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鎧を作ろう

ジュリアが早速帽子を用意しようとしたが

どうやら、その前に仕事を思い出したらしい。

資料を纏めないとって急いで動いた。


「じゃあ、資料を用意してくるね!

 まずは帽子だけだけど、被ってみてね!」

「大体魔法使いみたいな帽子なのね」

「あやつはずっと同じ帽子じゃからな」


ジュリアが持ってきてたのは全部魔女帽子。

まぁ、ずっと被ってたしな、あの帽子。

とは言え、施されてる装飾は違ってた。

恐らくこの可愛い装飾はシルフ用だろう。


「ん……どう? 可愛い?」

「あぁ、可愛いぜ」

「えへへ」


ジュリアに渡された帽子をシルフは久々に被る。

帽子はあまり被らないとは言ってたが

興味事態は十分あっただろうからな。


最初にジュリアから帽子を預ったときも

かなり嬉しそうにしてたしな。


「はぁ」


少し嫌そうな表情を見せながらも

フェイトもジュリアに渡された帽子を被る。

意外とこいつはそこら辺律儀だ。


「絶対に似合わないわよね、これ。

 魔女帽子って、そりゃローブとかじゃ無いと。

 私は動きやすい格好してるし、合わないわ」

「帽子の色と服も違うからな。

 帽子は黒だが、お前の今の服は茶色だし。

 てか、今回はそこまで露出は無いんだな。

 腋は見せてるけど」

「普段は露出凄いとか思ってるの?

 いや、あれは普通よ冒険者は大体あんな感じ」

「そう? 私も肌良く見せてるなーって思ったわ!」

「冒険者ってのはよく歩くからね。

 だから、あまりガチガチにすると動きにくいの。

 それに、私は今まで1人だったからね。

 基本的に見付からないように音が出ない服なの。


 だから、鎧は最低限だし、金属部分はほぼ無いの。

 布も多いと、枯れ木とかに引っ掛かったりして

 足を取られるリスクがあるから嫌なのよ。

 布が枯れ木に引っ掛かって動きが鈍ったり

 破れたときに変な音が出て存在がバレかねない。

 だから、最低限の格好で動いてるの」


やっぱり慎重に関係上、かなり軽装なんだな。

実はビキニアーマーって理に叶ってたりして。


「でもさ、肌見せ過ぎてると枯れ木に肌が当って

 血とかが出るんじゃねぇか?

 血の匂いに敏感な奴とか居るだろ?」

「そうね、でも大丈夫よ。だって自分の体よ?

 距離感はしっかり把握してるわ。

 服とかでちょっと延長されると困るけどね」

「音が出にくい鎧……うーん、関節部分を……」

「鎧でも作ろうとしてるの? デイズ」

「あはは、鍛冶屋としてはちょっとねー

 まぁ、私の専門は武器なんだけどさ。

 でも、マグナさんのお世話になる事になったし

 そう言った鎧も作った方が良いかなーって」

「だな、シルフ用の鎧とか欲しいかも知れない」

「重いのは嫌だ」

「だよなぁ」


そりゃなぁ、シルフに怪我をさせるつもりはねぇが

何があるか分からないから、鎧は欲しいが

重いだろうしな、鎧ってなると。


「んー……ちょっと測っても良いかな?」

「え? 何を?」

「体格だよ、ちょっと挑戦してみようかなぁと」

「え? 重いの嫌だ」

「大丈夫、軽くするからさ、着てみて気に入らなかったら

 その時は作り直すからさ」

「良いんじゃ無いか? もし何かあっても

 鎧があったら助かるかも知れないしな」

「……ん、分かった」

「あはは、ありがとね-」


シルフに了承を貰った事で、

デイズがシルフの体格を測り出す。

これでシルフ用の鎧作ってくれたら良いなぁ。


「ふんふん、良しこんな感じだね。

 じゃあ、ミントはどうする?」

「え? 私? どうして?」

「マグナさんと何処か出歩いたりするんでしょ?

 なら、ミントにも鎧あった方が良いかなーって」

「そうねぇ、マグナ様が絶対に護ってくれるとは言え

 万が一があるかも知れないし……

 でも、私もあまり重いのは着れないわ」

「大丈夫だよ、軽く作るから」

「そうねぇ、じゃあお願い!」

「ほいほーい」


同じくミントの体格も測りだした。

鎧って、やっぱりあった方が良いからなぁ。

そりゃ? 俺は鎧なんて必要無いが

シルフ達は鎧が居るだろうしな。

何かあって、怪我をしたら大変だ。


「じゃ、フェイトも」

「何でよ、これで良いわよ? 私は」

「ほら、挑戦は大事だから」

「……まぁそうね、マグナも居る訳だし

 隠密なんてさほど気にしなくて良いか」

「あぁ、何かあったときの防御力の方が大事だしな」

「大丈夫だよ、金属音が出にくくするからね」

「じゃ、お願い」


フェイトの体格も同じ様に測る。


「ふむふむ、マグナさんは」

「要らないぜ?」

「マグナは既に全身が鋼じゃからな。

 無論、儂も必要無い。全身が既に最高の防具じゃ。

 むしろ、余計な鎧は空を飛ぶときに邪魔じゃ」

「だよね、じゃあ、後はジュリアさんの体格も

 調べさせて貰おうかなぁ」

「声を掛けるくらいは必要よね」


ジュリアの部屋に向って、デイズが鎧の話をする。

一応、念の為にとジュリアも体格を測らせて貰ったらしい。


「っと、ミントは93.2、62.4、88.1

 フェイトは81.3、59.8、90.5

 ジュリアさんは78.1、63.4、78.2」

「ばっか! 当たり前の様に

 マグナの前でスリーサイズ言うな!」

「あ、いやぁ、つい口が滑ったよ」

「ふむ、とりあえずフェイトの尻がデカいのは」

「ふんぬ!」

「おぉ! 全力のミドルキック!」

「デカいのは気にしてるのよ! 私はぁ!」

「そりゃ鍛えてるからじゃねぇの?

 そんな気にするような事でも」

「あんたには分かんないわよ!

 これは乙女のデリケートな部分なの!

 てか! デイズ! あんたが悪いのよ!

 何で当たり前の様にスリーサイズ呟くの!?」

「ごめんねぇ、癖でさぁ」

「私達だけバラされて何か腹立つわ……」

「じゃあ、デイズちゃんのも測れば良いのよ!」

「え!? 私!? ちょ、ちょっと待ってよ!

 流石の私にも羞恥心はあるんだよ!?」

「いえ! 罰よ! 覚悟しなさい!」

「ちょっと待って! ひー!」


ちょっと冷静さを欠いてるフェイトが

デイズを拘束した。


「さぁ、ミント!」

「分かったわ! あ、服を脱がして」

「待って待って! マグナさんが居るんだよー!?」

「あ、後ろ向いとくわ」

「お主、やはり紳士じゃな」


流石に見るわけには行かないから後ろを向いた。

後ろの方でかなりガヤガヤしてる声は聞える。


「ほら! 今よ測って!」

「えっと、どういう風に測れば良いのかしら」

「そうね、確かバストはここを押さえて」

「教える! 教えるから止めてー!」


結局、デイズが計り方を2人にレクチャーして

2人が協力してデイズのスリーサイズを測った。


「よし、出たわね。

 えっと、バスト77.7、ウエスト58.7、ヒップ77.1

 ふむ、分かってたけどあんたジュリアちゃんよりも

 色々と小さいのね」

「ここだよね!? ここの事言ってるよね!?

 これ、結構私も気にしてるんだよ!?」

「でもほら、丁度ゾロ目で良いじゃ無い」

「良くない! 気にしてるんだよ!?

 成長しないんだよね……はぁ」


やっぱり気にしてる部分はあるんだなぁ。


「正直、私は羨ましいと思うけどね。

 小さい方が動きやすいわ」

「私も大きすぎて不便なのよね」

「うぅ、ある者達には分からない

 むなしさがあるんだよ……」


こう言うのを隣の芝生は青いって奴だろうな。

しかしだ、フェイトは実際胸無くても気にしねぇだろうな。

デカくてもあいつが嫌いな男がよってくるだけだろうし?

男が嫌いなフェイトからすりゃ、胸は邪魔だろう。


「とは言え、無い物をねだっても無理だよねぇ。

 はぁ、少しだけ後悔というかそう言うのはあるけど

 とりあえず鎧を用意しないとね……」


少しだけショックを受けながら

デイズは紙を取り出して設計図を書き始める。

鍛冶屋だからそう言うところからやるんだな。

皆の鎧が出来るのが楽しみだぜ。

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