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三頭と二十三人への転生記  作者: 水渡
第一章 始まり
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第6話 説明3

続続・説明&会話回

そろそろ、説明回を終わらしたい…

「どうゆう事?? 竜になって、しかも、受け継いだ力を使って未来まで守ってほしいものって?」

「そうです。それに神竜と呼ばれるくらいの力があるんなら自分で守れるのではないのですか?」

 風鳥さんの言葉に海音寺さんも続く。


「ええ。本来なら自分で守ります。ですが、今回はそうはいかないのです」

「何故?」

「この先の説明がその質問の答えとなります。ですから、今は説明を聞いてください」

 

この言葉に三人共頷く。


「ありがとうございます。私が守ってほしいもの、それは、ある星です」

「星?」

「ええ、星です。そして、あなたたちにとってもこれから先に縁が出来る星です」


「まさか……」

海音寺さんが何かに気づいたようだ。


「その星に生まれるのですか……、私たちの元クラスメートが……」

「はい、そうです」

「「!!」」 

「まあ、最も生まれるのは後数十億年先の話ですが……」

「そんな……、じゃあ私たちはもう皆とは会えないの?」 

風鳥さんは深い悲しみの表情をしていた。

「神竜さん、あなたが俺たちを過去に連れてきたのなら逆に未来に送ることもできるんじゃないのか?」

「それは、できません。あなたたちは気づいていないでしょうがもうあなたたちはほとんど受肉、つまり転生が完了しかけています。魂という実体を持ってないものだからこそ、この時代に来れたのであって、実体がある場合そんな長い時間を渡るなど、私の魔力量をもってしても無理です。なにより、実体を持つものに対しては世界がその異常を正そうと修正力を働かせるため、強制的に元の時代に戻されるからです」

「そんな……」

 この言葉には海音寺さんも気を落とした。



「とゆうか、なにか皆さん勘違いされていませんか?」

 皆とはもう会えないと思い、落ち込んでいた俺たちにそんな言葉がかけられた。


「勘違い?なんのことだ?だってもう、俺たちはこの時代で竜として生を受けるんだろう。いくら竜とはいえ数十億年なんて時を生きることなどできないだろうし。だから、俺たちはもう、あいつらには会えないと……」

「それが、勘違いなんです。確かに普通の竜ならば到底無理です。しかし、あなたたちはこの神竜の力を受け継ぎし竜。神の竜の血を引く竜に寿命なんてありませんよ」

「うそ……、じゃあ……」

「はい、あなたたちが星をしっかりと守っていけば、かなり時間はかかりますが会えますよ。彼らは前世の記憶も持っているのでだい……」

「やっっったーーーーーーーーーーーーーー!!!!」 神竜の言葉をさえぎる形で風鳥さんのテンションが爆発した。


…………………………………風鳥さんのテンション大爆発が収まるまで数分かかった。


「ごほん。え~、とりあえず落ち着いてもらったところで最も大事な事を話します。よろしいですか?」

「す、すいません……お待たせしました……」

「それでは話の続きを。何故、あなたたちを過去に連れてきたのかといえば百年後にその星を巡って私と闇竜と呼ばれている竜がその星を巡って争うからです」

「「「?」」」

「実はその星は、まだ存在しておらずおよそ百年後に誕生します。そして、その星を守ろうとする私と消そうとする闇竜が争うのです……。その戦い自体には私が勝ちますが、その戦いで私は力のほとんどを使い果たしてしまい、すさまじい時間を眠りについてしまいます。ですが、そこまでは特に問題ではありません。むしろ問題なのは……

「ちょっとまって。なんで未来の事がそんなに詳しく分かるの?まるで見てきたように……」


「それは簡単な事です。私が未来視が出来るからですよ」 

 

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