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武器

 いろいろあって、次の日。

 森の中の広場に再び集合した俺らは全員で向かい合っている。

「えー。今更だけど、各々の戦力を知りたいと思うんで武器の紹介をしてもらいたい」

「イエーイ」

「パチパチパチー」

「パチパチパチーて声で言うんだな」

「はい、じゃあ誰から行く?」

「切り替え速」

「自己紹介と同じでいいっしょ。章十から」

「うい」

 背中の大剣を引き出しながら答える。

「この大剣魔術が仕込んであって、魔力入れて火をブレイドに纏わせれる」

「じゃあ次俺ね」

「いやもうちょっと喋らせて?」

 章十を余所に、フードからモーニングスターを取り出す。

 物理的に入らなそうだし、亜空間接続か?

「これの仕込みの内容は章十のと同じで、魔力を通すと雷が棘の間で発生する感じ」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「・・・終わり?」

「終わり」

「・・・私の薙刀は特に仕込みとかないけど、まぁもの自体特殊だし。知ってる?薙刀が刀剣類最強って言われてるの。いいよねーこれ」

「私のは見ての通りこの鎌で。自分の生え変わった牙から作ったもので、氷がちょっと使えます」

「俺のは特にないけど、まあ仕込んであるって言えばこの靴かな。魔力流すと底から風が一気に出て加速したりとか空中で動いたりできるよ」

「・・・zzz」

 こいつ相変わらずだな。奏人が肩をゆすって起こす。

「・・・あぁ。俺のはない」

「え?ないの?」

「ああうん。和って武器持たないから」

「へぇ。じゃあこれを貸そう」

 自分の手に装着している指ぬきグローブを外し、和に手渡す。

「なにこれ」

「魔法付きグローブ。右手で殴ると魔力痕がついて、左手を空中とかで振りぬくとその動きとリンクして土槍が出てくるってやつ」

「・・・強」

「でも土な以上射程制限はあるからな?」

「OK。ありがと」

「じゃあ次行くわ。俺の武器はレイピア。魔力の通りがいい素材使ってるから魔杖にもなる」

「えーと、俺の武器は短刀とか苦無。ようは暗器とかかな。苦無を三点以上地面に差せば間で重力結界とか張れる。かっこよくね?」

「俺ん武「無視された・・・」器は狐童子と虚童子」

 黒塗りの日本刀をローブの内側の影から引き出す。

「違いが判らん」

「目貫が青いのが狐童子で、目貫含めた全部が黒いのが虚童子」

「やっぱり判らん」

「各種族には主ってのがいて、主はその種族が本来いるべきところとの接続ができる。俺は吸血鬼の主らしいから世界中の墓地と繋がる。んで、その狐火を纏わせられるようにしたのがこの狐童子。虚童子はルシファーの悪魔の主の権限使って業火を纏わせる」

 これで全員の武器紹介が終わった。沈黙。

「今日もう解散で良くね?」

「そうしよっか」

「じゃあ、解散」

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