000.どう考える?
もし、もしもだ。
突然、自分が余命宣告を受けたらどう思う?
絶望、悲しみ、恐怖……いっぱいあるだろう。
……答えは問いかけている自分でさえわからない。でも、もしそうなったらまず理解ができないんじゃないだろうか。受け止められないのかも。
……うん、やっぱわからない。
じゃあ、もしも身近にそんな人が居たらどうだろ。
自分の命が持つ時間を突き付けられ、常に死を覚悟しながら生活する”人”がそこに居たらどうだろう。
同情するのか? それとも関りを避けるのか? 何をしたらいいのか、どう気遣えばいいのか。
僕もわからなかった。どうすれば”僕たち”にとって”幸せ”なのか、そして”彼女”にとって”幸せ”だったのか。今もまだ考える。
幸せを探しに行こう、彼女は最初と最後にそういった。
これは僕と、とある事情を持つ仲間たちが一生懸命生き抜いた物語。みんなで”幸せ”を探した物語――
たまき:「よーし貯めこんでいたハピネスシリーズこれで出陣だ!!」
翔:「いや、それはいいんだけどよ。あんた受験どした」
たまき:「うるさいうるさいうるさいうるさい! 文句あるなら1話目でバットエンドにすんぞ!!」
翔:「はいはい。なんか知らんけど Happinessーハピネスー はシリーズになるらしいのでよろしく。また、同作者の作品、オタクで変人なPC部員は、異世界で冒険者になったら器用○○でした!?~素だと弱いけど、物質変換魔法で最強です~ もよろしく!」
たまき:「おいコラ私のセリフ奪うな」