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景色

失敗しっぱいしたらどうしよう。」

 富羅ふら相変あいかわらずのエンジのジャージ姿すがたで、瑠真るまおなじベッドのしろなシーツのうえならんで体育座たいいくすわりをした。

にすることはないさ。だれぼくらに期待きたいしてないよ。」

 気休きやすめなのか、ずいぶんと気楽きらくなことをいう。

「ところで、になっていたんだが、いつもおなじファッションだけど流行はやりなの?」

 いやいや、万年まんねんTシャツ、ジーンズのきみにはわれたくない。

普段ふだんは、ちゃんと3にちおきにえてます。いまは非常時ひじょうじだから一週間いっしゅうかんおきだけど・・・。」


「ふふふ。いつものきみだ。」

 おこったせいか不安ふあんやわらいだ。こいつなりに使つかってくれたのか。

「なんでだろ。きみといるときが一番落いちばんおくよ。自然しぜんなかにいるようなかおりがする。」

 え?こんなこというやつだったっけ。

「どうせ、色気いろけのないバカで地味じみおんなですから。」

 あ~、やっちゃった。どうしも素直すなおになれないんだよな。

「そうか、ぼくとおんなじだね。」


「ねえ、背中せなかあわせていい?」

 富羅ふら安蔵あんぞうった、うしろでおんな景色けしきるって言葉ことばになっていた。

なにえる?」

かべ。」

「そだね。」

 たわいもない会話かいわだが、それとはべつ背中せなかあったかい。いてくる。もし、ここがクリスマスイブのイルミネーションのしただったら、キスをしていたかもしれない。でも、フェリーの船室せんしつではそんな雰囲気ふんいき微塵みじんもない。


 なかいたらどんな景色けしきえるのだろう。自分じぶんはその景色けしきだれているだろう。

自分じぶん運命うんめいうらんでない?」

「どうして?もっとまえんでいても不思議ふしぎはなかったんだよ。まだきているのが奇跡きせきだとおもう。残念ざんねんなことは、もっとはやとまりていたら、もっとたのしいことが一杯経験いっぱいけいけんできたんだろうなあ。」

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