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扉を開くその前に、

ここは泉真せんしん高校。

歴史が古く、伝統的なことからちょっと有名な学校である。

最近では入学希望者の増加と、知名度UPを狙い、いろんな所に力を入れていた。

特にこの学校は部活に力を入れている。

他の学校にはない部活があったり、多くの賞を受賞している所も少なくはない。

また、6年前に新校舎が建てられた事により、着々と学校の狙い通りになっていた。

しかし、今は旧校舎と呼ばれている校舎にはその古い外見からおばけがでるーや、入ったら2度とでられなくなるーー!などといったあられもない噂が流れており、誰も近づこうとはしなかった。

ある数名を除いて……。

実は旧校舎には、今は一部の生徒にしか使われていない図書室がある。

新校舎ができたとき新しい図書室も作られたために現在は古くなった本の書庫のような扱いになっていた。

なんともひどい扱いである。

そしてその図書室を部室として使っている部活がある。

それが文芸部であった。

もともと昔からあった部活なのだが6年前の部長がいい機会だからと(勝手に)部室を移動させたのだ。

そんな事を勝手にしていいのかと思った人もいるだろう。

だがこの部活、元々ほとんど活動をしておらず、”部活"として見られていなかったのであまり問題にはならなかったのだ。

それはそれで困りものである。

呆れて物を言おうにも言えない始末だ。

まあそれはさておき、そんな文芸部にはある変わった噂が存在した。

その噂とは、どんな小さい悩みでも、相手に言えない大きな悩みでも、相談すれば必ず解決してくれるというものだった。

なんとも文芸部らしくない噂だが、これを信じているものは少なくも多くもない。

つまりなんとも微妙な所なのである。

それともう一つ、この噂と同じように言われている言葉がある。


「悩める者ならば、その扉を4回たたくべし。さすれば扉は開かれるであろう……」


はてさてこの言葉の意味とは……。

まったくもって謎であるが…そろそろ時間なので終わろうかと思います。

え?私?私が誰かって?まぁそれはそのうちわかりますよ。

まぁ少しだけなら教えてもいいですかね…ふふふ、私は普通の文芸部員です。

ではまた…近い内にお会いしましょう。

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