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三頭と二十三人への転生記  作者: 水渡
第一章 始まり
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第2話 転生へ

 バスに戻ると、「遅いよ。森下君」といって声をかけてきたのは、クラス委員の海音寺あずさだ。

 

 彼女は、とにかく真面目といった感じの人だ。髪型は肩の所で整え、眼鏡をかけていて大抵いつも本を読んでいる。

 だけど、別に本が友達というわけでもなく、友達もいて、真面目一辺倒でとっつきにくいというわけでもない。

 また、成績も良く教師からの信頼も厚い、ザ・クラス委員といった感じの女子だ。

 

 「ごめん、海音寺さん。次は気を付けるよ」 

 

 そう言いながら座席に戻る。既に隣の席に座っていた勇からは、「ははは、海音寺に怒られてやがる」といじられたので、軽く殴る。

 

 そして、バスは出発した。

 


 しばらく、進んで山道に入ると急に土砂降りになった。かなりの雨量で、前を走る四組のバスすらほとんど見えないほどの雨だった。

 

 「すっげぇ~、雨だな」と勇が言う。「うん、確かにね~」と返す。はっきり言って座席が隣同士のこの距離でもほとんど声が聞こえづらいほどの雨音だ。

 「こういう状況ってさ、よく小説とかで主人公が死んで異世界転生するたための導入部分に似てるよな~」

 「おい勇、そういうの死亡フラグってい……


 ゴゴゴゴゴォォォォォォォォ………… 


 その時だった。上からすごい音がした。

 隣同士でも声がほとんど聞こえなくなるような雨の中、はっきりと。

 反射的に上をみると段々とつぶれてくる天井。

 

 「あっ……」 俺につられて上を見た勇の口からはそんな声が漏れた聞こえた気がした。

 

 そして、その直後俺たちは潰された。

この次で、やっと転生…

きりをよくするためかなり短いです。

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