《紅蓮の魔女と契約者》
今回は私の作品における魔法概念のお話....
しかも中途半端
お前誰?
さて誰だろうねw
Ren side]
『ウソだろ....』
彼女─ミリア・アンダーソンは本当に寮5階のテラスから飛び降りた。
とはいっても、アメリカのアクションヒーロー映画のように地面がひび割れることはなく、また泥沼な恋物語のラストのように無惨な光景になったわけでもない。
例えるなら、羽があるかのように、着地する前に速度を落としてゆっくりと地面に降り立った。
一言で表せば
優雅、その一言である。
跳び降りて五体満足な彼女なら25M跳躍するのは容易いだろう
『フック、掛けてきてやったが本当に登れるのか、お前。』
『え?─ああ、登るつもりだが...』
ミリアの冷たい声で我に戻る。
正直見とれていたし、驚いている。
頬を両手で軽く叩いて気を取り直した。
再び5階を見上げる、やはり高い。
『ルーク、あそこまで上がれそうか?』
ルークにミリア程の身体能力があるとは思えない。
部屋では興味津々と話しにのってきたルークも流石に現実を見れば考えも変わる。
案の定、ルークは静かに首を振った。
『ルークは私が運んでいく。 』
ミリアが断言した。
兄に出来ないとわかっての発言なのか、それともただ身を案じての提案なのかは分からない。
『分かった。なら先に上がってくれ、俺は意地でもこれでいく』
『お前は馬鹿なのか?自力で上がるより私を"利用"した方が早いだろう。』
『お前な、自分を道具みたいに言うなよな。
ロボットじゃないんだから。
俺は自分の力でアイツに会いに行かなきゃ行けない。
メアリーにもお前にも見極めて欲しいんだ、世界の契約者とか能力とか関係なしに、俺自身のことを。』
ミリアは
理解できないとばかりに真顔で俺を見ていた。
『それが日本の"ブシドー"とやらなのか?
矜恃など無駄、非生産的且つ非効率的だ。』
違和感を感じる。
夕方は自身だけ名前で呼ばれないことに対して不満を持っていたように見えたけれど。
もし、ただ単に『分かりにくい』という理由だけだったのなら。
ルークの昔話を思い返してみた。
ビショップの家で過ごしていたミリアがどのようだったのか...
"何不自由ない暮らしだった。
でも、ミリアが笑うことは無かった"
笑うことを知らない。
楽しさを知らない。
───感情が、ない
『ミリア、
もしもの話だけど、お前たちの呪縛を断つために、人を殺めなければ行けないとしたら、どうする?』
『意味がわからない。そんな"仮に"、"もしも"の話をしても意味が無いだろう。』
『答えてくれ』
俺は冷静に聞き返した。
『規模と場所にもよるが私は何をしてでもルークを、人間に戻す。
躊躇などしない。
お前はもちろん、例え私自身がその対象だとしても。』
兄の為なら自分すら捨てる。
愛情の域を超えていた。
肉体も、育った環境も異常なのに、
心は歪んでいない─そんな都合の良い事は有り得ない。
言うなればミリアは
──人として壊れてしまっていた──
『私はお前たちの言う"人間"に戻れなくても構わない。
だが、兄貴は必ず人間に戻す。
その結果、この世界がどうなろうと、何人死のうと構わない。』
『──────────』
俺はこの2人を死なせない為に協力する、と自分を騙すよう言い聞かせてきた、せめてここから幸せな生活を送って欲しいとも。
ふざけるな、何が自分は死んでもいいし、人間に戻れなくてもいいだ?
『助けを求めてきて勝手なこと言ってんじゃねぇ。
何がなんでもお前は人間として生きてもらうからな!
あとその性根もな!お前が何でルークのことを優先するのかなんて知らないが、その考え方から叩き直す!』
正直イライラしていた、我慢の限界だ。
『分からない、お前は何に怒ってるんだ...』
呆れた表情で彼女は溜め息をついた。
ミリアにもルークにも一切怒っちゃいない。
俺がキレているのはこんな状況をほったらかした"こいつらの一族"アンダーソン家の人間だ。
『とにかく、今回はお前に頼らない!
俺は自力でメアリーのところに行くからな』
ミリアの静止を振り切り俺はロープを握りしめ、メアリーの部屋を目指し始めた。
───────────────
メアリーの部屋に着いた頃にはルークが寛いでいた。
『お疲れ、凄いね恋、ほんとに昇ってきたんだ。』
『お前は楽でいいなぁ....』
なんて言ったらミリアが不機嫌そうに愚痴に対する不満を言う。
『私の提案を跳ね除けた結果だ、文句を言うくらいなら最初から私に任せればいい』
...なんか根に持ってないか?
気まずくなってしまった所にメアリーが口を挟む。
『そうね..まず、貴方たちの窓から入ってくるという考え方を何とかできない?』
呆れ顔でため息をつき
『で、まずなんでここの根性馬鹿と、貴方達2人が戦うことになったわけ?』
本題に移ったがそう言えばそこから説明しないといけな...ん?!?
根性馬鹿....!?それは俺の事かよ!?
『えーとね...』
ルークが説明しようとしたが、メアリーはミリアを見ている。
察した様子だった。
『差程重要ではないがまぁいい、私達にとって問題の解決の糸口になるコイツを守るために実力を見たかった。』
『そう、てっきり役に立たなさそうだから消すのかと思ったわ』
『ちょっ...お前..』
『消すならまず戦う必要がない、一撃で済む』
『─────』
開いた口が塞がらない
メアリーのジョークセンスも酷いがミリアの返答もこれまた酷かった。
メアリーは耐えきれず笑った。
『プッ...ははははははははっ!
そうね、確かにそうだった、ごめんなさいっ....くっ...ふふふふっ、はははははは!!』
何がそんなに面白いんだ─とツッコミを入れようとしたその時だった 。
ミリアが言った。
『「つまらないジョークは侮辱」そう恋に言ったのはお前だ、メアリー・ファリータ。
少なくとも多少なり話し合いの場を設けたのはお前だ。
時間もあまりない。ふざけるのも程々にしろ。』
....弁護された?ミリアに?
というか今俺の事名前呼びしたよな....?
『はいはい、悪かったわよ。
さて ..と、今度こそ本題に入りましょう?』
『話を戻すぞ、メアリー・ファリータ。
で白墨恋が戦うにおいて1番力が発揮できるのが契約している状態であるならば2対2のほうがいいと思った。』
『んで、メアリーに頼み込んでた訳だ。
まぁなんか強制的にキャンセルになったが....
すまん、ルーク、ミリア』
『気にしないで、明日はもっと大事な...シアイ?なんでしょ』
『.....』
ミリアはともかくルークは承諾してくれた。
何と言うかアイツを相手に公前試合するくらいならまだこの2人と戦った方が気楽でいい。
かと言ってメアリーは組んでくれなさそうだし
2対1でコテンパンにのされるより分は良い...のか?
『なるほどねぇ....それにしてもどういう風の吹き回しよ?貴方、あれほど人を拒絶してたのに、いきなり2人に協力的になったじゃない。』
『自分勝手なのは分かってる...
でも
これ以上、
目の前で知り合いだろうと見知らぬ人だろうと誰かが消えてくのは
もう、ごめんなんだよ』
助けられたのに...何も出来なかった、
支えてくれた人が目の前で死んで行った、
『わかって欲しい、なんて言わない。
確かにこれは俺たちの問題で、メアリーには関係ない事だから
でも、助けて欲しい、とだけ言っておきたかった。』
なにか思うことがあったのか、メアリーはまるで諦めたかのようにため息をついた。
『...仕方ないわね...今から何かできる訳じゃないから
そうねぇ...なら座学の時間としましょうか。
貴方魔法、魔術適性がないって言っていたけれど、恐らく間違いなのよ。』
魔法適性がある??それはそれであってもなくてもいいんだが...
魔法の知識って言うならルークとミリアを助けるヒントになるかもしれない。
『わかった。是非教えてくれ!』
『まったく、ヴァルプルギス・フレイムマスターの授業を受けられることを感謝するのね。
って言ってもあくまでも基礎中の基礎を教えるだけだから今すぐ何か扱いこなせるようになる訳じゃないわ。
ニホンにはこういう言葉があったわね
えぇと..."イチニチセンシュウ"だったかしら。』
イチニチ...一日千秋か
『まず、魔法、魔術なんだけれど、これは大きくわけて3つに分けられるわ
1つ、世界に働き掛ける方法
1つ、世界の事象に干渉する方法
1つ、自身から代価を払って使用する方法
まずは1つ目ね、"世界に働き掛ける" 方法
多分貴方が関わる事は無いとは思うけれど一応説明しておくわね。
貴方のために分かりやすく例えるならこれはいわゆる儀式に相当するものね。
ニホンだと神殿....神社とか言う場所でやってるらしいわね。
どちらも同じなのだけれど、ニホンは神様とか精霊が関係して少し違うらしいわ、専門じゃないから詳しくはしらないけれど。
話が逸れたわね。
この方法は基本的に空気中にあるマナ、魔力やそれにあたる代替エネルギーを使用するわ。
で、エネルギーの素材、空気中にあるけれど見えない塵サイズの原料を集めるにはとにかく集中力と時間が必要なの。
かけた時間が長いほど効果と成功率は高くなるわ。
2つ目"世界の事象に干渉する"
ようは物理現象を魔術によって起こすの。
方法というより技術とか経験に技なのだけれど、性質的には他のふたつとは違う物になる。
これを分かりやすくするなら...そうね、実際に貴方が見た魔法がいいかしら。
アリーナで私が撃ったインフェルノがこれに当たるわね。
空気中の水素濃度とか酸素濃度を調整し自分の魔術で発火させて範囲、威力の高い攻撃を生み出す、っていうのがあの技の原理よ。
この運用方法の利点は使用する魔力量が少なくても状況や環境次第で効率よく高い効果が発揮出来ること。
だから重要な点は環境よ。
その場所の大気の成分程度は把握出来ないと威力は計算できないし、下手をすれば自分まで巻き込む可能性もあるわ。
私は魔力で空気中の成分調整を鍛錬してきたから今では簡易的な儀式のようなことが出来るけれど、少なくともいまのあなたには無理だと思うわ。
最後が"自身から代価を払って使用する方法"
これは言葉通り、体内の魔力をエネルギーに変換する事ね。
これは物理、科学、化学の縛りに囚われず、行使することが出来る。
たとえ酸素が無くても火は点くし、空気中に水分がなくても水を生み出せる。
ただ生み出した物は例外なく物理、科学、化学の縛りが適用されるわ
だから魔力で水は生み出せても蒸発はするし、
生み出した火の周りにガスがあれば大爆発を起こすわ。
この性質を利用してさっきの"世界の事象に干渉する"ことができるの。
無から有を生み出す、って言うと語弊はあるけれど、ようは見合った魔力という代価を用意出来ればなんでも出来るのよ。
この方法だと...そうね
炎の銃弾がこれに当たるわ。
とりあえずこの3種あると思っておいて。
理解出来たかしら?』
膨大すぎる...少しくらいインターバルをおけよ....
あれ?バレッタって銃弾って意味だっけ?
『魔法って3種あったのか...
いちいち言い難いな...
とりあえず"大魔法"、"魔法"、"魔術"って覚えておくことにする...』
『いちいち~方法、なんて面倒だしいいんじゃないかしら?
私は"儀式"、"魔法"、"魔術"って言ってるわ。』
メアリーは
「分類別にしたなら名前も簡略化すれば良かったのに」
とボヤいた。
それには俺も賛成だ。
『一応言っておくけれど貴方の言う"大魔法"はともかく、実際、"魔法"と"魔術"は呼び方が違うだけでなんなら錬金術もほぼ同じものよ。
たまに違うものだと教える人もいるけれど。
で、この3つ、と言っても儀式なんて戦ってる最中役立つものではないから2つになるのだけど、
"魔法"、"魔術"、どちらの方が貴方に合っているか。』
は?
『まてまて、端折りすぎだ。
まず魔力ってのをどうやって使うのか分からないし、ましてや俺の体の中にあるかすらわからないんだぞ?!』
メアリーはいつぞやのアリーナで俺がメアリーの魔術を使用したとか言っていたが、実際あの時は死にものぐるい、無我夢中で記憶にないんだ。
『あぁ...そこからだったわね...忘れてたわ。
恋、額を出して』
なんて言うとメアリーは俺のおでこに手を当てた
体の異変に気づかれていたのか。
『やっぱりね...よくこんな状態で授業にでられたわね...』
『昔から忍耐は得意なんで』
『はぁ...
今の貴方の体を説明するとね、無意識に、それも初めて魔力を生み出してその上全力で流した...
結果、魔力炉である心臓、そこから流れ魔力を運ぶ血液血管が暴走していて高熱を出してるわ。
魔力制御なんて初歩の初歩よ。
魔法、魔術は、個人の魔力量と、インスピレーション、想像の深さで全てが決まるの。』
そういうとメアリーは立ち上がり、部屋の電気を消した
『目を閉じて想像なさい、集中して体の内側に目を向けなさい。
魔力を生み出す心臓を、そこから魔力を運ぶ血液、血液を流す血管、その末端まで。
イメージ出来たらそれを維持して。
心臓に魔力の出力を制御する機械を設置しなさい。
スイッチでもいいわ。』
心臓...流れていく血液、手足に伝う血管...
スイッチ...ブレーカー?
『あとはスイッチを切って、路に流れる魔力が全て炉に戻ってくるまで待ちなさい。』
......多分戻ってきた。
体が多少楽になったな、体温も39.0あったものが徐々に下がりつつある。
『どう?今のが魔力制御。
後は魔術を行使する前にさっき魔力路にイメージしたスイッチをONにして使っていくわけ。』
『わ、わかった。
でも、結局使い方とか発動方法なんて分からないぞ?
そういえば魔力抵抗ってものがあるんだろ?
それはどうするんだ?』
今まで魔術魔法なんて習ったことも進んで学んだ事もない。
それこそ魔法を見たのだって理佐姉がたまに壊れたものを治していたり、姉貴が使っていた時だけ。
恐らくちゃんと扱うには時間をかけて基礎の基礎から学ばなければいけないんだろう。
多分俺の白墨風華流の修得するために励んだ年月と同じくらいの。
生まれ持った素質があればこそだが、それでも目の前にいるヴァルプルギス・フレイムマスターが努力家であると言うことを再認識させられた。
『なら貴方、衝撃波はどうやって出してるの?』
『あれは...うーん』
どうやってと聞かれると曖昧な答えしか返せない。
俺もどうして衝撃波が繰り出せるのか分からない
あえて言うなら...
『世界に命令してる...かな?』
なんてことを言ってしまったので
『え?....プッ...!!』
目の前で口元を隠して堪えようとしているメアリー
しかも笑い始めたのは彼女だけじゃなかった。
『プッ....世界に命令 ...ハハハハハハハハハハッッ!!!
流石、"世界"の契約者だね...フゥーッヒヒヒッ、お腹!お腹痛い..!』
『兄貴、笑いすぎだ』
これまで沈黙を守ってきたルークにすら笑われる始末。
というか女の子の部屋の中でお腹抱えて笑い悶えるのは如何なものか。
この部屋...防音、大丈夫だろうな?
『いやわからないんだから仕方ないだろ!?』
『ふふふっ...あはははっ!恋、貴方ジョークセンスきちんとあるじゃない...』
もっとテキトーなことを言うべきだった。
『さっきも言ったけれど魔法、魔術っていうのは想像力、
ただしくは構想に近いわね、しっかりとこの世の原理を計算していくとよりしっかり発動させられる。
だから魔法防壁を生成したいなら手のひらを前に押し出して見えない壁を意識して魔力放出して上げればできるし、
火をつけたいなら指先ひとつに魔力を集中させてイメージすれば点く。
まぁ人それぞれなんだけれど。
貴方からしたらそれこそ"「俺を守れ!」"とか"「火つけ!」"とかでいいんじゃないかしら』
は?
『そんな簡単なもんか!?魔力抵抗とか色々計算して放つものなんじゃないのか?』
『魔力抵抗の計算なんて魔法も魔術も意識的に使ったことがない貴方に今説明しても多分理解出来ないもの、そのうち実感することになるわよ』
『実感って、ここぞって時にそれが何らかの形で作用するかもしれないんだ、知識なんて頭に入れても無駄にはならないし、それに面倒だけど学ばなきゃいけないことなんだ、頼むよ。
メアリー風に概要だけでいいから。』
『はぁ、まぁそこまでいうなら簡略化して話すわね。
順を追って話していくから話の腰を折らないで頂戴ね?
魔力抵抗が何かである前に魔力というものがどういうものか説明するわ
といっても今更説明する必要性もないと思うけれど一応ね。貴方色々知らないみたいだから。
細かく言うと魔力っていうのは一定の密度を持った魔素の事を言うの。
だから魔力は
・大気中にある魔素から生み出せるエネルギー
・人間の体内で生成されるオド
の2種類になるわね。
本の媒体ではマナ=魔力と書いてあったりして誤解されやすいのだけれど
マナ=魔素であって魔力ではないわ。』
『え!?マジか!?』
『やっぱりね
貴方風に言う「大魔法」ってどういうものだったか覚えてる?』
『大魔法?あれだろ?大気中にあるマナとか魔力を片っ端から時間をかけて集めて莫大な力にするってやつ』
『概ね正解よ
で、"大気中にある魔力"と私は説明したけれど、
この広い世界そこら辺の空気中にエネルギーにできるレベルの魔素の塊があると思う?』
『いやそんななら利用して魔法使い放題だろ。
そんな都合いい事はないからマナを集めて...魔力にするのか』
『そう、マナを集めて魔力にする、
でも生物の場合は体の中で循環し密度が高く保たれているわ、だからオド=魔力とも言える
つまり魔力の状態は密度によって決まるの。
ここまではいいわね?』
勘違いをしてたのか
マナとかオドとか魔力って使い分けしてたのは全部違うもの、状態の事だったのか。
『オーケー、続けてくれ』
『わかったわ。
まぁ
「なんで利用出来る密度をもった魔素が大気中にないのか」
そんな都合いいものがない理由は察してるでしょうけど、一応これが事の核心だから説明するわ。
簡単に言うと魔力を大気中に放出すると霧散するのよ。
自分の体を水吹きと思って、ボトルの中にある水が魔力で、ハンドルを握ると棒状の水と一緒に霧が出る、
発動する魔術の威力に関わらず一定量のオドが魔素として大気中に還ってマナになる
だから用途以外に多少魔力を使うの
これを魔力抵抗、または魔力放散効果っていうわ。』
なるほど、原理的には蒸発するようなもんか。
そんな魔力霧散を防げる、世界の契約者の力って....一体なんなんだよ
今回はヤンです。
楊 淳
2078年...1-A(一時出席停止)
2079年...2-A
2080年...3-A
誕生日は2062年4月5日
赤黒く短い髪に緑色の目+誰もが怯みそうな目つきの悪さ+目の下のクマが酷い。
主人公である白墨恋のライバルポジ
母は産まれてから直ぐに亡くなり、父も2人を残して事件後亡くなる。
御前試合で最愛の姉を亡くし、他国から、同じ国の民から一時は蔑まれ、、そして守らなければいけない妹がいる。
毎日ではないが、夢見は悪い方で
御前試合のニュースを見たり、死んだ姉が出てきたりする。
それでも嘆く事は無く、妹の前では弱音は絶対吐かない、それどころかいつも気にかけている。
悲しみではなく怒りや疑いによる恨み、復讐心が恋との違いだろうか...
とはいえ、嫌味たらしい言動とは裏腹に素の性格は礼儀正しく本来であれば個として優れているだけではなく、学級委員長、生徒会に自ら席を置くような人柄。
中国(中華統一連合国)の貧民層出身
2000年以降の魔王事件後に起こる紛争に起因する国家間の亀裂により中国は朝鮮半島、モンゴルを飲み込んだが、経済は悪化し大量の貧民が生まれることになった。
楊家は名のある家だったがこの時代を境に没落し
姉の楊 麗の目標は自身の家の再興という大きな理想を背負っていたが白墨翼に敗北。
淳は妹である楊 美を連れ、姉と国の汚名返上を目的に日本に来日する。
楊一族は生まれつき『気』を使える体を持ち、多様する。
魔力と違い、魔力抵抗、最大魔力などのようなものはなく、
ありていに言えば無尽蔵であり何にでも変換したり使用したりできる。
(傷口からの出血を止めたり折れた骨を修復する、
水に変換する、火に変換するetc,etc)
ただし『気』の量と質、力は精神力や精神状態によるので、本人が消耗、精神疲労、戦意喪失した場合はその通りではない。
よって限界はある
淳は怒りや怨恨から来る『気』をそのまま炎に変換して相手にぶつける(殴ったり、飛ばしたり)
※白墨風華流(堅華流)で言う『気』は『自然や人が作り出した力』の事であるとされ、読む(把握する)事で体術などに応用している。
尚、いつぞやのフレイムマスターの言と同じく
(『自分自身を巻き込む魔法があってたまるか』)
自身の気から生まれたエネルギーは生み出した本人にはどのような悪影響も及ぼさない。
(気を張って防御する、等は可能)
ので拳を炎で包んだり、体全体を炎で包んだりすることが可能である




