表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
73/105

戦いの会議

「では、会議は私の主導で行なおう」

「あぁ、異存はねぇよ、シャナ」

「えぇ、私も異存はありませんわ」

「同じく、シャナに任せれば確実だし」

「私も異存はありません、

 よろしくお願いします、シャナ殿」


この五ヶ国騎士団長達全員

シャナが仕切ることに異存はないようだ。

やはり1番はシャナであるのは確定で

本人達は2番目が重要だと思ってるんだろう。


「ではまず、マグナ殿の為に地図を見せましょう」

「お、悪いな、俺は地形よく分かんなかったし」


俺はあまり詳しくないからな。

そりゃ、適当に歩き回ってたには歩き回ってたが

ここに何があるとか興味無く歩いてたし。

国の場所すら分かってなかったからな。


「まずはこれがこの辺り周辺の地図。

 そうですね、名称としてはバシテーク地域」

「ふーん」


名称はこの際どうでも良いと言えるが

ふーん、バスロミアから南西にギルフェリー国

南東に進むとラングレー国が点在してる。

少し北西側に向えばビスティック国

北東に向った場合はシャンデルナがあるのか。


で、他の四ヶ国が

バスロミアに向おうとした場合

大した障害などは無いが


ビスティック国からラングレーに向う場合は

死の谷と呼ばれる谷があって難しく

バスロミアを経由しないと面倒と。


で、シャンデルナから

ギルフェリー国へ向う場合も

バスロミアを経由して進まないと

遮断の山と言われる山に阻まれて

向うのは難しくなるって事か。


シャンデルナとビスティックも

直接向うにはまた面倒で

直接向う場合、死現の森とは違う森

名称は夢幻の森という、霧がヤバいくらい出てる

森を抜けないと進むのが難しいと。


で、ラングレーとギルフェリーで

直接行き来する場合は死現の森が邪魔になる。


更に北側は拒絶の山脈という山々が連なってて

その山々に阻まれて向こう側に行くのが難しいと。

南の方も同じく拒絶の山脈と言う山々がある。

こう見ると、ここら辺完全に覆われてるんだな。

で、東側は海、西側も海になってるみたいだ。


北か南の拒絶の山脈を越えていけば

一応、国がある事は分かってるみたいだが

拒絶の山脈を避ける道は見付かってないみたいだし

街道の整備も何も出来てないらしい。


「ふーん、この五ヶ国と直接行き来出来るのは

 バスロミアだけなのか。他はバスロミアを

 経由して行かないと移動が面倒と」

「そうよ、大国と言われるだけあるわよねバスロミア。

 私もバスロミア出身だから五ヶ国巡れたと言えるし」

「えぇ、バスロミアは非常に裕福な国なのですわ。

 更に同盟国の中心としての信頼は厚いのですの」

「更にバスロミアは軍事力にも優れてやがる。

 ビスティック国程じゃ無いにせよ戦力は多い。

 更に兵の練度で言えば随一と言える。

 そこはシャナがいるし当然と言えるがな」


やっぱり大国って言うだけあるなぁ、ここ。

実際、貧富の差も少ない気がするしな。


「しかし狭いなぁ、世界」

「拒絶の山脈の向こう側に国があるのが分かっても

 安定して伺う手段は分かりませんからね。

 特に拒絶の山脈はドラゴンの住処ですし」

「うむ、儂の部下もここを根城にしておる者が多い」

「それは何故ですか?」

「うむ、風が気持ちよいからじゃ」

「凄く安直な理由だな」

「高いところは良いぞ? 広々として気分が良い。

 更に風も気持ちいいのじゃ、隙が無かろう」


まぁうん、最初にドリーズが来たときも

屋上が良いとか言ってたからなぁ。


「因みに儂の部下は拒絶の山脈の向こう側にもおる」

「な、なる程……」

「で、この死の谷じゃな、ここがドラグリンの住処じゃ」

「ドラグリン、あの小さなドラゴンですか」

「うむ、小型となり移動速度に特化した種じゃ。

 過去、死の谷に叩き落とされ

 這い上がれなかった子のドラゴンが


 死の谷で生き残り、更に繁殖した事で

 新たな種として繁栄した種じゃな。

 儂は子を谷に落とすのは愚行じゃと思うのじゃが

 強すぎる生物は、あまり多すぎても良くない」


ライオンみたいな生態なんだな、流石ドラゴン。

這い上がれなかったドラゴンも谷で繁殖して

更に新しい種になってるんだし根性ヤベぇな。


「ど、ドラゴンのなれの果てがあの小型の奴らなんだ。

 あいつら倒すの大変だから嫌なんだけど」

「うぬらはドラグリンを落とせると?」

「う、うん、銃を発展させてるからね。

 主にドラグリンを倒すために。

 爆弾矢とかも作ってたりするしさ」


へぇ、シャナの銃はラングレーだったんだな。


「爆弾矢はラングレーの矢だったのですね」

「そ、知らなかったでしょ。

 輸出とかしてないからね

 他国には必要無いかなと思ってたし。

 でもさ、ドラグリンもあなたの部下なの?」

「うむ、儂の部下じゃ」

「じゃ、じゃあ、攻撃しないで欲しいというか。

 死の谷で採掘してるときに危ないし」

「それは縄張りを掛けた戦いじゃ。

 儂は口を挟まぬ」

「で、ですよねー」

「そもそも、何故人の資源採取等の為に

 儂らが身を引かねばならぬ。

 道を作りたいからと言う理由なれば

 まだ妥協はする、道がなければ地上しか歩けぬ

 主ら人間は窮屈な鳥籠に

 囚われることになるからのぅ

 

 じゃが、資源採取などと言う

 人の傲慢な行動に対して譲歩はせぬ。

 その場に先に住み着き巣を作ったのは

 主らでは無い、奴らなのじゃからな」

「はい、済みませんでした……」


結構怒られて、ジーニスががっくりしてる。

そりゃまぁ、上手く交渉できれば

資源確保楽になるだろうからな。

だが、下手に行ってキレられたら

そりゃ国の危機だからあまり言えねぇと。


「まぁ人は出来れば殺すなと命じてはおる

 死者などは出ておらぬじゃろう?」

「う、うん、死者は凄く少ない……」

「下手に人類と敵対すると面倒じゃからな。

 明確に敵対し、主らが儂らに抗おうとすれば

 儂らは主らを滅ぼすしか無いのじゃよ。

 部下の命には代えられぬからのぅ」

「……」

「じゃから、主らの銃が貧弱なのは良い事じゃ。

 主らに殺されたドラグリンの報告は無いからのぅ」

「そ、そう……威力は上げない方が良いんだね」

「うむ、攻撃は構わぬ、痛い思いをさせて

 一時的に撤退させる程度ならば何も言わぬ。

 じゃが、殺したとなれば話は別じゃからな」


攻撃されるのは問題ないが

殺された場合は容赦しないって事か。


「じゃぁ、俺がドラゴン殺さなかったのは正解だったか」

「う、うーむ、お主が儂の部下を殺した場合は

 儂は何も言わぬと思うのぅ……」

「何で?」

「お主と敵対するわけには行かぬからじゃ! 分かれ!

 お主と敵対した場合、部下全員で挑むしか無いのじゃ!

 しかも、全員で挑んでも全滅する可能性の方が高い!

 と言うか! 九割以上の確率で全滅じゃ!」

「言い過ぎだろ、俺は別に俺だけに絡んだ場合は

 無駄に相手を殺す事はねぇからな。

 いや、全力攻撃されてたら手加減すると

 被害が出るだろうから、ガチで殺しにいくか」

「絶対に部下を殺されても反旗を翻せぬな。

 まぁ、儂の部下は1人もお主に殺されておらぬし

 そのまま殺さないで居て欲しいのじゃ」

「殺さねぇよ、懐いてる動物を殺す奴はそう居ねぇ」

「そうじゃな、儂の部下は総じてお主に懐いておるしな」


最初襲撃されたときは焦ったが殺さなかったんだよな。

理由は別に大して殺意を感じなかったからかな。

俺が仕留めてきた魔物は大体殺意あるからな。

そう言う奴は結構殺してるが、殺意無いなら殺す事はねぇ。


「全く、まぁマグナは例外中の例外じゃからな。

 主らが部下を殺した場合は復讐する可能性がある。

 可能ならば殺さぬ事を勧めるのじゃ」

「はい、やりません……国王様に進言します」

「わ、私も皇王様に進言しますわ……」

「私も領主様に進言します」

「てか、襲撃してこないで欲しいんだが……」

「そうですね、あの時は死ぬかと思いました」

「あれは戦力を上げすぎるなと言う忠告じゃ。

 シャナ1人に負けたというのは驚きではあるがのぅ。

 凄い人間を見つけたという話は聞いたが」

「死にかけましたけどね……私も」

「死にかけだろうとタイマンで撃退出来るのは異常だろ」


その伝説があるから、シャナが最強である事に対し

他国の騎士団長達は異論はないって事なんだな。


「しかしだ、その……ドリーズだったか」

「うむ、どうした?」

「さっきマグナさんに言ってた事は……マジなのか?」

「何がじゃ?」

「いや、ドラゴン全員で挑んでも9割負けるとか」

「うむ、冗談じゃ」

「そ、そうか、流石に冗談だよな」

「本当は確実に負ける」

「そこが冗談なのかよ!?」

「そうじゃよ? 勝てるわけ無かろう?

 儂の爪や牙を受けてもこやつ無傷じゃからな?

 儂の全てを賭した全身全霊の一撃を持ってしても

 手加減しておるこやつに

 かすり傷しか与えられぬのじゃぞ?


 ドラゴンの中で最強である儂が手も足も出ぬ相手に

 部下を全て束ねて挑んだところで

 傷を与えられるはずも無かろう?」


あ-、そうだな、考えてみりゃそうだよなぁ。

俺はドリーズ相手に手加減して勝ってるからな。

本気の本気を出したらどうなるか分からねぇや。


「と言うかじゃ、群れたところで

 シルフにやられるだけじゃし、勝てる要素は皆無じゃ」

「し、シルフさんは、その……

 純白で美しい髪の毛を持つ可愛い女の子ですわよね?」

「ん、私がシルフ、そう言えば自己紹介してなかった。

 私はにーにの妹……よろしく」

「あ、よろしくですわ、所でそのピースサインは?」

「可愛いでしょ?」

「確かに可愛いですわね、所で何故無表情に」

「え? 満面の笑顔だけど」

「何処が……え?」


やっぱり俺以外には

シルフの表情変化は分かりにくいらしい。

だが、満面の笑顔と言ってるが、

そこまで笑ってないな。

ちょっとだけ笑ってる程度だ。


「……信じられないんだけど、

 そうなの? 凄いの? その子」

「シルフちゃんの魔法適性はシャンデルナ様以上なの」

「しゃ、シャンデルナって、

 お前らの所の賢者だろ!?

 最高の魔法使い以上って、

 おかしくねぇか!?」

「いえ、事実です。確認もしてます」

「全適性X以上で、火、氷、特属性がZランク。

 前代未聞の天才魔法使いなんだよ、シルフちゃん」

「ん、凄いでしょ、……自覚無いけど」

「マグナの隣におれば大体そうなるのじゃ」


結構言われてる言葉だな、これは。

そりゃな、俺は最強だからな。


「じゃから、マグナ達がおれば大体どうにでもなる。

 じゃが、主らが何もしないのは認めぬと言う事じゃ」

「は、はぁ……何か実感できないけど……」

「その内実感できよう、今は戦略じゃろ?」

「そ、そうだな、脱線しすぎた」


俺の話題になると大体話が脱線するからな。

色々と規格外だから何だろう。

やっぱり周りが滅茶苦茶興味を出して質問してくる。

いや、興味というか焦ってる感じだけど。


「ま、まぁある程度の地形は分かりましたね」

「あぁ、俺も理解はしたぜ」

「で、現状ゴブリンが出て来てるのはこの死現の森」

「あぁ、それはよく分かってる」

「現在、死現の森でマグナ殿が作った蛇の道は

 このような形になってます」


シャナが死現の森にいくらかの戦を引いた。

ちょっとやり過ぎたんだな、結構広い道になってる。


「この道は相当数の軍隊を歩ませる事が出来る位には

 広い道になってます」

「そ、そうだな、マジでやりすぎたなぁ」

「で、私達バスロミア、シャンデルナ、ビスティックは

 バスロミアに軍隊を集中させた後に

 一斉にこの蛇の道へ向けて進んでいきます。


 この決行日同時にラングレーとギルフェリーが

 同時に兵力を進め、東と西からの探索。

 大きなゴブリン部隊と遭遇した場合、

 信号弾を撃って貰う形になります。

 蛇の道からであれば、信号弾を目視は可能でしょう」


結構広くなってるからだろうなぁ。

しかし信号弾ねぇ、ラングレーの技術か?


「信号弾はラングレーの技術か?」

「いえ、ビスティック国の技術ですね」

「あぁ、ビスティック国は兵力が多いから

 意思疎通手段が無いと瓦解するんだ。

 だから信号弾を作ったんだ」

「へぇ、流石軍事国家」


やっぱり国によって色々違うんだなぁ。


「ふむ、では南側はドラグリンを用いて探索じゃ。

 信号弾等の発見をすれば、

 その場に何体かのドラグリンを向わせ

 ゴブリン共の本隊を発見した場合は

 蛇の道へ合流するように指示をしておこう」

「意思疎通などは」

「蛇の道に向う本隊には儂が合流しよう。

 ……所で、シルフよ」

「何?」

「マグナと別行動は」

「やだ」

「うむ、そうじゃよな」


俺もシルフが居ねぇのは恐いからな。

やっぱり絶対に守れる範囲内にシルフは居て欲しい。


「であれば、本隊がおる可能性が高いと思われる

 西側はマグナとシルフが向うのじゃ。

 ギルフェリーと合流して行動した方が良かろう」

「そうですね、西側に本隊が居る可能性があるなら

 マグナ殿とシルフ殿が居れば心強いでしょう。

 なら、東側は私とフェイトが向うべきですね」

「うむ、儂もその方が良いと思う」

「じゃあ、本隊の指揮は俺が取れば良いのか?

 あんたはどう思う? リーデルフォン」

「えぇ、シャーリス殿の方が兵の指揮は得意でしょう。

 ですが、私からも進言をしてもよろしいでしょうか」

「何だ?」

「東側にジュリアを配置するのは如何でしょうか」

「え? あ、あたし?」

「あぁ、君の回復魔法は非常に有用だからね。

 シャナさんかフェイトさんに万が一があれば大変だ。

 有事の際に即座に対応出来るのは重要だと思う。

 それに、君の火属性魔法も高い殲滅力があるしね」

「そうじゃな、確かに悪くない配置と言えよう。

 最も戦力的に不安なのは東じゃからな。

 有事の際に対処可能なジュリアは適任じゃ」

「わ、分かった」


実際、今回の配置で1番戦力が薄いのが

シャナ、フェイトが最大戦力の東だからな。

最も過剰戦力なのは言うまでも無く俺達だ。

そりゃ、俺とシルフが居る訳だからな。

大体の事はどうにでもなるだろう。

本隊はドリーズが居るしいくらでも対処可能だしよ。


「では、西はマグナ、シルフとギルフェリー国

 東はシャナ、フェイト、ジュリアとラングレー国

 中央は本隊と儂が行動する形じゃな。

 中央の指揮はシャーリスが執るという事じゃな」

「あぁ、それで戦力を分配しよう」

「じゃ、次は決行日だな、いつにするんだ?」

「作戦の隊列を組む必要があるわけだし

 1週間は欲しいかな」

「えぇ、私達も1週間は必要かと思いますわ」

「バスロミアに兵力を集めての合同訓練も必要だし

 本隊が編制出来るまで2週間は欲しいが」

「本隊が動かねば何も出来ぬからのぅ、

 ならば2週間後か」

「分かりましたわ、新しい編制ですものね」

「うん、仕方ないとしか言えないね」


そりゃまぁ、本隊を編制するのは重要項目だしな。

本隊が上手く動けなかったら同盟の意味がねぇ。


「じゃ、俺達が各国に待機するのは1週間経った後か。

 ゴブリン共が動かなきゃ良いんだがな」

「恐らくしばらくは動かぬと思うぞ。

 部下の報告では奴らも準備をしておるようじゃしな」

「なる程……マジの決戦になりそうだな」

「他愛ない争いじゃが、うぬらには重要な戦いじゃ。

 しっかりと予行練習をして被害を抑えるよう努力せよ」

「あぁ」

「そしてもうひとつ、これを守って欲しいのじゃが」

「どのような?」

「ゴブリンの女王は儂が殺す。

 主らは手を出すな、これは譲れぬ」

「……分かりました」

「マグナにもお願いするのじゃ。

 ゴブリンの女王は儂に戦わせてくれ。

 お主が遭遇した場合も儂に譲って欲しい」

「……分かったよ、部下の仇だもんな」

「ありがとう、感謝するのじゃ」


ゴブリンの女王は自分が殺すとドリーズ言ってたからな。

遭遇した場合、大人しく譲ってやろう。


「因みにゴブリンの女王ってのは

 可愛い女の子みたいな姿だったりするのか?」

「うむ、人の姿じゃ、肌の色は緑じゃが……

 もしやマグナ、その……ハーレムに入れる気か?」

「いや、それは分かんねぇなぁ」

「うぐぐ、マグナがゴブリンの女王に惚れぬよう

 祈るしか出来ぬと言う事か……」


まぁ、多分入れたいとは言わないと思うがな。

流石にドリーズの事もあるし国の事もある。

被害が甚大すぎる以上、許せる状況じゃねぇしな。


「マグナが入れたいとか言ったら了承すんの?」

「う、うむ、マグナの趣味にどうこうは言えぬが

 いや、猛反対はすると思うが……しかしのぅ

 儂はマグナの意思をどうにか出来る力は無い。

 そんな事が出来るなら、

 既に儂のろりぼでぃーに惚れさせておる」

「そう言う内輪の話は会議の後にして欲しいんだが」

「そ、そうじゃな、まだ確定ではないし良かろう。

 では、会議自体はこれで終了で良いな」

「はい、では次の会議は10日後に行ないましょう。

 それぞれの準備が何処まで完了してるかを確認し

 決行日を明確に決めようかと思いますので」

「分かりましたわ」

「了解、忙しくなるね」

「ジュリア、資料は出来たかな?」

「うん、バッチリだよ騎士団長!」

「じゃあ、10日後までにバスロミアで資料を

 より詳細にして纏めておいてくれるかな?」

「分かったよ、でもバスロミアで良いの?」

「うん、マグナさんもここで準備するだろうからね」

「はーい」

「じゃ、一時解散だな、3日で軍編制して

 2日でバスロミア合流を目指すか」


それぞれの騎士団長達が席を立ち、帰っていった。

俺達は早速自分達の家に戻る。

久々だな、ここの家に戻るの。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ