やりすぎちゃった生産系。
なんとか書けました。
ここは魔の森から少し離れた場所にある人族の町ギルティー
この町は魔の森からもたらされる素材によって栄えてきた。
そんな町のいつのどおりの夕方、冒険者たちが依頼を達成または失敗してギルドに足をはこぶ時間帯
ーーーーーー!!
とてつもない爆音が町に、いや魔の森に響きわたる。
***
しかしそんな中でも・・・
「なんださっきの音は。」
「さあ、魔の森からだったな。」
「ふーん。」
ギルドは以外にも落ち着いていた。
なぜこんなにも落ち着いているのか、それはこの町が魔の森に近いことが関係している。
魔の森は常にランクの高い魔物であふれているだからこそここには絶対的な強者が派遣されるその強者がいるからこそこのギルドは、町は落ち着いていられるのだその強者の名前は勇者クロード。
「勇者様、本当にあの音の調査にいかれるのですか?」
「ああ、僕たちは正義の名の下に戦っているんだ、だから大丈夫さ。」
「そうだぜ嬢ちゃん勇者の強さはこの俺が保障してやるよ。」
「は、はいそうですね、大丈夫ですよね。」
「はは、照れるな。」
「ほんとのことだろ?おめえさんは強いよなんせ勇者の中でも一番なんだからよ。」
「そ、そうだけどさ。」
「それじゃあ早く行って町の人たちを安心させてあげましょう。」
「ああ、そうだね僕がみんなを守るよ。」
この三人にとって幸運だったのはこの中で誰一人魔力の感知が得意じゃなかったことだろう。
唯一この中で少し魔力を感知できる女性は少し不安になるだけだったのだから。
もしも得意だった場合そこから動くことはおろか立つことすら許されなかったのだから。
「それにしても、今日は魔物が少ないな?」
「ああ、たしかにすくねえちょっと妙だな、普段ならこれだけ奥にきたら一匹といわず十匹はでただろうに。」
「そ、そんなにでるんですか?」
「あ?ああ、嬢ちゃんは今日がはじめてかい、魔の森は。」
「ええ、話には聞いてましたけど。」
「それじゃあ少し魔の森について教えてあげるよ。」
「あ、ありがとうございます。」
「どういたしまして、で魔の森の反対側には魔族の領土が広がっているのは知ってるよね。」
「はい、学園でまなびました。」
「うん、じゃあそのときなんでここを通って魔族を倒しに行かないのって思わなかった?」
「は、はいそれはもう、魔の森を通ればすぐなのにいつも遠征を行うときは遠回りしていくんです、それも何ヶ月もかけてでもこれを先生に聞いたら答えてくれなくて。」
「そりゃそうさ。」
「え?なんでですか?」
「ここからのことは一切他言無用だからね?」
「は、はい。」
「うん、この魔の森はね奥に行けば行くほど魔物が強くなるんだよ、まあこれは誰でも知ってることなんだけどでもそれだけじゃなくてね、なぜか最奥に行くと神獣が出てくるんだよそれも何百匹もね。」
「え・・・神獣ですか?」
「そう、神獣だからね魔の森を通ってはいけないんだ、まあそれは魔族のほうも一緒なんだけどね。」
「そうだったんですか。」
「そう。」
「おい、難しい話は終わったか?」
「ん?ああ、ごめんごめんこういう話は苦手だったけ。」
「そうだ、そえよりそろそろ音の正体が分かると思うぞ。」
「こんなに奥でいったい何が起こったんだろうね?」
「っ!?」
「?どうした嬢ちゃん。」
「どうかしたんですか?」
「あ、あの本当にこの先なんですか?」
「ああ、そうだぞ。」
「この先になにか感じるんですか?あなたはこの中で唯一魔力を感じれるんですから遠慮せずに何かあったら言ってください?」
「そ、それじゃあ、こ、この先からいままで感じたこともないくらいの魔力を感じます、た、たぶん勇者様よりも膨大なものです。」
「「!?」」
「おい、勇者どうやらこの先にはとんでもねえもんがいるらしいぞ。」
「そうみただね。」
今の三人に先ほどまでの余裕はない。
なぜなら勇者のパーティにいるこの女性は勇者を除いた魔法使いの中で最強を誇る魔法使いなのだそれと同時にこの世界では珍しい魔力を感知することができるという才能をもっていた。
だからこそ彼女が魔力でおびえてさらに勇者よりも上だといった事実は否定できないものがあった。
そんなことは知らないこの事態を招いた本人といえば
「はあ・・・あそこまで威力があるとは思わなかったよ。」
「本当ですよ、だから意識はリンクしておいたほうがいいんですよ。」
「そうかもしれないなあ、よし分かったじゃあスキルか魔法を使うときだけリンクするようにしよう。」
「えーずっとじゃないんですか?」
「いやだよ、考え全部ばれちゃうじゃない。」
「けちー。」
「知りません。」
「けーち、けーち。」
「それくらい我慢しろっ」
他人からみれば魔の森でなにをふざけているんだ、と注意されるような行動をしながら歩いていた。
「っ~いたーい、女の子にはやさしくしないとだめですよ。」
「しらねーよ、俺はあくまで女の子と普通にお話したいだけなのもし敵対するやつがいたら容赦しないぞ?」
「たしかにさっきあんなことしましたもんね?」
「うっ・・・あ、あれは・・やりすぎたと思っている。」
「ならいいんですけどね。」
「そ、それよりさ顔隠せるものなんかもってない?」
「なぜです?」
「いいからいいから。」
「?よく分かりませんが・・・そうですねスキルで作れますよ、レア度は・・レジェンド級にします?」
「よく分からんけどかっこいいからそれで。」
「分かりました。」
そうして生産系スキルをフルに使って作ったものがこちら
堕天神の仮面 レア度???
説明
この世に存在しないはずの神が創った仮面すさまじい力を感じる
装備効果
MP+自身のMP×10
DEX+1000000
STR+5000000
自動回復
自動修復
自動防御
「これ、レジェンド級?なに自動防御って回復や修復はなんとなくわかるけど!?」
「マスターのステータスを忘れていました、神器級になっちゃいました。」
「へー神器かあー。」
「もういっそすがすがしくていいんじゃないですか?」
「まあいいや顔隠せたらいいし、それより俺の中にもどってて。」
「はあ、分かりました、アイテムボックスに入れておきますので好きに使ってください。」
「そんな便利なスキルもあるのか。」
「ええ、というか今のマスターならもうなんでもできると思いますよ?」
「まあ、いいやとりあえず顔は隠してっと。」
「マスター私は寝ますね、機能はそのままにしておきますから。」
「おう、分かった・・・さて、いきますか第一村人のところまで、ん?でもこんなとこにいるってことは村人じゃないのかな?ま、いっかとりあえず会いに行こう、敵対してきたらとりあえずぶっ飛ばせばいいし。」
その頃勇者たちは
「なんなんだ、これ・・・」
先の見えない大きな一本道を見つけていました。
読んでいただきありがとうございます。