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1、岸田という女

OL話が書きたくて(笑)

昔『インザプール』という映画を見たことがある。水に執着、いや中毒症状を現す男の話だったと思う。それを見たときは、奇妙にしか感じなかったそれが、最近私の体を蝕んでいる。




水滴が落ちる音が狭い室内に響く。

たゆたい消える、それがなくなる前に私の手元に次の雫が滴り落ちる。


時間にすれば10分にも満たない。その一瞬で、ようやく私の体に酸素が巡る。深く深く息を吐けば、そのまま水に溶けてしまいそう。


「……はぁ」


やっと息が吸える。まぁトイレの中だけど。でも、ここのトイレは新しいから問題なし!


心の中で大きく頷き、ふと鏡に映る自分に目をやった。


今まで染めたことのない肩までの黒髪。黒いラインを入れた大きめの一重。ぷっくりと存在を主張する厚い唇に、平均より10cmも高い身長を眺めれば、ここ26年向き合っている一人の女がぼんやりと立っていた。


岸田玲子、26歳。毎日の日課は昼休憩のトイレ篭り。趣味は旦那探しのぴちぴちの独身です。


あ、ちなみに残業ばっかのグレー企業に勤めてます。まぁ、残業代出るから良しとすべきなんでしょーね。

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