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~プロローグ~ クソ神様との出会い

俺の名前は、曽川 雅(そがわまさ)。友人には、みやび。と呼ばれている。いまいち俺にも現状が理解できてないが、とりあえずわかることはある。


俺、死んだんだ。



確か、俺と幼なじみ達の計6人で、初日の出を見に行ったはずだ。助手席に座って、後部座席で暴れてるバカ達の声を聞きながら、音楽番組を聞いてたら、突然、向こうからトラックが向かって来て、それで。


「あぁ。やっぱ死んだんだろーな。あれは」


そりゃそうだ。あんなスピードで正面衝突したんだ。あれは大抵の人は死ぬだろう。


ここでやっと気づいたんだ。

今自分のいる場所がわけのわからないくらい真っ白な世界で、周りに死んでしまったはずの幼なじみ達がいて。


俺の目の前に、とんでもない威圧感を出しながら俺を見つめる男が立っていることを。



「やっと気づいたか。目が覚めたと思ったら、俺には目もくれずに考え込むからな。殺してやろうかとも思ったが…まぁいい。とりあえず、後ろのガキどもを起こせ」


その男の声は、目の前から聞こえてくるようでいて、後ろから聞こえて来てるような、不思議な響きのある声だった。

などと、考えながら、幼なじみ達を起こした。彼らは、どこにも怪我をした様子もなく眠っていたが、起き上がると、今いる場所にびっくりした後、目の前の男を見て息を飲んだ。


「全員起きたな? うん、よし。では自己紹介から始めようか。私は邪神と呼ばれる者だ。お前らは一度死んだ。間違いなく死んだんだが、俺の気まぐれによって、お前達を別の世界で蘇らせることに決めた」


「よって、今からお前達に、2,3個質問するから正直に答えろ。いいか?」


俺たちは、全く頭がついて来ていなかったが、ここで別の答えを答えてたら、まず間違いなく殺されてたと思う。

俺たちは、ほとんど迷わずに首を縦に振った。


「よし。じゃあ、まずは一人一人自己紹介しろ。それと、嫌いな物も一緒に答えろ」



この、クソみたいな神。邪神の気まぐれによって、俺たちはとてつもなく壮大な世界の歴史に触れ、歴史を変えることになる。

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