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乗る

作者: 桜太さよ

決まった時間のバスに乗ることを、習慣としている。行き先があるわけではない。家の近くの乗り場から、終点まで行くだけだ。


そうすると、必ず会う人がいる。服装や仕草、雰囲気から、なんの目的でバスに乗ったのか想像してみる。


70代くらいだろうか。若者のようなはっきりとした化粧に、必ずミニスカートを履いているおばあさんがいた。僕が乗るバス停の3つ先から乗ってくる。大きなスケッチブックが入りそうな横長のバックを持っているのが気になった。どうやら、スケッチブックが入っているのわけではなさそうだ。薄っぺらいから、何かの書類だろうか。


そのバス停は商店街に近いから、スーパーか何かの従業員?

デパートの制服も似合いそうだ。

トイレ掃除という雰囲気でもないし、少し華やかな印象だから、高級店の店員さんとか?


そうだ、たとえば、宝石店の店員だ。

だったら、化粧がきれいなのも納得できる。

きらきらした雰囲気もお似合いだ。


新婚さんに、こちらの指輪はどうですか?などと、薦めるおばあさんを思い浮かべる。


やっぱ。、この人は宝石店の人だ。



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