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とある学院の人々  作者: 水無月 重荷
序章 『ロア』たち
1/13

序 ロアの入学

初投稿!

ん?ああ、入学希望の子か。

君の名前は?ロア、ね。こんな世界に興味をもったのかな?こんな、血生臭い、闘いなんて世界に、さ。


ま、言いたくないなら無理には訊かないけど。じゃ、質問を変えようか。君はどれほどの覚悟でここに来た?

解っているとは思うけど、ガキの遊びじゃ済まない世界だ。


命を落とすことがあるのは当たり前。それ以上に苦しいことや辛いことだってあるだろう。・・・なるほどね。家族を殺された復讐、

魔族を殺しつくす、か、いいんじゃない?

バカにしてるのかって?

ま、そうかな。憎悪なんてのは戦場では判断を狂わせるだけさ。

そんなのに囚われず、もっと広い視野は持つべきだね。


さて、それでも君は合格だ。

少なくとも遊びや半端な覚悟で来たわけじゃない。

正式に授業に参加するのは明日からになるけど、今日の内にやることはやってしまおう。


何をするのかって?

君の魔力の視るのさ。



知ってるかもしれないけど、一応説明しておこうか。


大雑把に分けると、戦い方・・・戦闘スタイルと呼ばれるのは四種類ある。

接近、遠隔、法師、術士、だ。


接近と遠隔は主に物理系と呼ばれている。

ま、魔力を外に放出せず、自分の中で使って、身体能力を高めるスタイルだね。


法師は魔法を使うスタイルだね。魔法は、主に使う魔力の量や、質に重点を置いた魔力の使い方だ。


それに対して、術士は魔術を使う。

魔術は魔法と違い、魔力の運用に重点を置いている。



ま、解るとは思うけど、それぞれのスタイルに向いた魔力ってのがあるのさ。

だから君の魔力を視てどのスタイルに向いているのか調べる。

今後の教え方にも関わるからね、今日の内に知っておきたいのさ。


ほら、手を出して、手に魔力を集中させて。

・・・うん、そうだ。よくできてる。



・・・へえ、結構興味深いモノをもってるね。

君ならどのスタイルでもやっていけそうだ。

いや、スタイルって枠にはまらない魔力って言ったほうがいいかな。


ああ、心配はしなくていい。

大丈夫、僕ならちゃんとそれを生かしてやれる。



明日からは、君も僕の生徒だ。

・・・遅刻はしないでね?

初回は少し変わったカンジにしました


多分次からは普通(?)です。

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