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とある学院の人々  作者: 水無月 重荷
序章 『ロア』たち
6/13

5話 トーマのお説教3

書き溜めてたの投下するのわすれてました

ロアは、

「強いて言うなら俺が教わったのは、混合技の複合使用だ。

魔弾で陣を描いたり、あとは魔法と魔術の混合をのせた槍術とか。」

と続けた。

「それにギミック付きの槍と鎧の生成も教えただろう?」

とトーマが言うと、

「ああ、そういえばそうですね。

槍の先端に銃口をつけた槍で魔弾を撒き散らしながらの近接も教わったか。」

と、ロアが答えた。


「自分の最強技だと思ってたのが他人もできるとなると・・・かなり落ち込むわね。」

ミーナが言うと、

「いや、気にすることはないよ。

ロアは一応全部できるけども、残念ながらそれぞれの技は君たちそれぞれに劣ってる。」

トーマが返した。


そして、トーマは

「君たちが入ってくるとき、君たちの魔力を視たんだけどね。

例えば、アークなら、魔法、魔術、近接に適正がある魔力だった。

ティアなら、魔法、魔術、遠隔に適正がある魔力だった。

まあ、適正というのがよくわかってないだろうから、そこの説明からしていくよ。」

と続けた。


「魔力っていうのは、主に2種類の使い方ができる。

外に放出する使い方、自分の中で使う使い方の2種類だ。

で、外に放出するのが魔法、魔術ってことだ。

まず、近接の適正っていうのだけどね、コレは自分の中で使うのに適した魔力の中でも、筋力の強化に適した魔力だ。

ま、あとは魔力を放出するには向かないけど、硬化ができるとか、自分の中でだけなら治療が使えるって人もいるね。

遠隔の適正っていうのは、脳を強化できたり、感覚を強化できる魔力だ。

小さなところからいくと、手の震えが軽減されるとか、だね。

でも大体の人は、視力の強化や、思考の高速化とかが得意かな。

次に、魔術の適正っていうのは、魔力の質が、『扱いやすい』ってこと。

陣を通して発動させるときに、陣に流し込む魔力の量の調節がしやすい方が、より正確な魔術が発動させられるからね。

・・・まあ流し込みすぎたりすると暴走しちゃうんだけど。

で、魔法の適正っていうのは単純だ。

量が多ければ多いほどいいっていうだけ。

ここまでは理解できるね?」

と、トーマが説明した。


生徒たちが肯くのをみてから、

「で、ま、この適正っていうのがね、僕には色で見えるんだ。

ホントはもうちょっと細かいんだけど、簡単に言うと、自分の中で使える量がマゼンタ、外に放出できる量がシアン、扱いやすさがイエローにね。

あと、魔力の量は色の濃さ。

例えば、マゼンタだったら、近接や遠隔適正だ。

ま、遠隔適性には適度なイエローが必要なんだけど。

で、量さえあれば問題ない魔法の適性は君たちは全員持っているわけだ。

アークでいうなら、灰色に近い紫だ。」

と、トーマは続けた。


「で、ここからが一番重要。

ロアはね、白だったんだ。

なんの混じり気もない、純粋で、強く輝いている白。

だから、まあ、君たちとはちょっと違って特殊だから、まあ、スタイルの混合というよりはスタイルを無視した方が良い魔力だ。

今はまだ、早いから混合スタイルって形に当てはめてるけどね。

だから、ま、彼は気にすることないよ。」

といい、少し空けて、

「さて、じゃあちょっと休憩にしようか。

この後また話すことがあるから、20分くらいしたら戻ってくる。

皆は雑談でもしてるといいよ。」

とトーマは締めくくった。

まだ続きます・・・(笑

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