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陰キャが異世界で無双してみた  作者: するめ狂い
陰キャ他国編
72/117

陰キャVSキノニアその4

「さ、最強の技……?」

「そうよ。でも物凄く時間が掛かるのよ」

「もしかして技を混ぜる奴では……それだともし倒しきれなかった時大変じゃないですか!」

影虎はロゴス戦の時にエルドレットが戦闘不能になり大変だった事を思い出す。


だがエルドレットは首を横に振って影虎に言った。

「その技じゃないわよ。でも今から使う技も確かに使ったら大変な事になるわ。だけど多分倒しきれると思うわ」

「成程、分かりました……じゃあお願いします! ミコモ、萌葱さん、リトテ、攻撃を仕掛けるぞ!」

「言われなくても分かってるわよ」

「はいはい~。ミコモちゃんとの連携なら反霊小町が要るな」

「ええ!? オレも!?」

「じゃあ、頼んだわよ!」


そうして影虎達はキノニアに立ち向かった。

エルドレットはレイピアを腰から抜いて構え、霊力を籠めている。

「ふん、何が最強の技だ……自然に帰れ帰れ帰れぇ!」

「させない!」

キノニアが出した爆弾を反霊小町で集める萌葱。

「そのおもちゃで私の爆弾を集めてどうする気だ? ははははは!」

「こうするんだよ!」

萌葱は爆弾をキノニアの方へ投げ返す。

「おっと危ない」

だがキノニアは返された爆弾をひらりとかわした。


(あいつ今爆弾を避けたぞ……という事はあいつが爆弾を食らったらダメージを食らうって訳だな……これは利用できるかもしれない)

影虎はキノニアの行動を見てそう推測する。

そして側に居たリトテに小銭を大量に渡す。


「リトテお前さっき意外と活躍してたから戦闘員に昇格な。行って来い」

「ええ~! そんな!」

「援護くらい出来るだろ。行って来いよ。じゃないと今夜の晩飯抜きにするぞ」

「うう……兄貴に言われちゃ仕方ない……行くか……」


トボトボと出陣するリトテ。

影虎も隠行を再び発動させて不意打ちを狙う。

「魔喰!」

「ぐあっ! ち、力が……」

ミコモがキノニアに魔喰を行使し、霊力を吸い取る。

そこにリトテが追討ちを掛ける。

「ーーー火霊術封印護石、解!」

リトテが影虎から貰った小銭で買った物は火の霊術が封じ込められている石。

お札を剥がす事により霊術と同等の効果が得られるのだ。

主に護身用として人気の一品である。

拳大の火の玉がキノニアの体を焦がす。


「ぐああああ!」

「やっぱりやるじゃんお前。今後ともよろしく」

影虎はそうリトテを褒め、キノニアに技を放つ。

「今度は成功させるぞ………霧双突き!」

影虎の姿を認識出来ていないキノニアは直接攻撃を食らった。


「ぐっ……やるな貴様等……もう手加減はせんぞ! 自然に帰れ!」

キノニアが爆弾をミコモに投げつける。

「あぐっ……」

ミコモは爆発を受けて吹き飛ばされてしまった。

「うわこんだけやってもまだ余力があるのか……って体力あんまり減ってないじゃん! 嘘でしょ!?」

「マジかよ……」

萌葱がキノニアの体力を見てそうぼやいた。


「まだまだ行くぞ! 自然に帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ!」

キノニアが爆弾を大量に生み出す。

「こ、こんな量出されたら反霊小町でも処理できない! 不味い……」

「大丈夫ですよ萌葱さん」

「え?」

投げられた爆弾は全て萌葱の脇を通り過ぎていく。


「蜃気楼……切った回数だけ視覚を狂わせる能力です……」

「おおやるじゃん!」

「私の爆弾が……すり抜けた!? もしやこれは先代勇者の技、蜃気楼か! それなら……」

キノニアはそう驚きつつも爆弾を出鱈目に投げ続ける。

「下手な鉄砲数打ちゃ当たる、だ。とっとと自然に帰れ!」

「また対策取られた……クソッ、ここは耐えるしかない!」

「爆弾を食べないと……うっ、そろそろ胃袋が……」


影虎と萌葱は爆弾を処理しつつももうじき満腹になりつつあった。

原因はそう、あの料理の罠を避けた時に食べた食料だ。

この大量の爆弾をうかつにそこらに弾いてはかえって危険である。

リトテも居るには居るが、彼は今ミコモに傷薬を使っている。

「やばい……もう吐きそうだ……これ以上は処理できない!」

「わ、私も……」

二人が限界を迎えていたその時―――


「準備が整ったわ! 下がって!」

「エルさん! 良かった助かった……」

レイピアにありったけの霊力を注ぎこんだエルドレットが二人にそう言う。

二人はほっと安心してすぐさまキノニアから離れた。


「あ、ちょっと影虎君、リトテはもしエルさんの技に巻き込まれたりしたら危ないから私の霊術で旅館に転送しておいた方が良いんじゃないかな」

「た、確かにこれだけの霊力ならそうですね……お願いしますね」

「え……ちょ……」

「ーーー風結」

萌葱がリトテを旅館に送る。

リトテはシュン……と風に運ばれていった。

エルドレットは皆の安全を確認して、技を放つ姿勢を取る。


「師匠には本当に肝心な時にだけ使えって念を押されてたこの技……ついに使う時が来たわね……」

エルドレットはぽつりと感慨深く呟いてレイピアを地面に刺し、凝縮した霊力を地面に伝わらせる。

その霊力が巨大な八芒星を描き、目映く光り出した。

「ーーーーー最終奥義、霊剣天叢雲!!!」

「これは不味い! 逃げなければ!」

「ーーー霊剣草薙!」

「な!?」

「逃がさないぜ」

逃げようとするキノニアを影虎が阻止する。

そして八芒星が更に輝きを増し、巨大な斬撃がキノニアの体を貫く。

「こ、この私が―――」

途轍もない光と衝撃が辺りに齎された。







ようやく多忙の時期が過ぎた為毎日投稿を再開致します。

ご迷惑をお掛けしました。

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