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あとがき・ファンアート
〇あとがき
海という場所はとても広い世界だと思います。
ひょっとすると宇宙よりもずっとずっと不思議なことが隠れているような、そんな気がしてこの作品に深海という未知の可能性が溢れる場面を言葉で描くことにしました。
人が見ている世界はほんの少しだけ、角砂糖一個分にも満たさないほど狭い世界しか見ることができていないのだと思います。でも、物語のなかならばその見える景色や世界は無限大になり、たくさんの旅に出かけることができるのではないかと、本を、物語を、読むたびに思います。たとえ嘘の塊でできた幻でしかなくとも、そんな風に此処ではないどこかに少しでも歩くことができたのならば、仮初めの幻影だとしても、旅路の案内書のような物語が書けていたならば、とても嬉しいです。
最後になってしまいましたが、本企画を立ち上げお声掛けくださった夢学無岳様、そして最後まで目を通してくださった読者様、本当にありがとうございました。
〇読者さまからのファンアートは、まだありません。