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《紅蓮の魔女と契約者》

前回の話のまとめ、メアリーの叱咤、

やっと物語が前進する

つまりだ、要約すると


・魔素が一定値凝縮、密集したものを"魔力"という。


・大気中には"魔素"があり、これを"マナ"という


・生物の体の中には少なからず"魔力"が存在していて利用することが出来る。

この魔力を"オド"という


・魔力を用いて以下のことができる。


1, 大気中のマナ(魔素)を時間をかけて魔力に変換し、膨大な力とする"大魔法"

時間がかかるがほぼ代償を支払わず高い効果を得られる。


2, 自分の中のオドを使用して発動させることが出来る"魔術"

魔術はこの世で起こる現象には干渉されず発動できるが、発動させたものは現実に干渉される。


3,"魔術"によって世界で起こる現象、事象を引き起こしたり、利用して効果を底上げする"魔法"

これを行うには的確に周囲環境を把握する必要がある。


・魔力は心臓(魔力炉心)から生成され血液によって全身に運ばれ再び魔力炉心に戻る。この一連の流れる箇所を魔術回路と呼ぶ。


・魔術を発動したり魔力を循環させると魔力が魔素として霧散していく。

これを魔力霧散、魔術抵抗という


『っと、こんなもんか?』

話を聞きながらリュックサックに入れていたノートのメモ書きをまとめていく。

予想外にもメアリーに褒められた。


『そうね、よく纏まってるじゃない、他に質問ある?』


『そうだな~いくつかある。

まず、魔法じゃない....えぇと、魔力を使うんだから"魔力行使"って言えばいいか?

魔術とか魔法とか大魔法でもいいんだけど、魔力行使によって人の怪我を治したり、人を蘇らせたりするのか?』


メアリーは少し沈黙した。

ずっと俺を見て話をしていたその瞳が一瞬、横に逸れた。


『...できないわ。』

完全否定された、当たり前だ。

そんなこと出来るのであればこの世はとっくに生き返った亡者だらけだ。



『蘇生は絶対に出来ない。

あの世から魂引っ張り出してこれる方法があるなら別だけど。

怪我を治すのは怪我の度合いによって出来るもの出来ないものがあるわね。』


...?思ったよりまともに相手された?

てっきり『そんなこと出来るわけないでしょ?アンタバカなの?』とまで言われる覚悟をしていたんだが


『じゃあ、怪我ってどの程度まで魔力で回復とか出来るんだ?』


『...切り傷とかその辺なら、貴方達だってやった事あるわよ、赤ん坊でもできるわ。』


は?

ちょっとまて、"赤ん坊でもできる"?


『んなバカな、つまらないジョークも程々にしてくれ』


『......人間の体の中で、魔力オドはどうやって運ばれたか、思い出して。

で、貴方たちの怪我した時の傷の塞がり方にそれを絡めて考えてみなさい。』


なんか、急に突き放したような言い方するなぁ...

『運ぶって、心臓(魔力炉心)から血液によって血管を通って送られるだろ?


で、怪我した時は血が傷口から流れて、固まって瘡蓋かさぶたに...』


『そのかさぶたを魔術師、魔法使いはオドによって即座に作れる、何せ傷口から流れてくるのは純度の高い魔力なんだもの。』


あぁ、理屈としてはあってるけど、聞いてしまうとカッコ悪いなぁ。


『でも、魔力で成長を促進させたり、体内に入った毒を解毒したり、痛み止め、精神安定剤にしたりなんてできないわよ。


他はやれたとして、折れた骨の接合くらい』


『亡くなった臓器や手足を生成したりは...?』


『できない、正しくは寸分違わず同じものを用意出来なければ拒否反応で魔力暴走を引き起こして再起不能でしょう。


まぁ、自分と同じ肉体を作ることは可能ね、だからリサはクローン医学の権威、って言われるのよ』


理佐姉ぇに聞いても『お前じゃ理解出来ん』って言われたけど、

あの人説明下手だから断ったんだな?


『次、術者が死んだ後も効果が持続する魔力行使は存在するのか?

あと遠隔魔法、とか。』


『それも無理ね。

"大魔法"は魔法使いが魔素マナを集める。

"魔術"は魔術師が魔力オドを使って発動する。発動したあとは大半が世界の干渉を受けて消滅する。

"魔法"は世界の仕組みを利用するだけで同様消滅。


遠隔魔法は距離によって発動可能かどうかは変わるわ。


よくマンガとか映画で見る「魔法陣トラップ」なんてやろうとすれば魔力霧散で効果が減るなんてもんじゃなく魔力不足で発動しないから。』


『なるほどなぁ...ありがとう、大体知りたい知識が頭に入った、と思う。』


機会があればやってみたいと思っていたので残念だ。

と、するとだ、メアリーがミリアの背中の魔法陣を見て驚いたのも頷ける。

できないことが出来てしまっているんだから。

まぁ、アレは今はどうしようもないから一旦置いておこう。

正直予想以上に分かりやすかったメアリーの授業が終わり、今度は今まで黙っていたミリアが俺に質問してきた。


『白墨恋、お前の衝撃波は一体誰の技なのか教えろ』


『え?』

ミリアが真っ直ぐ冷徹な目で見てきて、俺は視線を合わせられなかった。


『恐らく、それはお前自身の能力ではない。

誰かと契約して使えるようになったものだ。


あの日の戦闘で大半の奴が威力高いと勘違いしただろうが、私は違う。

その能力はお前の類稀なる身体能力と冷静な判断力で生かされている。

実際にはそれほど強くはなく、実際は音を操る程度にしか能がない非戦闘用の能力だ。』


『...どう..して......わかった...?』

なんで、バレた?基本的に小技を最初に見せて最後の跳躍でごまかせたと思っていた。


『戦闘中の甲高い音だ、しかも音階が度々違う。強い衝撃ならもっと重い音がする。

音というのは一定の振動だ。音を操ることが振動を操ることだとすれば、衝撃にも転用できる。


仮に私の推測が当たっていたとして、本来の能力だとするならばお前はF~Jの芸術クラスに分類されている。

だが、お前は此処(Cクラス)にいる。


音を操るという能力が存分に使えず、お前自身が適した形にしたのがその衝撃波攻撃ではないのか?』


『..あぁ....お前の言う通りだよ..』

...見抜かれた、あの一戦だけで。


少なくともメアリーとルークは驚いている所からするとバレてはいなかった。


『キズナ.. とか言ったか?あれが深まればもっと威力の高い技を出すことが出来るだろう?』


『.......死んだ』


─また、昔話を─


『俺が、無力だったばっかりに...目の前で、アイツは...』


─しなくちゃ、いけ────


『はいはい、ようするに、貴方が契約者バランサーになる前に死んだのね。で契約者バランサーの権限でそのまま能力は保持された。そんなとこでしょ。』


メアリーが話を両断した。

『お前簡単に──』


『簡単な話よ!毎回毎回「誰彼は死んだ!」「俺は何も出来なかった!」「俺のせいで!」そうやって自分を恨み散らし、引きずって、その重みで潰れて。それで何?今度は他人にまであたるの?

そんな過去、アンタだけが背負ってるわけじゃないわよ!!』


逆ギレされた...?

「お前だけじゃない」... ?

『お前も誰か───』


『私の事は今関係ないわよ!


いい?助けられなかった責任や死んだ人間を背負って生きてたって罪滅ぼしにはならないわ!

目を逸らしたって同じ、なんにも思ってないヤツはクズ中のクズだけど、重みを言葉と態度で並べて語って感情を当たり散らすのはただのクソガキ』


『────お前ッ』


『今のアンタはどうなのよッ!

「助けて欲しい」って言って、頭下げて「死なせたくない」って言っておきながら死んだ人間の話を重みと一緒に持ち出して!

同じことを今回も繰り返したい?違うでしょ?


死んだ人に恨めしく思われることをしてないなら、しゃんとしなさい!』



──────────


私は知っていた。

何故なら、その現場に私は居合わせていたのだから。

去年の話、フレイムマスターになって即座の出来事だった。

テロリストによって文化交流の国際行事が悲惨な形で丸ごと施設が潰され、経験を積むという形で現場に向かった。


事が起きた瞬間がどれほど地獄だったか語る焼け焦げ炭化し、損壊し崩れかけた建物。

中にあったものは遺体、遺体、遺体。

しかも全て炭になったもの。

私は焼けた遺体は1度見たことはあったが、やはり慣れないものだった。



奇跡的にも1人生存者がいた、少年だった。

私と同い年くらいであろう彼は酷い火傷を置いながらも膝をつき、泣き崩れていた。


自分だけ生き残った事を悲しんでいるのか、大切な何かを失ったのかは分からない。

ただ、私はそれをただ見ているしか無かった。


それでも、言えることがあるとしたなら──




──────────────


『────あれは、貴方のせいではない。

それでも、何も出来なかった自分を恥と思うなら、今の貴方の思いに応えてあげなさい。』


罵倒の次は慰めの言葉だった


いつか、妹にも同じような事を言ってもらっただろうか。


『.....過去の自分を許せるのは、自分だけ...そういう事...なのか?』


『そうね、許すも許さないも自分次第だし、今すぐとはいかないでしょう。

でもとりあえず、涙を止めて、前を向くことから始めましょう?』


いつの間に泣いていたのか、横の女性からハンカチを渡される。


『ありが ......』


待て?誰だ?


2度見した、それは人形のように綺麗な顔を立ちをした、おそらく俺より背が高い金髪青眼の女性だった。


『メアリー、この人は?』


『ああ、ウチのメイドよ、名前はメリィ。』


『挨拶が遅れまして申し訳ございません。場に入るタイミングを逃してしまいました。

改めまして皆様、ご機嫌麗しゅう。メリィと申します。』


気がゆるんでいたとはいえ全く気づけなかった、一切の気配がなく、音がしなかった。

何者だコイツ


『で、メリィ?何してたの?』

『....お忘れですか?お嬢様に「来客が来るから玄関ゲート前で待機してて」と、ほんの小一時間前の出来事ですよ?』

『あぁ、そう言えばそうだった..無駄な時間を過ごさせてしまったわね、ごめんなさい。

まさかこのバカどもが窓から来るなんて思ってなかったから..正直ゲート前に直接来るんじゃないかと思って...』


いや、あの。

『女子寮は男子寮より何倍も警備が厳重なんだぞ?

どうやって正面から入るって言うんだ?』


『そこはほら、メリィが何とかしてくれると思って、まぁ過ぎた話はもういいでしょ?

で、私も聞きたい話があるのだけれど.. 』

『お嬢様』


言を区切ってそのメリィという従者は耳打ちをした。

主の話を区切るくらいだ、さぞ重要な話だろう

と思いきや、こちらに目を向けたメアリーが頭に手を当てて悩み始めた。


『あのね?恋、落ち着いて聞いて欲しいのだけど。

どうも貴方達二人(恋、ルーク)がここにいるのがバレてしまったらしいの...』


は?

思考回路ガ、イキナリショートシタ


待て、待て待て


『...マジ?』

『大真面目な話だけどバレた相手は1人なのね?

それも....ヤンの妹...』


詰み、ってヤツじゃん?


『えぇ...?!』

流石のルークもこれには──


『よかったら話し合いで解決できるかもね!』

いつも通りのノーテンキだった。



『で、貴方を名指しで「話がしたい」って言ってるわ。

どうする?』


は?

マジでルークの言った通り...いやいやそんな馬鹿な話あるか。

でも、俺が女子寮ここにいることを知っていて管理人に報告しない。

決闘前に相手が女子寮に不法侵入、というカードをここで使わない。


その意味は「重要な話があるから付き合え、ここで断ってしまえばどうなるかわかるか?」という脅しだろう。

この時点で相手に主導権を握られてしまっている為、答えはひとつしかない。


『了解、ルークは、隠れていてくれ。』


『なんだかよく分からないけど...

わかった!ミリアの影の中にいるから、いつでも呼んで』


そのノーテンキさは正直羨ましく思う。

ミリアは...もともとここが部屋なのだからいてもおかしくは無いだろう

『ミリアはそのまま待機、

メアリー、頼む』


『はいはい、

メリィ、彼女を此処へ。』


『分かりました、お嬢様。

と言いましたが、もう扉の向こうにいらっしゃいますよ。』


彼女が扉を開けた先には恐らく楊家のボディーガードであろう女性を連れ頭を下げて挨拶をする少女の姿があった。

『皆様、夜分遅くに申し訳ないです。中国から日本に来ました、ヤンメイです.....夕方は兄がご迷惑をおかけしたらしくお詫びに参りました。』


兄とは違って滅法礼儀正しい気弱な女の子、そんな第一印象だが、恐喝してまで対談をさせたのは隣のボディーガードか..それとも....


『お詫びの品を...』

考えても仕方ないか。

流石にそんな態度を取られたらテキトーな対応なんて出来ない....

当たり散らしたい訳じゃないけど...なんか調子狂うな...


俺は頭を掻きながら断った。

『いらない...お互い様だろ?

少なくともそっちにもこうして時間を取らせてるんだから。

それより、何の用だ?ただ謝りに来たわけじゃないんだろう?』


弱みを握ったのに口止めの対価を求めるどころか話をしようだなんてよっぽど大事な話だ、

恐らく利益ばかり求める中華統一連合国(中国)の差し金のジュンとは違う目的で動いているのだろう。


と思えば


『...確認したいのですが...その...

そこにいらっしゃるのは、シラズミ..レンさん...

で、いいのですよね?』


ああ、そういえば名乗ってはいなかった。

『間違いない。というかわかってて来たんだろう?なんで聞く必要がある?』


どうせ「聞いていた程凶悪そうな男には見えない」とか「弱そう」とかそんな所だろう。

が、回答は予想より斜め上をいっていた。


『ごめんなさい...実は貴方がここにいらっしゃるか、実際はわかりませんでした。』


は?

カマに上手いこと引っかかったと?

メアリーの横にいるメリィが「しまった」と言わんばかりの顔をする。


『じゃあ一か八かの賭けだったのか...』


『いえ、ここに殿方が二人・・いらっしゃることはわかりましたので....

それに盗み聞きで申し訳ございません、屋上での会話は扉の後ろで聞いておりましたので、分の悪い賭けではありませんでしたよ?』


口元を隠しながら「フフッ」と笑う仕草なんて出来のいいお嬢様そのまんまだ。


『ってことはカマかけて脅したのは...』


『私が提案しました。


申し遅れました、ミン 蘭芳ランファンと申します。

御無礼の程、ご容赦ください。』


侍女さんの差し金か.....

謝ってはいるが、まぁ、その鋭い目を見るからにアンタも楊淳の思想に近いんだろ。


『で、何の用だ、あまり時間もないんだが?』


消灯時間まで1時間....さっさと戻らなければ。


『兄を...』


『アイツがどうした?八百長ならお断りだ』


『いえ、止めていただきたいのです...』


兄を止めろだ ...?

止めるも何も国家間の話し合いで決闘って流れになったんだろ?

『...俺の一存でこの試合を棄権するわけにはいかないし..それにお前さんが止めればいいんじゃないのか?』


『いえ...そうではなく。

兄は本来優しいのですが....その麗姉様の件になると手がつけられず...

恐らく淳兄様は明日貴方を殺す気で戦いに挑むでしょう...』


ああ、そういう。

要は俺が死んだらどうやっても国家間に出来たひびは修復できなくなる、ってことか。

逆もまた然り...


『兄を恨まないでください.....淳兄様は麗姉様を慕っておりました...』


『....そんなのは俺だって同じだ。』


『.....』


沈黙、気まずさから出来たものなのか、それとも彼女(美)がただ肯定の言葉を待っているのか....



『まぁ ...委細了解した。

でも、俺に出来るのは死なない程度善戦する事くらいだぞ?』


別に楊淳を恨んじゃいないし、殺したいほど憎いわけじゃない。

どちらかと言うとその場にいて何も出来なかった自分の無力さが悲しいだけで...


でも黙ってやられるつもりはない。

アイツだってAクラスなんだ、力量がどのくらいか分からない以上手加減できない。


こちらは魔法も魔術も実は無く知識さえ急拵え。あるのは剣の技術だけ。


『いくつか....質問があるのですが...』


『..あ....あぁ?悪い、なんだ?』

考えても答えがでない、暫く置いておこう。


『貴方のお姉様、翼さんについてお聞きしたいのです..

どのような方だったのですか....?』


は?

『なんで今更?』


『国家間の関係悪化でニホンにこれず、連絡手段もなかったので今まで相談も告白も出来なかったのですが....蘭芳、アレを出してちょうだい?』


『かしこまりました、お嬢様』

美の付き人はノートPCを持ち出し、メールボックスを表示しこちらに見せてきた。


『メール...これが何...』


差出人が楊・麗、受取人は白墨翼.....

メールのやり取りは事件より1年前のもの...?

その内容は単純な日常会話といっても差し支えないものだった、これではまるで...



唖然とする俺を他所にメアリーがディスプレイを覗き見てきた。

『事件 ...いえ、御前試合以前からこの2人は知り合っていた...いえ、これは交友関係といっても差し支えないわね...』




『私は読めないので蘭芳に教えて貰いましたが、麗姉様も、貴方のお姉様も勝敗で恨み相手方を不意打ちするような、そのような仲とは思えなかったのですから。


元々お姉様はニホンが好きでした。

淳兄様や私にニホン語を教えてくれたのも麗姉様です。


会場アリーナは吹き飛びなんの証拠も残らず、ただ1人生き残った貴方に聞きたいのです。


本当に姉様は貴方のお姉様に手をかけたのですか....?』



『先に補足致しますと、これはもう一度政府に資料として提出しております。

ので、「何でこれを」など仰らないよう。』


『蘭芳、落ち着いて...

今、思い出してくれるだけでいいのです。』


睨みつけてくる付き人を諌める美。

向けられているのは疑念の目、対象は俺の記憶。


『俺が、覚えているのは』


思い出す。


『一瞬だった、試合に勝った姉が俺の席に向かってやってきた。


その後ろには、楊麗が、手を伸ばして..』


鮮明に細部まで思い出せるわけじゃない。

なんせ、その後の事の方が強烈だ。



『その後の覚えてることは、ただ熱かったし、苦しかった....あの苦痛をなんと表現すればいいか正直わからない。


確かに楊淳の言う通り都合の良いように脳が改竄しててもおかしくは無い、でも、すくなくとも背中を向けた姉貴に楊麗が手を伸ばしてその直後に爆発が起こったのは確かだ。』


沈黙、何か考えている様子だ。


『.....』

『お嬢様』

その後美の口から出た言葉に耳を疑った。


『蘭芳、彼は嘘をついていないわ....』

今回は楊淳の妹の紹介



ヤンメイ


2078年 1-B 13歳

2079年 2-B 14歳

2080年 3-B 15歳


ヤンジュンの妹、ジュンとは3つ年が離れているちの繋がらない妹。

飛び級という扱いでクソ心配性なジュンに連れてこられたが本人は白墨家(恋以外は咲久葉しか残っていない)とのコンタクトを取りたがっていたので本望である。


ジュンのコントロールが麗の事以外であればそつ無く制御する。

なお本人はかなり博識であり中学生であるにもかかわらず大学の授業ですらついていける。


生まれた頃から片目がなく、左目は辛うじて見えていたが幼少期、気力制御を誤ってしまい唯一の視覚をなくした。

が、風の流れや気の流れで周囲の状況を把握し、あたかも見えているかのように行動することが出来る。


クラスは3年連続Bをキープ、というのも気力量や制御は兄より質が高く、なお周囲把握はできるが戦闘には向いていないため。



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