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可憐謌  作者: 豆腐。
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頭のなかが混乱する。

何をされるの?

剥製?臓器売買?麻酔なしの手術?

「臓器売買なんかしねぇよ。臓器なんて見てられっかよ気持ちわりい」

男は不貞腐れたように言った。感じ悪…。

「翠さん、悪いけど茶出して下せぇ。全員分お願いします。兄貴も飲みますよね?」

サングラスにスキンヘッドが特徴的な男(以後、グラサン)が言った。

「飲む」

兄貴と呼ばれた男(以後、ボス)は相変わらず不貞腐れたように言った。私と目が合えば顔を赤らめて、グラサンにつつかれていた。



お茶だけではあれなので、お茶菓子やお酒も出した。

「太っ腹〜♪いや、悪いね翠さん」

グラサンはルンルンして言った。

「みんな、飲もうぜ〜」

午後1時の宴が始まった。

お酒がはいり、ほろ酔い…ではなく、宴会が始まった。

はやく帰ってきてよ、おじいちゃん。はやく帰れよ、馬鹿溜まり…。迷惑である。

「翠、悪いな」

全くだ。

「本当に、じーさんが何処に行ったのか知らないのか?」

「はい」

「マジかよ…。弱ったな」

ボスは髪の毛をくしゃりと掴んだ。

「あの、そんなにお金を借りているんですか?」

心配になってきた。借金の額が億単位だったらどうしよう…。

「借金なんて、たいした額じゃねぇ」

え?

「俺達は借金取りに見えるかもしれないが、違う。本当の目的は金じゃねぇ。借金とは言うがほんの数千円だ」

ボスはそう言うとあくびをした。

「本当の目的は、じーさんから聞きな。あとで知ることになると思うがな」

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