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逃亡

 ジャバヤはひそかにパイソンをがすことにした。翼竜よくりゅうあさひく気温きおん苦手にがてだ。十分日じゅうぶんひたってからでないとうごくこともままならない。

あさになったらみんながおまえ始末しまつするといっている。げるんだ。」

 ジャバヤがてようとするが、からだおおきいパイソンにとってはじゃれているぐらいにしかかんじない。このときのパイソンはしろ翼竜よくりゅうではなくなっていた。全身ぜんしんさかなのように銀色ぎんいろのうろこでおおわれ、ティラノサウルスのような強靭きょうじんうしあしっていた。


 ひがしそらしろはじめた。ベシカのこえこえる。ジャバヤは決心けっしんした。

一緒いっしょげよう。」

 ジャバヤはパイソンの背中せなかった。パイソンはりにくのだとおもった。あさうみには上昇気流じょうしょうきりゅうがない。かれらはうみちた。翼竜よくりゅうにはとりのような羽毛うもうはない。そのため、うみちれば急激きゅうげき体温たいおん低下ていかおぼれてしまうものだった。よるけたばかりのくらうみではりくからかれらの姿すがたことができなかった。ベシカたちはジャバヤとパイソンはんだものとおもった。

 しかし、パイソンにはさかなのようなうろこがあった。それらはみずをはじきみず抵抗ていこうらしたので、かれ自由じゆうおよぐことができた。かれらは、牧場ぼくじょうとはべつ方向ほうこうながされていった。


 その、シナプスのおさ地球ちきゅう意志いしからのメッセージをった。パイソンは植物しょくぶつ呪縛じゅばくからのがれるために動物どうぶつたちがつくした最強さいきょう生物せいぶつだった。かれもと普通ふつう翼竜よくりゅうだったが、特殊とくしゅ遺伝子いでんしってまれた。かれは、きた動物どうぶつらうことで、その動物どうぶつ進化しんかした能力のうりょく発動はつどうできる未分化細胞みぶんかさいぼう多数持たすうもっていた。ウィンガロンの強靭きょうじんつばさや、ティラノサウルスのあしなどをコピーすることでおのれからだ強化きょうかしていった。こうしてかれ地上ちじょう動物どうぶつでは最強さいきょうからだれたのだった。植物達しょくぶつたちかれ完全かんぜん覚醒かくせいすることをおそれていた。そのため覚醒かくせいはじめたかれ極秘裏ごくひり始末しまつしようとかんがえた。

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