魔法と宝玉に関する説明回
左大臣「とりあえず唱えてみてください。」
勇者勢「「「「“ステータス”」」」」
4人の前に四角いビジョンが浮き上がる。要はVRのお約束のやつだ。
【カナカワヨシキ】【ホムラコウジ】
Lv.1 自転車の勇者 Lv.1 煙草の勇者
HP 100/100HP 100/100
MP 100/100MP 100/100
AT 15AT 25
DF 35DF 25
【ドイガキアリス】【キモトセイヤ】
Lv.1 化粧品の勇者Lv.1 鉛筆の勇者
HP 100/100HP 100/100
MP 100/100MP 100/100
AT 20AT 25
DF 30DF 25
左大臣「今は基礎的な数値のみになりますが特定の条件で数値の開放、称号の開放、数値上昇ボーナスなどがございます。本題はここからでございます。ステータスを開いたまま“ヘルプ”と唱えてください」
勇者勢「「「「“ヘルプ”」」」」
コウジ「おお・・・」
ヨシキ「いくつか質問したい事があったけど・・・これなら問題なさそうだね」
セイヤ「これは後で目を通しておく必要がありますね」
アリス「文字通り命を懸けて戦うわけだからね」
左大臣「“ステータス”は一般人でも使える魔法ですが“ヘルプ”は勇者様だけの魔法となります。“ヘルプ”も特定の条件で解放される項目があるそうです。例えば勇者様が何かに気づいたとき、それに関して補足するように解放されることもあるようです。あ、ちなみに2つともMPを消費しません」
右大臣「左大臣、宝玉の説明忘れてねえか」
左大臣「そうでしたな、とりあえず魔法に関しては以上です。本当は武器の説明でするつもりだった宝玉の説明ですが・・・順番が入れ替わってしまいましたな」
右大臣「ほら、これがそれぞれの宝玉だ。自分の神器に軽く当ててみてくれ」
ヨシキには金の、コウジには赤の、アリスには黄の、セイヤには緑の宝玉が渡された。言われた通りコツンと当てると宝玉が光り、神器を包んだ。光りが収まると宝玉はそれぞれの神器の1部となっていた。自転車のライト、煙草のパッケージのマーク、ポーチについているストラップ、鉛筆の反対側についている消しゴム部分にそれぞれ宝玉は宿った。もちろん拳大の大きさだった宝玉は宿った部分に合わせて大きさを変えている。
左大臣「これで神器の能力をフルに使えます。さあ、以上ですがしつもんはございますかな?」
アリス「とりあえず“ヘルプ”を一通り目を通してからでもいいですか?」
左大臣「もちろんでございます、私に声をかけていただければいつでもお答えしましょう。ですが戦闘などに関しては私より右大臣のほうが良いと思います」
アリス「わかりました」
右大臣「そうだ、国王が晩餐会に招待したいそうだ。王子や王女の紹介もするから是非出てほしいと言ってやした。ただ、少し時間が空くからこの部屋でくつろいでおいてくれ」
そう言って2人の大臣は部屋を出て行った。
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