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とある学院の人々  作者: 水無月 重荷
序章 『ロア』たち
5/13

4話 トーマのお説教2

ハンパに投稿してましたorz


途中からだけになってました


もう読んじゃった方ごめんなさい修正します。

「この学院には3人教師がいるよね。

魔術、魔法担当のシェリー、近接担当のザン、そして僕だ。

で、君たちは僕が何の担当なのかを忘れたのかい?」


少し間を空けて、

「・・・複数のスタイルを混合した戦闘だよ。

なのに君たちは何をやってるんだ。

普通のパーティーみたいに近接、遠隔、法士、術士と分担を決めて戦闘をするのが、僕の教えてきたことか?

ロアはさっき『基本くらいしか教えてくれなかった』といったけど、その教えた基本すら実戦で使ってないようじゃないか。」

と続けた。


「特に、アークとミーナ。

君らが他に何ができるのか他のヤツらは知らないようだけど?

まともに混合らしいことやってるのはティアだけ。

それでも、実戦に出す前に教えたことをやってるヤツなんて、誰一人いない。」


トーマは、ティアの方を向いて、

「ティア、僕が君に教えたのは爆発矢なんてモノじゃないね。

何を教えた?」

と訊いた。

「・・・放った魔法で陣を作り、魔法と魔術の並行発動、です。」

とティアが答えた。

「そう、でも使ってないよね。」


次に、アークを見て訊いた。

「アーク、君が二刀流な理由はなんだ?

そして、君は近接以外になにができるんだ?」

「魔術での剣の生成と、魔法で剣に魔力を乗せることです。」

と、アークが答えると、

「それだけか?」

と、トーマが問いただす。

「・・・左右の剣に乗せる魔法を変えることで、攻撃の幅を広げることです。」

と、アークが答えた。

すると、ティアは

「そんなことできたの?」

と驚いた。


トーマはミーナに向き直り、

「ミーナ、君もだ。

他のヤツらは君が治療専門だと思っているようだけど、僕は君に『唄』を教えたはずだ。

どんな技だっけ?」

と訊いた。

「詠唱の言葉以外に、音程やリズムを詠唱に含めることで、並行して魔術を発動させる技ね。」

「ま、分かってても使わなきゃ意味ないよね。」

とトーマが皮肉を言った。


「キース、君の本領はなんだい?」

少し間を空けて、

「治療の応用で、敵の弱体化、味方の強化。

それに、魔術によるあらゆる種類の武装の生成だったっけ~?」

「・・・訊きかえすな。

それに、もう一つあるだろう?」

「ああ、そういえば。

銃弾に魔法をのせて、速度の速い魔法を打つだっけ~?」

トーマは少しあきれた顔をしながら、

「訊きかえすなと言っただろう。

それに、魔弾は僕のメインの戦い方だと教えるときに言わなかったか。

それを忘れるのは少し許しがたいね。」

二人の会話を聞きながら、ミーナが笑いを堪えていた。


トーマは溜息をつきながら、

「ロア、君は本当ならこの中で最強のはずなんだけど・・・?」

ロアは、少し戸惑いながら、

「ええ、そうですね・・・。」

と答えた。


「最強?

何ができるんだ?」

とアークが訊いた。

すると、

「・・・何って?」

とロアが訊きかえした。

「何か最強の技を教えてもらってるんじゃないのか?」

と、再びアークが訊くと、

「いや、別に。

ただ単純に、皆ができるって言った技は全部、俺もできるってだけだ。」


ロアとトーマ以外の全員が驚いた。

続きますごめんなさい。

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