第5話 説明2
続・説明回
早く説明回を終わらしたいけど、もう少しかかる予感
「そして、ここからが本題です。さっきわたしが、あなたたち以外もこの世界に転生します、と未来形で言った理由も関わってきます」
お、ちょうどそこが気になったんだ。
「実はいま私たちがいるのはあなたたちにとってみれば過去なのです」
「「「?」」」
「理解できないのも無理はないでしょう。それだけ、非常識なことをした覚えはあります。簡単に言えば過去へとタイムスリップさせたのです。私が」
「「「ちょっと、待て!!」」」
ハモッた。すごいきれいに。……いや、まてそれどころじゃない。
過去にタイムスリップ?そんなこと出来るわけが……。だけど竜がいるという時点で常識なんか当てには……
「まだ混乱しているのは分かります。ですが、話の続きをしたいのです。なにせあまり時間が無いので」
「時間が無い?」
「そうです。なので続けます。本来ならあなたたちも他の人と同じ時代に転生するはずでした。が、私はそれに介入、条件にあう魂を探し、タイムスリップさせました。それがあなたたちです」
「条件?」
「はい。その条件とは、私の力を受け継いでも壊れない強い魂ということです」
「受け継ぐ?」
「そう。受け継いでもらいたいのです。この神竜ライトニアの子として、竜に転生して」
「へ? 竜になるの私たち!?」
「はい。そして、遠い遠い未来まで守ってほしいものがあるのです。その力を使って」