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やっちゃたよ大魔法。

またもやムチャクチャしちゃったかな?

ここは魔の森最奥、魔族と人族がもつ領土のちょうど真ん中、誰もたどりつけない場所。

それがたとえ魔王や勇者だとしても。

そんな場所に二人の男女が楽しそうな会話をしながら……走っていた。


「誰が楽しそうだー!」

「マスター無駄口たたいてないで走らないと食べられちゃいますよ、それかもうパクッと。」

「冗談でもやめて!? まじで怖いから!」

「えっ……冗談だと思ったんですか。」

「逆に冗談じゃなかったの!?」

「それはもう、こんしんの冗談ですよ、だいたいマスターのステータスでたかだか神獣に負けるわけないじゃないですか。」

「神獣!? 神獣って言った!?」

「神獣ですよー、紛れもない本物ですよー、どうです? 神々しいでしょ?」

「神々しくないよ、確実に殺りにきてたよ!」

「文句言うなら倒せばいいじゃないですか。」

「倒せるわけないでしょ、あんな奴!」

「……マスター、今何キロで走ってるんですか?」

「景色が早送りに見えるくらい?」

「今マスターが走ってる速度は軽く300キロこえてますよ。」

「えっ?」

「スキル補正で速く感じないかもしれませんがとっくに神獣はいませんよ? それどころかさきほどから会話しながら吹き飛ばしてたじゃないですか。」

「うそっ!?」

「本当です、まさか本当にきずいてなかったんですね、私はてっきり……」

「てっきりなに!?」

「もういいです。」


どんかんやろー

のうきんー

ばーかばーか

あーほあー(ガシッ)ん?


「うおりゃー!!」


うそーん!


「何投げたんですか、マスター。」

「何も見なかった、いいね。」

「……はい。」

「それよりさ俺って強い?」

「今のマスターがそれを言ったら嫌味にしか聞こえませんよ。」

「そうかもしれないけどほら、あるじゃん一応さ。」

「自覚あるなら聞かなくてもいいじゃないですか。」

「うん、まあ、そうなんだけどさ……じゃあこの森にいる神獣全部殺れるかな?」

「マスターの場合冗談でも本当にできますからね。」

「……ま、まあ冗談はさておき今から通るとこの神獣を一匹残らずたおせたらいいや。」

「……はあ、分かりました、ああそれと言ってなかったですけどマスターと私の思考はリンクしていますからマスターの考えていることはもちろん、それに相応しい解答も瞬時に分かりますので。」

「それさきに言おうよ、どうりでさっきからこうしろみたいなことが浮かぶわけだよ!」

「そういうことですね。」

「……よし、とりあえずやるかー。」

「マスター、強制的に私の思考を追い出しましたね。」

「な、なんのことかなー。」

「はあ、まあいいです、それで? なにをするんですか?」

「それはひ・み・(我、ふっかーつはっはっはっ私を投げ飛ばすとはいいどきょ「だまれ。」はい、すみませんでした!)


「よし、やろうか。」

「…………」

「どうした?」

「いや、マスターもけっこう理不尽だと思いまして。」

「お前が言う!? それ!」

「何を言ってるんですか? マスターは。」

「……やるか。」


これ以上は無駄だと判断したカズキは魔力をほんの少しだけ右手にこめた。

それこそ平均的な魔法使いが火をともすくらいの魔力を


「なんですか、これ。」

「……さあ。」


カズキの頭上には鈍く黒色に輝く球体が浮かんでいた、その数万個


「とりあえず」

「ちょっと、まっ」

「せいっ。」


___災害がおきた、木を粉々に破壊しながら神獣を蹂躙していくそれはまさしく天災、すべてを破壊しつくさんとするそれは神獣を蹂躙しつくしたところで消滅した。


「マスター、ものすごく大きな一本道ができましたね……」

「そうだね……」

「手加減のスキルってありましたっけ? あったら常時発動しておきましょう。」

「そうするよ。」


二人は歩き出した。

魔の森最奥だった場所を


「なあ。」

「どうしました?」

「さっきからレベルアップしましたって声が頭の中でうるさいんだけどどうにかなんない?」

「しりません、自業自得です。」

「そこをなんとかさー。」

「無理です。」

「む~。」


ステータス

名前  カズキ

種族  人族(神族)

称号  巻き込まれた者、可能性を秘めし者、異世界人、限界を超えし者、最強の賢者、最強の剣士、常識破り、神の天敵、成り上がりし者

Lv 783(30)

HP  ??????????/??????????(50/50)

MP  [infinite]

STR ??????????/??????????(100)

DEX ??????????/??????????(60)

VIT ??????????/??????????(40)

INT ??????????/??????????(80)

AGI ??????????/??????????(90)

LUK 300


スキル

メモリーユーズ(?)???

運命の創造者(?)MAX new

攻撃系スキル(?)??[統合済み]

補助系スキル(?)??[統合済み]


魔法

創造魔法[統合済み]





え? ( )?ああ、偽造のスキルだってほんとに便利だよねカズキのスキ「おい、誰としゃべってんだよ。」すみませんでした、本当に。


「はやく終わりの言葉いえ。」


はい。

んっんん……本日はお読みいただきまことに「普通に終わらせろ!」……

この一本道をいったさきにはなにがまっているのか。

カズキの好き勝手に生きる人生がいまはじまった。


「もう、普通にナレーションさんと話してますね。」

「もうやけくそだー。」

「やけくそはいいですけど、絶対に手加減はしてくださいね。」

「……さあね、前にも言ったと思うけど敵対するやつには手加減しないぞ?」

「ちょ、マスター……」

読んでくれてありがとうございます。


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