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可憐謌  作者: 豆腐。
5/6

「嘘だっ!だって、吾が輩はさっきまで…」

聖は口篭った。

私は証拠として、この町のパンフレットを渡した。

「ここ、読んでみてください」

「『ここ、椿町は鬼椿横丁という商業が盛んな町でした。また、商業だけでなく鬼や妖怪の伝説も有名です。』」

聖は頭を抱え、くしゃりと前髪を掴んだ。

「どうなっているんだ…。伝説って、仲間は…」

聖はパンフレットをもう一度読み返した。

「翠、鬼や妖怪を見たことあるかい?」

いいえ。

私は首を横に振る。

「吾が輩一人なのか?」

「聖さん、鬼?妖怪なんですか?」

「あぁ」

全世界が停止されたかと思った。

というのは冗談で、何となく予想はついていた。話の流れ的にね(苦笑)

「妖鬼椿総長赤鬼ノ聖」

これが本名らしい。何か、お経みたい。読み方は「あやかしおにつばきそうちょうせつきのひじり」

長いよね(笑)

「翠、君は人間?」

「そうです」

「吾が輩を退治するの?」

「いいえ」

聖は微笑んだ。時、ボスがやって来た。

「赤鬼ノ聖!鬼椿総長西園寺寿の名にかけて、お前を封じる!」

ボスの読み方は「おにつばきそうちょうさいおんじことぶき」

二人して何なのかな…。

「翠は下がれ」

聖は囁いた。

「刀を抜け、決着をつける」

ボスは少々興奮気味で言った。

何これ…。何が始まるの?


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