第四部 ビートシートメソッド
続きましてご用意していただきたい教科書が、『SAVE THE CATの法則で売れる小説を書く(ジェシカ・ブロディ著)』です。重ね重ねになりますが、インターネット社会ですので、お持ちでない方は『ビートシートメソッド』を検索してみましょう。これもまた、ストーリーを書くためのテンプレートです。ハリウッド映画などはこのシステムを用いて脚本が書かれていると言います。ビートシートがヒーローズ・ジャーニーと異なる点は、もう少し話を詳細に考えられる点と、ヒーローズ・ジャーニーが古典的であるのに対し、ビートシートは現代的であるという点です。ただ、モリがこの順序でテンプレートを勧めているのは、ヒーローズ・ジャーニーのほうが圧倒的に考えるのが簡単だからです。何もない状態でビートシートに立ち向かうのは難しいですが、ヒーローズ・ジャーニーを元に、ビートシートを起こすのは幾分楽な作業です。それでもどうしたら良いかわからない、という方には、『charasuji』というウェブサイトをおすすめします。こちらのウェブサイトでは、ビートシートをオンラインで、しかもヘルプつきで制作できるようになっています。ちなみに、モリは回し者ではありません。大変お世話になったウェブサイトですので、回し者でありたいぐらいです。では、お手元のヒーローズ・ジャーニーを元に、ビートシートを埋めていきましょう。ここが一番難しいところです。ここで作業を完遂できないようであれば、小説は恐らく書けないと言って良いでしょう。
ビートシートは埋まりましたか? しかし、これでまだ終わりではありません。