社畜OL 異世界へ異動する66話
社畜OL、異世界へ異動する。
この小説はレビューを書いたり、以前私のエッセイでも紹介させていただきました。
正直な事を言うと、異世界転生ものって強い抵抗感があり、読む前は「どうなのかなぁ」と思っていました。
この小説を読む前は、女性が主人公 と言うことで逆ハー展開まったなし。とか考えていました。
でも、読んでいると、その予想はじゃんじゃか裏切られて。辟易するようなチート展開も無い。むしろ、能力相応の苦労をしている。苦労して、悩んで傷ついて。成長していく。
そういう物語って素敵じゃないですか?
自分の体を傷つけても、守りたいものがある。守り抜く。戦い抜く。という姿勢。かっこいいですよね。
1話を読んだだけでは想像できない鈴木 桜の成長。
本当にいいんです。
ずーっと。私は桜をプリキュアを見るような目で応援していました。
が
今回の66話。
スズと対峙するテッドシーが、これまた私の心臓を穿つ一言を言ってくれました。
(引用開始)
「僕はスズのそう言うところが大っ嫌いだね。別に陛下に気に入られたくないのに、気に入られちゃって困ってるんですーってか? 何アピールだよ、あさましい! 本当はうれしいくせに!」
(引用終了)
わかる! そういう人間いる。「私、●●なんで~。困るー」
本当は、嬉しいのに困っているフリをして、他人から「うわぁ。それって贅沢な悩みよ! 羨ましい」って言われるの待っている人いる!
スズにとって、ノアアーク王は別に気に入られたくないけれど、気に入られたい人からしてみれば、贅沢な悩みだよね。それを遠慮なく言っちゃうと、「はぁ?」ってなるの当たり前だよね。
なんというか、スズのそういう大人になったけど、ちょっと地雷を踏み抜いちゃうあたりがすごくかわいいなぁ。
ありきたりかもしれないけれど、社畜OL 目が離せません!
スズはどうなるんだろう。
桜葉さんのキャラ作成スキルレベル10ですわ。これ。