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詩全集2

五臓見摑六腑引混

作者: 那須茄子

胸に覚えた違和感は

混ぜるな危険だった


ひとりきりではいずれ過ちを犯す

殺したくてやめられない人形解体


届かない五臓六腑

灰の海でたゆたうそれは

痛みさえ忘れているんだ


締め付けるたびに

血走って

血管はみるみる細く伸び上がる

見えないものを見た

温度は熱に切り替わり

ぶよぶよの弱さを自ら晒し出したいと

口説かれた


奥に集めて

構う

少しずつ冷えていく

死に様を


胸に覚えた違和感は

混ぜるな危険だった


力みすぎて

はみ出た

中にはいっぱい

全部繋げたら一つの街ができそうだ

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