UDNMO!ラジオ!~UDラジ!~ 初回放送
何故か、『UDNMO!』に番外編を設けて尚且つ、おふざけで《UDラジ》なるものまで作られてしまった。
ま、物は試しよう……ってことで!
「「始まりましたっ!UDラジ♪」」
「ハハッ、なんでこうなるのかね~」
「アニメ化やコミック、遂には映画化も果たした、あの《某小説》との違いを出さねば!ってことで、無理やり番外編を設けて小説ラジオを作って今に至る訳、なんだろう?」
「ご丁寧に説明、どーも有り難う蓮たん♪流石は非常勤講師だね~」
「非常勤、非常勤うるせぇぞ」
「ねぇ…これ、一回きりだよね?」
「知らねぇよ。人気があったら、回数増えるんじゃねーのか?」
「ハハハハハッ!冗談だよね?(笑)いちいちラジオなんて、やってらんないよ!」
「まぁ、そう言うなよ。とにかく、今はこの時間を乗り切るぞ、稔夜」
「はぁ……仕方ない。早く終わることを祈って、ラジオをするとしよう……」
「ああ、さっさと終わらせるぞ」
「で?一体、何したら良いの?」
「え?《リスナーコーナー》?」
「え、リスナーとか居るの?(笑)」
「あ、今は居ないのか」
「居たら逆にびっくりだよ!!」
「え…あ、居るのか!」
「嘘デショ?(笑)可笑しいだろ!つい、今始めたばっかりなのに!?」
「ほら、リスナーからメッセ届いてるから、早く読めよ」
「じゃあ、読みまーす(棒読み)」
「おい、ちゃんと読めよ。稔夜」
「はぁ…分かったよ。ちゃんと読みます~!ラジオネーム【UDNMO!、ラブ!】さんからのメッセです!【稔夜さん、蓮利さんこんばんは~!】」
「こんばんは~」
「【まさか、『UDNMO!』に番外編・小説ラジオが誕生するなんて、夢にも思いませんでした!】」
「ああ、俺もだ」
「【そこで!早速、お二人に質問です!!】」
「お?なんだ?」
「【『UDNMO!』番外編で小説ラジオが誕生した、今のお気持ちを一言お願いします!】というお便りでーす」
「今の気持ちを一言って言われてもな…」
「とにもかくにも早く終わらせたい!この一言に尽きるね~、俺は!」
「でも、普段からこうして、お前と向き合って話すことなんて、あまり無いよな?」
「まぁ……確かにそうかもね~」
「お前、テキトーに言ったな?」
「まさか、本心で言ったんだよ!酷いな~蓮利くんは!!」
「はい、次行きまーす」
「ちょ…!?俺の扱い、酷くない!?」
「さっさと終わらせたいんだろ?ほら、次行くぞ」
「……はーい」
「ラジオネーム【稔蓮、ラブ!】さんからのメッセだ【稔蓮さん、こんば~!】」
「何か俺ら、セットにされてるね~(笑)こんば~」
「【『UDNMO!』のこれからの展開を少しでも良いので、教えてください!】とのことだ」
「え、言わないよ?だって、言ったら面白く無くなるじゃん」
「じゃあ、小説以外のことを話そう…」
「え、小説…以外!?小説以外に何かあったっけ???」
「『UDNMO!』が……」
「ちょ、ちょっと待ってよ!蓮たん!!」
「ああ?なんだよ、稔夜」
「なんで俺が知らないことを蓮たんが知ってるのサ!」
「知らねぇよ、んじゃ発表するぞ~」
「何か悔しいけど…」
「おっと、ここでエンディングのお時間となってしまいました!!」
「おい、嘘デショ!?最後まで言ってよ、蓮たん!!」
「うるせぇな……お前は子どもか」
「もうこの際、子どもでも何でも良いから早く発表してよ~!!」
「はぁ……わーったよ」
「お!?(ドキドキ)」
「『UDNMO!』が……」
「『UDNMO!』が!?(ウキウキな稔夜)」
「《UDラジ!》は《仏蘭西丼屋》と《常葉会》の提供で、お送りしました。」
「おい、マジかよ!?」
~fin~