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転生⁇冒険‼︎吸血鬼⁉︎  作者: きょ〜様
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初戦闘?とエルフの少女達、

「それじゃあ、もう一度言うわね、東の村は家を出て右方向の道を進めば着くわ、途中 森の横を通るからその時は魔物に注意する事、魔物に勝てなそうなら強化を使ってすぐに逃げる事、それで村に着いたら魔道具の店が在るからそこで ステータスオーブ を買って帰ってきなさい。」


何度も説明するリサにカイトは苦笑しつつも頷き、


「大丈夫ですよ母さん、すぐ帰って来ますからそんなに心配しないで下さい。」


「わかったわ、じゃあ ステータスオーブ を買うお金と 一応武器を渡しておくわ。やっぱり強化を使っても木刀じゃ心配だから。」


渡された武器は訓練で使った事もある刀でリサの予備の武器だった、


カイトはお金と刀を受け取ると、


「では、行って来ます‼︎」


と言って出発した。




ーーー家から東の村に向けて歩いてしばらくするとリサが教えてくれた魔物が住む森が見えてきたのでカイトは気を引き締め直した、


しかし、しばらく歩いても魔物は見つからない、リサに聞いた話だと結構な頻度で ゴブリン や オーク といった世界的に数の多い魔物が襲いかかってくるらしいのだが周りには魔物どころか人っ子一人いない、カイトは拍子抜けしつつも、もう一度周囲の様子を確認した。


ーーーすると森の中から強い魔力の気配と戦闘していると思われる音が聞こえてきた、カイトは気になり森の中の戦闘を確認する事にした、


森の中に入ってすぐの所で金髪と青髪の2人の少女と20匹程のゴブリンが戦っていた、戦況は少女達に不利で近くには馬が死んでいて逃げる事も出来ない様だった、2人はエルフの様で武器を持っておらず魔法で応戦して凄い事に100匹程のゴブリンを倒したみたいでそこらにゴブリンの死体が転がっている、


だが、もう魔力が限界の様でだいぶ息が上がり今にも倒れそうだ、


それを見たカイトはここで見捨てるのは寝覚めが悪いと思い少女達を助ける事にした。





ーーー金髪エルフの少女アイリスは後悔していた、言いつけを破り森に薬草を取りに行った事、数が多いが所詮ゴブリンだと思い戦ってしまった事、何より大事な姉替わりの存在を巻き込んでしまった事、



ーーー青髪エルフの少女ハクアも自分自身が許せなかった、何故、お嬢様を諌める事が出来なかったのか、何故、ゴブリンからすぐに逃げなかったのか、何故、大切なお嬢様を_可愛いアイリスを守る力が自分には無いのか、


2人が諦めかけた瞬間、上から降ってきた何かがゴブリン達を吹き飛ばした。


ゴブリン達を吹き飛ばしたのはもちろんカイトだ。


カイトは強化した身体でゴブリン達の上に跳躍して、強化した武器でゴブリン達を吹き飛ばし、そのままゴブリン達を相手にした、魔物との初戦だったがまるで相手にならなかった、始祖吸血鬼の身体能力に前世で培った古武術とリサから教わった無属性魔法を使って行ったそれは戦闘では無く蹂躙だった、向かって来るゴブリンの攻撃を危なげなく躱し刀を振るうと3匹まとめて真っ二つになった、続けて回し蹴り、…ゴブリンがバラバラになってかなりグロかったので殴る蹴るはやめて刀で戦った 20匹程いたゴブリンは3分で全滅した。



カイトは刀の血糊を落とし鞘に仕舞うと少女達にむかって、


「大丈夫ですか? 怪我は無いですか?」


と言った、少女達はしばらくポカンとしていたが青髪の少女が はっとした顔をすると、


「…だ、大丈夫です2人とも魔法で距離を取って戦っていたので怪我はありません、それより危ない所を助けて頂いてありがとうございます。私はリーフ家に仕えていますハクアと申します、そしてこちらが…」


惚けていた金髪少女だがハクアの視線に気づき、


「アイリス リーフ よ‼︎ さっきは助かったわ‼︎ まぁ私達だけでもゴブリンなんて余裕だったけどね‼︎ 」


「アイリスさんにハクアさんですか、僕はカイト ドラキュリアです。東の村に行く途中にゴブリンと交戦している2人を見かけたので微力ながら助太刀しました。」


カイトは苦笑しながら2人を見た、2人はまだ幼いがは10人中9人が美少女と答えるであろう容姿で アイリスはカイトと同じ位の年齢で勝気な表情に金髪、意思の強そうな碧眼の美少女でハクアはアイリスより少し年上だろうか?優しそうな表情に青髪、こちらはアイリスと同じだが知的な光を宿す碧眼の美少女だ。


「カイト様ですか、重ね重ね助けて頂いてありがとうございます。」


ハクアが礼を言うとアイリスが、


「カイト、覚えたわ‼︎ それにしても あんた強いわね‼︎ 見た目は子供なのに信じられないわ、 私は今9歳でハクアが10歳、あんたいったい何歳なの?」


「私も気になりますね、私もお嬢様もハイエルフで魔法では負けた事がありません、ですがカイト様は私達よりかなり強いです、長寿な方だとは思いますがその見た目で一体お幾つですか?」



カイトはちょっと悲しくなったが、前世の記憶を含めると確かに歳相応では無いな〜と思いアイリスとハクアに説明をしたーーー。








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