婦好戦記 27話&28話 感想
さて。
記念すべき1回目。
ご存知の方も多いのではないでしょうか?
今回は、婦好戦記 27話「無音の用兵」と28話「解呪の儀式」について話をしたいと思います。
この2話のキーパーソンは、主人公のサクと第8隊長 キビ の2名です。
皆さんは覚えていますか?
第7話でキビがサクにとった態度。
(以下抜粋)
「ごめんなさあい」
サクが顔をあげると、きつねのような顔の女性がサクを軽蔑のまなざしで見ていた。うしろにふたり、にやにやと笑う女性もいる。
「うふ、わざとじゃないのよ、あなたがぼおっとしてるのがわるいの」
きつね顔の女性は、目に笑いを秘めていた。そして汚泥にまみれたサクを見て満足そうな顔をみせた。
(抜粋終了)
こんな態度だったんですよ。
現実にもいるじゃないですか。目で笑って、口調は穏やかだけど、すごく性格が悪い人。
人のミスを今か今かと待ち構えている人。
私がキビを見たときに抱いたイメージがこれです。
「この性悪女あああああ!」と思っていました。
そんな彼女が、何故あのような態度に出ていたのか。
どうして、婦好軍に加わったのか。その経緯を考えると、キビがサクにとった態度の意味もまぁ、わかります。
過去の陰部が見えると、人って何故か連帯感を持つんですよね。
キビとサクが第8隊にいるのは婦好の指示だとしても、結局、この二人は互いの暗部を知らなければ強くなれない二人だったんだろうでしょう。
連帯感を持ったゆえに、キビがサクに投げかける言葉も「年頃のお姉さんが妹をからかう」言葉に変化したんだと思います。
素直じゃないお姉さんと、背伸びをする妹。これからどうなるのか。と余韻を持たせた27話
からの28話
おいおい。
シャレにならない。妹を守る姉が。
どうして。こうなったのか……。
本当はネタバレしたいけれども。こればっかりは伏せます。
キビ。あぁ。キビ。。。
君は第8隊の隊長だ。背負った物の重さを感じさせないすばらしい隊長だ。
その隊長が……。
キビ。君はタダでは起き上がらないだろう。きっと、出てきた最初のように
<きつね顔の女性は、目に笑いを秘めていた。そして汚泥にまみれたサクを見て満足そうな顔をみせた。>
な表情で再び立ち上がると信じている。
あぁ。キビ。
私が当初持っていた感情をココまで返させたのは君の暗部と活躍と、お姉さんのような優しさを見せてくれたくれたからだよ。
キビの人らしさに触れたとき、もっと君の活躍を見たいと思っているんだ。
キビ。君は素敵なキャラだ。
そして、婦好様。
頼みます。
ヤッチマイナアアアアアア