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紫苑

作者: 古川

良かったよ。

ここに来て。


君がいる場所に。

 嬉しい。

 苦しい。


時々思い出している。


息も忘れるような、竜胆の楽園を歩いたこと。

夕日いっぱいに恋していたこと。

冷たい雨に隠れて泣いていたこと。

はじめて下駄を履いたこと。

ゆらめく暑い昼下がりを走って帰ったこと。     

かげのよく映る空。

わたしの手を握って去っていった風。


どこまでも深く遠い山並みが、まだ綺麗に見えるような気がしてる。


君が心を委ねる場所は、涙で満たされていた、

美しい町。

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