『じょ!』


 こうして私たちは巣に戻ったんだ。










『ぽこちゃ、ままにょとこいこ』


『……』


『ぽこちゃ?』


『……じょ?』


『ままにょとこ、いこ』


『うんだじょ。……おにぇしゃじゃにゃいりん、いにゃくにゃりゅ』


『ぽこちゃ!! いっちゃうよ!?』


『まちゅじょ!! まちゅじょ……』

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