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災禍の情報

「では、話すとしよう」


円卓の机に置こうとしてた小さな紙を

ドリーズがそそくさと回収した。

そして、少しだけ自分の絵を見た後

少し迷った後に紙を燃やす。


当然、口から火を吹いたとかでは無く

握ってた紙が唐突に燃えた形だ。

持ってる物を燃やす能力もあるのかもな。


「何も燃やすこと無かったんじゃね?」

「資料として役に立たぬのなら

 あっても邪魔になるだけじゃ」


その言葉の後、ドリーズが咳払いをする。

そして、小さな体を乗り出して

円卓に手を付ける。


「ではまず、大事な話をするとしよう。

 アンデッドの宴というのは非常に危険なイベント。

 まずは死者が蘇るのじゃ」

「そりゃ分かるんだが……蘇ると言われても

 どれ位の規模で蘇るのかサッパリなんだが」

「うむ、儂が今まで経験した中で言えば

 200年以内に死亡した生物が蘇るのじゃ」

「200年……そりゃ、随分と範囲が広いな……」

「つまり……我々の先祖も蘇ると」

「うむ、その通りじゃ」

「……お婆様もお母様もですのね」

「もっと言えば、そのれよりも前の先祖もじゃな」

「そ、それ、かなりヤバいんじゃ……」


その言葉にジュリアが反応して呟いた。


「何で?」

「い、いやだって……れ、冷静に考えてさ

 その……いや、その……ま、マグナさんの両親が」

「ッ!?」


そのジュリアの一言に騎士団長達が全員席を立つ。


「ま、まさか……死んでるのか!?」

「出来ればシルフの前では話したくねぇんだが、

 仕方ないか。そうだな、

 俺達の両親は死んじまってる。

 父さんは病気で死んじまったし

 母さんもシルフを産んで少しして

 病気になって死んじまった」

「な……た、確か魔法は」

「は、母親の才能が遺伝する」

「死因が病死……そして、シルフさんの才能」


詳しい事情はこの場では話せないが

俺の両親は別に凄かったわけでは無い。

いや、母さんは魔法をよく使ってた気もするが

シルフクラスだったのかはよく分からねぇ。

小規模の魔法程度だったしな。


「どれ位のレベルだ! どれ位再現される!?」

「……」

「おい!」

「死んだ時期による。10年程度ならば

 ほぼ完全に再現されて蘇るじゃろう。

 いや、むしろ肉体は強化されるのぅ」

「……う、嘘だろ」

「シルフちゃんを生んで……って考えると」

「は、8年前……だね」


と言う事は、完全に力が再現されてる

母さんが蘇る可能性があるのか。

父さんはそんなに強くはねぇんだけど

母さんは魔法の性質を考えてみりゃ

相当やばい可能性はあるって訳だな。


「いえ、今年発生するとは限りませんわ!

 もしかしたら、2年後かも知れませんの!」

「……」

「その沈黙は……なんだよ」

「理由は……分かるわ」


ドリーズから話を聞いてたフェイトは理解してる。

そして、俺もまぁ、話を聞いてたから分かる。


「儂が何故、急ぎ準備をせよと言ったのか分からぬか?」

「ま、まさか」

「周期を考えれば、今年アンデッドの宴は始まる」

「なん!」


あの時、ドリーズは堂々と宣言してたからな。

今年、アンデッドの宴が始まるってな。

多少のズレはあるかも知れねぇがドリーズだ

そこら辺はしっかりと把握してる可能性の方が高い。


「つまり、ほぼ確実に最大能力を誇る

 マグナとシルフの母と戦う事になろう。

 魔法の性質はジュリアからは聞いておる。

 魔法の才能は母から子に遺伝しやすい。

 そうじゃな? ジュリアよ」

「う、うん。今までの研究から考えても

 魔法の才能は母から子に遺伝しやすい。

 魔力の性質的には……ね。

 でも、私やお姉ちゃん達の様な例もある。

 母親に才能が無くても、相性によっては

 子供が魔法を使えるようになることはある……けど」

「け、けど?」

「シルフちゃんやマグナさんレベルの才能となると、

 ほぼ確実に、母親にとんでもない才能があるのは

 その、ほぼ間違いないとは思う。

 最悪、シャンデルナ様レベルかも」

「……マジかよ」


そう考えると、本当に不味い可能性があるな。

俺達が相手をすれば問題は無いのだろうが

流石に母さんのアンデッドと戦うのは抵抗がある。

とは言え、やらなきゃいけねぇなら俺はやるだろう。


「他にも2人の父親の実力も分からない。

 マグナさんと同じくらいの肉体の持ち主だったら

 俺達じゃ、どう足掻いても敵わないんじゃねぇか?」

「父さんはそんなに強くはないと思うんだ。

 いやまぁ、俺は父さんの実力をそこまで把握してないが。

 父さんも攻撃的じゃ無かったしな。

 でも、そこまで強くはないと思う」


父さんは母さんと腹の中に居るシルフを庇って

魔物に殺されちまった。

その魔物は人型だったとは思うんだがな。

そうだな、確か人間サイズだった気がするが……

正直、怒りが先行してて良く覚えてねぇ。

女の子の様だった気もするし

違うような気もする。うろ覚えだ。


俺のあまり良くねぇ部分だろう。

フェイトを助けるときもほぼ理性的じゃ無かった。

あまりあの時の記憶を残ってなかったからな。

ゴブリンの殆どが俺の威圧で死んでたってのも

俺はサッパリ覚えてなかったからな。

ここが、俺のあまり良くねぇ部分だ。


「まぁ、あまり記憶には無いんだが。

 多分だ、人型の魔物には

 流石に勝てないくらいの強さだったはずだ」

「どれ位なら……倒せてたとかは」

「そうだなぁ、小さい厳つい顔の奴。

 あ、ゴブリンじゃ無いぜ? 

 こう、死現の森だっけかにたまに出てくる小さいの

 あっと、白色だな、白色。緑じゃねぇからな?

 結構苦戦してたが、あ、魔法は使ってなかったけどな」

「恐らくリトルキングじゃなぁ、それは多分」

「何だそれ、知らねぇ」

「うむ、オーガの上位種じゃ。オーガの肥大した肉体を

 凝縮して、シンプルに強化されたオーガ。

 数は非常に少なく、シンプルに強い魔物じゃ。

 オーガはリトルキングに追いやられる事が多く

 死現の森周囲によくオーガが出現するのはそれが理由じゃ」

「あー、つまり俺の親父って」

「相当強い部類じゃな、シャナレベルじゃろう」

「じゃあ、まだ何とかなるか」

「ならないわよ! あ、アンデッドって事は!」

「うむ、より肉体は強化されるのじゃ」

「お、お父様はいつ頃お亡くなりに……」

「出来ればシルフの前では言いたくねぇんだが……

 その、シルフが母さんの腹の中に居るときだ」

「は、はは、多分それ、9年前じゃねぇかよ」

「ギリギリ範囲内かぁ……」


強化されてる父さんとも戦う事になるのか。

そりゃ、俺なら勝てるだろうが

出来れば戦いたくはねぇな。


可能ならシルフに合わせたくは……無い。

いや、会わせたい気も少しだけある。

だって、シルフからしてみればそのアンデッドは

見たことの無い、大事な両親なんだからな。

容姿がそっくりで再現されるなら……

いや、でもやっぱり見せない方が良い気がする。


「……ドリーズ」

「何じゃ?」

「姿は? 姿は、どうなるの?」

「10年以内なら、ほぼ生前の姿じゃ」


その言葉を聞いて、シルフの表情が大きく変わった。

あの表情は……分かる、会いたいって言う表情だ。

例えアンデッドだとしても、両親に会ってみたい。

そんな表情に見える。


「……性格はどうなるんだ?」

「凶暴じゃよ、性格は凶暴その物。

 温厚な性格にはならぬ、殺戮者のような性格。

 生者の全てを怨むような、そんな性格になる」

「……そうなんだ」

「例え生前の姿を再現しようとも、それはまがい物。

 決して本物にはなり得ぬ」

「どう言う原理で蘇るんだ?」

「そこは分からぬ。儂も調べようと努力はした。

 その原理が分かれば止めることが出来るからのぅ。

 じゃが、分からなかったのじゃ。

 太陽が暗闇に覆い尽くされ、死亡した者達が

 大地より這い出てくる。何故かは分からぬ。

 じゃが、その様な形で蘇ってくるのじゃ」


完全にゾンビが現われるような形だな。

地獄の門が開くのか? いや、そりゃ関係無いか。

あそこはよっぽどの事がねぇと開かねぇからな。

そりゃ、俺を地獄に突き落とすくらいにはザルだが

1度落ちたら、早々抜け出すことは出来ねぇ。

だから、アンデッドは関係無いと思う。


となれば、恐らくただのまがい物で間違いない。

どうやって再現してるのかは分からねぇがな。


「50年以上前に死んだ者は骨となって蘇る。

 これは素直にスケルトンと呼んでおる

 50年~11年に死亡した者は

 腐敗した皮膚を持って蘇る。

 そう、ゾンビとも呼べる状態じゃな。

 儂らはゼルセッドと呼んでおる。

 ゾンビよりは遙かに強いからのぅ。

 名が一緒ではわかりにくいじゃろう。

 そして、10年以内に死んだ者は

 死亡した者と瓜二つの容姿で蘇る。

 じゃが、肌の色は変色しておる。

 儂らは偽りの者、リーゼッドと呼んでおる。

 あくまで、儂らがそう呼んでおるだけじゃが」


アンデッドの宴の事がよく分からなかったら

人類もあまり名称を考えたりはしないだろうしな。

だから、名前はドリーズオリジナルか。


「ゾンビはうなり声がうるさいが

 リーゼッドは普通に言葉を発することがある。

 じゃが、意味のある言葉は大して発さぬ。

 殺すと言う言葉ばかりじゃ。

 つまり、意思疎通などは決して出来ぬ」

「……じゃあ、魔法は」

「使えるのじゃ」

「何でそこは使えるんだよ……」

「全くだね……」


本当に、かなりヤバい状態になりそうだな。


「そして」

「まだあるのか?」

「うむ、アンデッドの宴の最中に死亡した場合

 その物は能力を跳ね上げ、凶暴化して暴れ出す。

 理性はなく、ひたすらに全てを攻撃する狂犬となる。

 儂らはそれを、ジョーカーと呼んでおる」

「なん」

「厄介なのは、死亡した者の能力を跳ね上げる点。

 儂の経験上、死者の実力の10倍以上じゃな。

 主に筋力が上昇する。

 ここに技量が関わるから、個人差は大きい。

 更に爆発的に大暴れを始めるのじゃ。

 つまり、主らの誰かが死ねばほぼ終りじゃ。

 特にシャナが死亡すれば主らは終わる」

「……」


実力者が死亡した場合は

10倍以上の戦闘力で大暴れするって事か。

なる程、それは確かにヤバい。


「ドラゴンが死亡した場合、儂が抑えねばならぬ程に

 凶暴化し、危険な状態になってしまう。

 あくまで儂の10倍という基準はドラゴン基準じゃが

 恐らく人類も同じ位にはなるじゃろう」

「そんな事に……」

「一般市民が命を落とした場合も危険じゃ。

 10倍と言うのは筋力じゃからな」


つまりだ、アンデッドの宴で死者が生まれるのは不味いと。

そこから連鎖的に被害が広がる可能性が高い。

だから、ドリーズはゴブリンアーミーで

死者を少なくする為に、色々と動いてたと。


「その為、市民をただ守るだけでは駄目じゃ。

 年老いてる者が宴の最中に死亡してしまえば

 そこから死者が拡散して国が滅ぶ。

 むしろ、避難をさせた方がリスクが高い」

「……ど、どうすれば」

「そこは主らが考えよ、避難をあえてさせないか

 避難箇所をいくつも別けて管理するか

 そこは、主らがどの方が安全に市民を守れるか

 それを考え、主らが行動せよ」

「そうですわね……

 しかし、避難はどのタイミングにすれば?

 予兆が無ければ、避難が遅れてしまいますわ」

「ゆっくりと日の光が暗闇に包まれるのじゃ。

 ゆっくりとじゃから、日に明らかな異変があれば

 即座に避難を開始すればよかろう。

 じゃが、墓地等には決して近付いてはならぬゾ?

 そこから出てくるのじゃからな」

「つまり、墓地は保護した方が良いと……」

「うむ、その通りじゃ」


墓場から蘇ってくるのはヤバいな。

となると、俺の両親が蘇るのも墓場か。

場所は覚えてるから大丈夫だとは思うが。


「墓地から蘇るのが確定しているのであれば

 マグナさんとシルフの両親の墓場に行って

 そこを保護すれば、少しは被害は抑えられるか?」

「うむ、問題はマグナ、お主は場所を覚えておるか?」

「流石に覚えてるよ、俺は記憶力はねぇが

 両親の墓場を忘れるほど薄情じゃねぇ」

「では、その墓場の骨は動かせる状態か?」

「墓の下に埋めてるからな。

 墓を安易に動かすのも抵抗があるな

 出来れば1回だけで済ませたい。


 動かすなら候補は俺等の今の家近くだが

 そこじゃ、戦闘が大規模になった時に

 被害がやばいだろ?」

「た、確かに……」

「だから、まずは今の場所で止めたい。

 今、墓があるのは俺達の故郷だが

 俺達の故郷はもう滅んでるからな」

「ふむ、では場所を教えて欲しいのじゃ。

 儂の部下がその周囲を監視しておくのじゃ。

 そして、アンデッドの宴が始まった場合

 即座にお主をその場へ運ぼう」

「あぁ、分かった」

「実際、それしか手がありませんからね」


俺達の両親を倒せるのは俺くらいだろうしな。

強化されてる以上、俺がやるしかない。

シルフには出来れば来て欲しくは無いが

多分、シルフも来ることになるだろう。

だから、覚悟はしておかないとな。


「……にーに」

「あぁ、分かってる。その時が来たら

 俺はお前を必ず守ってみせる」

「……ん、ありがとう」


シルフも少し複雑そうな表情を見せた。

だが、引くことは無いだろうな、シルフは。


「つまり、アンデッドの宴が始まったら」

「うむ、マグナはバスロミアから離れる。

 恐らく、シルフも離れるつもりじゃろう。

 その後、儂は2人に協力して貰い

 ドラゴンのリーゼッドとゼルセッドを止める。

 ドラゴンに被害が出れば、非常に危険じゃからな」

「だな」


1匹暴れだして、連鎖した場合は非常にやばい。

ドリーズが居れば何とかなるだろうが

安全策を選ぶのは当然だろう。


「なる程、だからゴブリンアーミーで」

「うむ、主らを少しでも強くしたかったのじゃ。

 ドラゴンに被害が出る方がリスクが高い。

 最悪の場合、1日持ちこたえれば良いしのぅ」

「1日経てばアンデッドの宴は終わるのですか?」

「うむ、とは言え対策が無ければ

 1日で簡単に人類は滅ぶ。

 少なくとも外の国は何度も滅んでおる」

「外は何度も滅んでるんだね。

 でも、あたしらはそこまでじゃないよ?

 少なくとも滅んだって歴史は聞いたこと無いしね」

「主らはまだ外と比べれば強いのじゃよ

 争ってるわけでも無いしのぅ」


外ってのは拒絶の山脈の向こう側かもな。

そこと比べりゃ、ここはマシって事か。


「じゃが、今年は非常にリスクがあるのじゃ。

 ゴブリンアーミーと合わさってしまったしのぅ」

「あ、そうか、ゴブリン達も蘇るのか」

「そう言う事じゃ、じゃから警戒は怠るな」

「怠るつもりはありませんよ」

「しかし、対策を考えた方が良さそうなのは確かだな。

 どうする? 死現の森を何とかした方が良さそうだが」

「うーむ、また後日集まっての会議が良いかも知れないな。

 それぞれの国が取る対策等を考えて発表して

 ドリーズ殿に相談してみた方が良いかも知れない」

「うむ、それで構わぬ。主らが対策を考え

 その対策に対し、儂がアドバイスを送る程度なら

 儂も反発する理由などないからのぅ」


あくまで努力しようとする方向性を見て貰うだけだからな

その程度なら、ドリーズも容認してくれるって事か。

縋ってるわけでは無いからセーフって事だな。


「じゃあ、今回は解散か……数ヶ月かは持って欲しいな」

「そうですわね」

「まぁ祈るしか無いね」

「えぇ、所で次の会議は何処で?

 やはりバスロミアでしょうか」

「私はそれで構わない。国王様も了承してくれるだろう」

「バスロミアが良いならそれで良いと思うよ」

「私も異論はありませんわ」

「あぁ、一番集まりやすいからな」

「では、日時は1ヵ月後だ

 非常事態が発生した際の備えを考えると

 最低限の準備をした方が良いだろうしな」

「時間遅いけど、戦後の作業を考えれば仕方ないか

 最低限の対策も必須だしね」

「あぁ、何かあったときに軍を動かせねぇのはヤバい

 最低限の対策も無けりゃ、被害がヤバいからな」

「非常事態に対処出来る戦力を用意する必要がありますしね」

「しばらくは優雅に過せそうにありませんわね。

 全く、災難な時期に騎士団長になってしまいましたわ」

「まぁ、お互い頑張って行こうや」

「頑張るしかありませんしね」


ひとまずの会議はこれで完了って所だな。

そりゃまぁ、今のままだと情報の整理大変だろうしな。


「じゃあ、ジュリア、1ヶ月の間だ

 君はドリーズさんから話を聞いて

 資料を纏めておいてくれないかな?」

「うん、任せて騎士団長、そっちも頑張ってね」

「あぁ、安全は任せてくれ」


その会話の後、俺達はそれぞれの国に戻った。

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