SG氏に捧げる仕事系哀歌(バラード)
つまり、そーゆうことです。
やあ、みんな元気かい? 稲村某だ。つまりタイトル通りの内容なんだ。だから先に謝っておこう。
駄 文 で す ! 本 当 に 申 し 訳 な い ! !
だがしかし、これだけは言わせて欲しい。社会の歯車としてありきたりな生き方を選んでン十年、つまり何処にでも居る【社畜】のようなモノだが、なれど物書きである。転んでも只じゃ起きない。
つまり、何が有ってもきっと意味が有る。こうして皆さんの目に触れて「バッカでぇーい!!」と笑って貰えれば、それでいいんだ。そして、きっと無駄な事に感じられても、何かの役に立つ、そう思って貰えれば本望だ。学生の皆様、社会の一員になるって、そう言う事だから、頑張って勉学に励んで、たまーにこんな駄文で気分を入れ替えてくれ。それだけだ。
さて、禊終了!! 本題に入ろうか。
仕事って奴はなかなか大変な事ばかりだが、何も潤いも無い訳じゃない。人それぞれに受益的な事も有る。
稲村某はダブルワーカーって奴だ。社長以外は全員知っている。先日、社長が職場に手製の賄いを振る舞いにやって来た際、稲村某とよしなしごとを談笑してくださったが、何故か自分と社長は仲が良く見えるらしい。だが、ダブルワーカーだと打ち明けた事は無い。すまん、社長。
で、そんなダブルワーカーが似たような飲食店勤務を副業に選ぶ事は余り例を見ない。何故か? 普通の人種は経験した事の有る仕事を副業にすると、休みを利用して働く際に【また同じ仕事】をしなければならないので有る。ドMかっつーの。
ああ、そうだよ。稲村某は表の職種と同じ職種を、休みの日に副業として再度選ぶおバカなんだ。理由はドMだから……じゃなくて、就業時間と不規則なシフトでも受諾してくれる職場が飲食業だったから、なんだ。ドMだから、じゃねーぞ?
本当だったら、事務職等でアンニュイな時間を怠惰に消費しながら華麗にタイムカードを押して、颯爽と職場を後にするような日々を夢(事務職従事の皆様ゴメンなさい本心では有りません勝手な妄想です)見ていたのですが、現実は厳しく休みとリンク出来る仕事は飲食業だけでした。そりゃそーだ。平日休みの稲村某が働ける環境は、やっぱり平日に従業員を休ませたい飲食業なんだから。
てな訳で、休みの誰かの代わりに稲村某は働いている。ただ、本業とは違い、全く無関係な業態の店である。詳しくは書けないがコリアン系店舗である。トッポギもダッカルビ(バッカルビじゃないよ?)も有るお店である。アンニョンハセヨ〜、とか挨拶はしないけれど韓国人も働いたりする。しかし圧倒的に多い外国人の皆様はミャンマー人である。カオス。
そんな副業の職場に年明け久々にやって来たら、なかなか面白い光景が広がっていた。
大量の豆腐(スンドゥブって奴だな)が冷蔵庫を占拠していたのだ。その数、百数十本。上から落ちてきたら小動物なら軽く死ぬ量である。そんな光景は見た事は無いが。
勿論、それだけなら年末年始に良くある風景だ。本業ならば鮮魚の入荷数が跳ね上がり、発泡スチロールで小屋が作れる程やって来るのが普通なのだ。そんなもんなんだが、問題は賞味期限だ。
……2日後に迫ってやんの!! 百数十本(チューブ状のビニールに入っている)のスンドゥブが、あと2日でゴミ!? 無理無理!! 絶対消化出来ねーって!! しかも祝祭日明けの平日続きでしょ? もう諦めて配るしかないレベルだよ? ……ただ、お客様には配れないね。プレゴミだって即座に判っちゃう期限なんだもん。
冷蔵庫を眺めながら軽く爆笑(飲食業に従事していると似たような経験をつい笑い飛ばしてしまう)していた稲村某に、副店長が近づきながら、
「……稲村さ〜ん、少し持ち帰ってくれませんかぁ〜?」
と、訴えるような目付きでお願いしてくるのだ。若い女性なんだが、残念ながらブスなんだ。色々と済まない。
「……ん〜、嫁に聞いてみますよ。オッケーだったら結構持って行くと思いますが、いいですか?」
「ほ、本当ですか!?」
だがしかし、稲村某は裏切らない奴なんだ。そして食い物に関しては断らない奴なんだ。勿体無いじゃん。
割愛するが、嫁の返答は極めてシンプルだった。
「配るから出来る限り持ち帰って来てオッケー!」
うん、それは良かったね。
一本、300グラム。十本で三キロ。
つまり、多くなれば多くなる程、ズッシリと充実の重みと化す奴等だぞ? 出来る限りってアバウトな指定すんじゃねーよ。
ちなみに職場から駐車場までは歩いて十五分。オープンモールの中に有るからすんげー離れてる上に、警備の関係から段ボール所持は詰問される可能性高し。面倒はなるべく避けたい稲村某は、強硬策に出た。
…… さ っ さ と 逃 げ る ん だ よ っ ! !
つまり、怪しい段ボールを抱えたオッサンが、閉店後のオープンモールを可及的速やかに駆け抜けて行く案を選択したのだ。
お洒落な店の並ぶ界隈を、閉店後の闇に紛れて抜けて行くオッサン。手には不審な段ボール。職質モンのハラハラもんである。他人事なら捕まった方が面白いんだけど、俺は嫌だ。
てな訳で、つったかた〜♪ と軽快な足取りで、十二キロの豆腐と二キロのキムチ(これはオマケだが三十キロのキムチは見ないフリする事にした)を段ボールに詰め込んだオッサンが、闇に紛れて立ち去ったのである。いやはや重かったぜコンチクショウ!!
蛇足だが、重いモノを持つのは得意な稲村某。そんな筋肉量だからこそ、アンバランスな程の意味不明な腹筋が自慢なのだが、分厚い脂肪に邪魔されて全く見えないのだ。見えない腹筋なんて足の裏に貼ったお洒落タトゥーみたいなモンである。誰得だってんだよ。
そんな訳で、今は自宅だが、この季節は北側の部屋って寒いよね? で、あの段ボールと中身は何処にあるかって?
北 側 の 俺 の 部 屋 に 有 る に 決 ま っ て る だ ろ ッ ! !
みんなも大量の豆腐に添い寝してもらいたくなったら、俺に連絡してくれ!! 一緒に働いてみないか?
……そして、発注は計画的にね!! ねぇ、店長!?
ではまた! バッカルビも宜しくね!