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《紅蓮の魔女と契約者》

起承転結は思いついてるんですけど、細かいことを設定していくとボロが出そうで怖いなぁ。と思いながら書いてます。


ま、ボロでたとろこで、自分用みたいな小説なんで別に構いやしないの...かも?

メアリーと合流する為、廊下の先をすすみ目的地へ向かう道中。

見張りの敵の兵士たちの話し声が聞こえ足を止めた。

正直少しでも情報が欲しい。


『銃声、止んだな..』

『なぁ、未だに首相2人を抑えに行った奴らからの連絡が無いんだが、何時になったらここから撤退できるんだ?』


楊が忍足で進もうとしたのを引き止めて、俺たちは息を潜めて会話を聞くことにした。

『確かになぁ、警備隊くらいなら軽く薙ぎ払える装備持っていったのになぁ。』

『あぁ、いくら何でも屋内で無反動砲2門は大袈裟過ぎるよな。』

『ガキ共2人の方からも一切連絡ねぇし。もしかして嬲ってるんじゃねぇの?..』


『お前考えることえげつねぇな、まぁ俺らの中には鬱憤溜め込んでるヤツがいるから分からなくもねぇけど。』


首相2人を護衛しているメアリーの所にロケット砲をもった兵士が2人向かった....?

いくら何でも火力がありすぎる。

こいつらはメアリーが首相な護衛に着いていることを知らないみたいだが、指揮を取ってるやつには情報が筒抜けらしい。


『恋、どうするの?』


『ん?あぁ、』


目標の競技場アリーナのVIP席は2階に、

俺と楊が寝ていた保健室は1階の別棟にあった。


今は競技場アリーナと別棟の接合部兼階段ホールにいた。


『さっき言った奴でいく。』


俺が提案した作戦に気乗りしない楊が口を挟む。


『それで上手くいくのか...?』


『大丈夫だ、奴らは連携はしてくるが練度があるとは思えない、まぁ見てろって。』



3人に階段横で隠れて待つように指示し、刀を構えてから俺は大きく息を吸い込んで叫んだ。


『おい!ガキ共がいるぞ、上の奴ら!手を貸せ!』


『...了解!』

案の定、声の主を確認することも無く階段を降りてきた。

俺は駆け下りてきた兵士の死角である階段の横から、1人目の兵士が2人目の視線上に来るタイミングで飛び出し自分の身を隠しつつ、1人目の兵士の鳩尾に肘鉄をいれた。


『......ガハッ!!』



『おい!どうしたっ!』

後から来た兵士は何が起きたのか気づかず駆け寄ってくる。


ダウンした兵士の影から横に飛び出し、銃を刀で跳ね飛ばしたあと階段からたたき落とした。


『グハッッ....』

俺は兵士が生きていることを確認してから皆を呼んだ。

『勝てると思ってる奴ほど油断するもんなんだな、いい経験になった。


先に進もう。』


ルークが兵士に恐る恐る近づく。


『殺しちゃったの?』


『いや軽い脳震盪を起こしただけだ。』


楊とミリアが階段を上がっていく、俺とルークもそれに続いた。


2階は意外と静かだったが、音ではなく匂いが異常を伝えてきた。


『....』

ミリアとルークが鼻をつまむ。


『焦げ臭い...いや焦げ臭さとはまた別の匂いだ...』


俺は知っている。


『...生き物の、焼けた匂いだ....』


廊下には真っ黒な何かがあちらこちらに散らばっており...近づけば人の形をしていた。


1歩踏み込んだ俺はコロン、と金属体の転がる音を聞いて下を見た。


薬莢が至る所に散らばっている。

かなりの銃撃があったと考えられる現地に足を進める。


『この襲撃ではもう誰も残っていないのでは?』

ミリアが呟いた。



部屋の前で1度止まった。

まだこの空間は「熱い」、「暑い」のではない。

これは恐らく少し前まで彼女・・がここを守っていた証拠だろう。


入口は跡形もなくなっていた。

どうも二重扉だった、ということしかわからない。


そこから見える部屋内の蛍光灯は割れており灯りはついていない。


集中し、気配を探ってみる。


『人が居る、それも複数人。』


人数まではわからなかった。

この場所の殺気のせいなのか、負の感情の溜り場になっているからなのかはわからない。


『最低でも4人は中にいる。』

楊は俺よりか正確に中にいる人数を把握していた。

問題はそれが"どちら"なのかだ。


狭い場所では刀は不利だ。

特に俺の立ち回りは機動力を織り交ぜる、部屋での戦闘は得意では無い。


そもそも俺は今、片腕は殆ど使えない。


『徒手空拳で挑むしかないか。』


覚悟を決め、部屋に入ろうと1歩踏み出す。

ふと、つま先が何かに当たり、'それ'が転がった。


少し考え込み、俺は'それ'を拾い上げる。

弾倉マガジンを抜いて残弾を確認した後、遊底スライドを引き装填されていた銃弾を取り除く。

負傷した左手で弾倉マガジンを挿入し、再び遊底スライドを引き、弾丸が装填されるのと同時にハンマーが起きたことを確認して安全装置セーフティをかけた。


どうやら故障は無く、動作するようだ


俺はその拾った自動拳銃オートマチックを懐にしまった。


『お前..銃扱えるのか....?』

楊が不安そうに聞いてきた。


『一応な。

昔究牙の修行で何度か扱ったことがあるし、撃ったこともある。』


『弓の練習で銃を使うの?』


半信半疑、といった眼差しでルークは聞いてくる。


『ああ、ウチの師匠せんせいは変わっててな、

「逐一放った矢を回収するのが面倒臭い」とか「湿度とか気温によって竹弓はしなりがかわってくる」とか挙句の果てには「銃は引き金を引くだけでいいから矢をつがえるより遥かに余計なことに気をさかなくて済む」って言いやがった。



あれは「観る」とか「見通す」とか、

要は的に必ず矢を当てるための修練で、誰かを殺めるとかそういう事のためにやった訳じゃない。』


俺も当時は教える気があるのか、と思うほどの態度だったが、一発撃ったときの"重み"が真面目にやらなければ、という緊張感をもたらしてくれた。


『いくらなんでも、馬鹿げてる。』


呆れた顔をして言い放ったヤンをスルーしてルークに答える。

『俺は今片手も使えないからな。得物(武器)は1つでも多い方がいい。』


『そっか....どうしてもダメだったら言ってね。』


何がダメなのか、お互い理解していた。

ルークは影から漆黒の大鎌を取り出した。


『広くない場所なら、僕も戦える。』


『それがお前の武器なのか?』

ヤンがルークに問うた。


『うん。でも普通の武器じゃないし、ただ斬るだけじゃないんだ。』


『...確かにタダの鎌には見えないな。何か特殊能力があるのか?』


ルークは聞かれたことに対して自慢するような様子でこう答えた。


『It's a coll...(最高にカッコイイ)!』


4人の間に沈黙が訪れる。


一瞬何言ってんだ、と心の中で思った。。


楊は

『お前、こんな状況で能天気なのかよ...』


「聞くんじゃなかった」と愚痴をこぼした。




『はぁ...』



そんな緊張感のない俺達の会話に、聞気覚えのある溜息と声が割り込んできた。


『アンタらねぇ....』


その声の主は、見間違うことの無いあの紅蓮ヴァルプルギス魔女フレイムマスターの姿だった

更新未定

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