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此処は異世界⁉︎俺はカイト‼︎

海斗が目覚めてから2年の時が過ぎた、

最初は何を言っているか分からなかった女性の言葉もようやく分かるようになった、

言葉以外にも分かった事がある、

まず俺の名前だが同じくカイトといいフルネームはカイト・ドラキュリアという事、

あと女性の正体だ、

まぁ、薄々気付いていたが女性は海斗の母親だという事、

ちなみにカイトの容姿は完璧な母親似で黒髪、赤眼でパッと見女の子みたいである、

女性の名前はリサ・ドラキュリアだという事、

此処は地球では無い異世界だという事、

何故分かるのかといえばこの世界には魔法がある、リサが料理を作る時に魔法で火を点けたり洗濯するのに魔法で水洗いしたり掃除するのに埃を風の魔法で吹き飛ばしたりしていたのだ、まず地球ではあり得ない。

あと、一番驚いた事は自分が人では無かったという事だ、

カイトの母親リサは吸血鬼と呼ばれる種族でそれも最上位の始祖の一族の吸血鬼だ、

つまりその子供のカイトも最上位の吸血鬼なのだ。

とりあえず分かった事は霞海斗は死んで魔法のある異世界に最上位の吸血鬼として転生しカイト・ドラキュリアという存在になったという事、

まぁ、転生して前世の記憶があるとはいえまだ2歳の幼児なので出来る事など良く食べて良く寝る位だ、もう少し成長したら魔法を覚えてみたいが今はーー

「かぁさ〜ん‼︎ ごはん〜‼︎」

リサの美味しい料理を食べる事にしよう。