謎めいた男、チェリーが語る 魔法と人間の物語
ーーこの物語のメインステージは2068年。2050年から、一部で魔力を持って産まれた赤子が発見された。何者によってもたらされたのか、そして何故一部の赤子なのか、というのは18年経った今でもはっきりとはわかっていない。
時は変わり2250年。この時代は魔法が研究され、また新たに生み出され、と発展していた。ほとんどの者が魔法を持ち、国を、組織を守るものとして、ミサイル使いの軍隊よりも信頼されている。平和に導いてくれる者たちとしてとして。
宗教の根は浅くなり、それによる紛争はなくなった。警察が必要ないレベルの喧嘩しか起こらない。
世界は白羽と黒羽の大きな2つの組織に分けられていると言っていい。互いに魔法を鍛え上げ対立し、領土を奪い合った。白羽のトップである白土 浩司は「我々は世界を1つにすべく戦う。黒羽は悪と見なし、滅するべし。」と、一方、黒羽のトップであるフィリップ・B・サイモンは「純白な世界を創るなどと、古典的な概念を持つ白羽を壊す。そうすれば世界はより平和になるのだ。」と、演説した。2250年、1月5日のことである。
その裏で、また別の組織がゆっくりと動き始めていることは、ほとんどの者が知らない。
……あぁすいません、申し遅れましたね。私、チェリーと言います。どうぞ、お見知りおきを。因みに、チェリーは本名ではありません。
さて、赤子と200年後の魔法使いたちや、その時代の組織とはどんな関係があるのだろうと、気になるでしょう?気になりますよね?私が聞かせて差し上げましょう。
さぁ、目を閉じて、心を委ねてください。あなたを素敵な物語へとお導きいたします。
時は変わり2250年。この時代は魔法が研究され、また新たに生み出され、と発展していた。ほとんどの者が魔法を持ち、国を、組織を守るものとして、ミサイル使いの軍隊よりも信頼されている。平和に導いてくれる者たちとしてとして。
宗教の根は浅くなり、それによる紛争はなくなった。警察が必要ないレベルの喧嘩しか起こらない。
世界は白羽と黒羽の大きな2つの組織に分けられていると言っていい。互いに魔法を鍛え上げ対立し、領土を奪い合った。白羽のトップである白土 浩司は「我々は世界を1つにすべく戦う。黒羽は悪と見なし、滅するべし。」と、一方、黒羽のトップであるフィリップ・B・サイモンは「純白な世界を創るなどと、古典的な概念を持つ白羽を壊す。そうすれば世界はより平和になるのだ。」と、演説した。2250年、1月5日のことである。
その裏で、また別の組織がゆっくりと動き始めていることは、ほとんどの者が知らない。
……あぁすいません、申し遅れましたね。私、チェリーと言います。どうぞ、お見知りおきを。因みに、チェリーは本名ではありません。
さて、赤子と200年後の魔法使いたちや、その時代の組織とはどんな関係があるのだろうと、気になるでしょう?気になりますよね?私が聞かせて差し上げましょう。
さぁ、目を閉じて、心を委ねてください。あなたを素敵な物語へとお導きいたします。