表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死神令嬢転生記  作者: 霜月陽
序章
2/7

刺青と伝承

よろしくお願いします。


あれはあたしがまだ5歳の時のこと。

特にやることも無く暇だったあたしは、図書室で本を読んでいた。

そこで見つけた1冊の本があたしの人生を変えたんだ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




その本は伝説や民話の本が集められた棚にありました。


「まちよいのぶき?」

何でしょう?少し難しそうだけど、

とっても気になります。


早速椅子に座って本を開きます。


待宵(まちよい)の武器~

昔から、武器商人達の間で語り継がれている言い伝えがある。


この世には、生まれながらにして使い手が決まっている武器がある、と。


そういう武器には必ず、その武器を象徴する紋様が彫られている。

そして、武器の使い手まも、体のどこかに武器と同じ紋様を持つ。


武器が使い手と出逢えるかは分からない。

使い手が誰なのか、知っているのは武器自身と、武器と使い手を繋ぐ者のみ。


出逢えないかも知れない者を待ち続ける武器と、その使い手の関係はいつしか恋人に例えられ、

武器を「待宵」

使い手を「待ち人」

武器と使い手を繋ぐ者は「仲人」

と呼ばれるようになったー



「紋様…」

私は右の掌を見つめました。

そこには、まるで刺青のようなあざがあります。お父様曰く、このあざは生まれつきあったそうです。


「私は、待ち人…?」


すると突然、何の前触れもなく私の中に大量の記憶の波が押し寄せてきました。

「…っ!なにっ…!これ…!」

普通の人では有り得ない、何百年という膨大な人生の記憶が一気に流れ込みます。


その流れに飲み込まれて、私は意識を失いました。

主人公は貴族の英才教育を受けているため、

前世の記憶が蘇る前からかなり大人びています。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ