表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/25

私の夕日

寝言がうるさいということで個室に移されたのは良いのだけれど、

誰もいないのは逆に静かすぎて眠れない。

私はカーテンを開けて差し込む月光を楽しんでいた。


月光に私の肌が透き通り、混ざり合って行くようだった。


「このまま、楽に私を連れて行って欲しい」


私がそう呟いても彼らの沈黙は続いていた。


私が犯したわけでもないし、誰かが悪いわけでもない。

なのに私は誰かの償いをしているようだ。

多分、世界はこうやって帳尻を合わせているのだろうと思った。



日の出は今日一日の合図みたいなもの。

誰もそれを拒めない。


私は一日中、外の景色を見ていた。


歩く人、飛ぶ鳥、車に飛行機。

みんな役割を与えられて動いている。


お昼過ぎまでしのいだら、ご褒美のような夕焼けが私を迎えてくれた。


お陰で私は夕日が好きになった。

残された時間はあまりないようだから、せとうちの夕日から見て行こう。

そしてこの感動をあの人に託そう。


私はそのように考えるようになっていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ