92話 上級魔法の必須LV・上級武器生産魔法と鑑定法・神降ろしの宝玉
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「良かったのであるか? あのような情報を渡してしまったが」
「別に構わないな。俺達には無限回廊がある。それを取り上げられるのであれば、まあ待ったをかけるし、違う貴族の所に行くかもしれないが、金属の加工方法が解ったところでだ。それだけの事しか解っていないんだからどうでもいいな。まあ、人間の冒険者が強くなるかもしれないが、非人間排斥主義者じゃなければなんだって良いと思うんだよ」
結局、あの後に精錬魔法、剣、槍、斧、鎚の加工魔法をちゃんと教えてきたんだ。上級魔法をな。そして、追加で第8紋章2つ持ちに鑑定魔法を使わせることを提言してきた。勿論レベルは100を超えていることが条件でだ。そうでないと死ぬからな。魔力欠乏の酷いのになるんだよ。それもしっかりと説明した。何処まで理解しているのかは知らないが、使いすぎると倒れるという事はちゃんと教えたからな。レベルが100を超えていたら、1日も経てば回復するはずだが。
いきなりの上位金属の発見により荒れる? 荒れればいい。むしろその位は荒れてくれても良いんだよ。青銅とか影響力が140%だぞ? 1.4倍だぞ? それに比べてメリトラは590%。5.9倍だ。物理も魔法もな。バリルでも340%で止まるんだ。まあ荒れるだろう。荒れても問題はないんだけどな。その位は出来てくれて構わない。
俺達とは違い、有限の金属だからな。無限回廊は取れる量は一定しか取れないが、無限に採掘できる。地上の鉱山は無限回廊よりも1日に取れる量は多くなる。ただ、有限であると言う事なんだよ。どっちが良いのかと言われたら、早く数を揃えるのであれば地上の方が適しているといえる。ゲーム時代は、近場で揃えるからなあ。ガチ勢は無限回廊に潜りっぱなしなんだけど。
今回はリアル。つまり寿命がある。人間にも寿命がある通り、鉱山にも寿命がある。最終的には無限回廊の方が採掘量は多くなる。が、後9年で兵士の質を上げようと思ったら、地上の方が適しているのではないか。無限回廊も2000層くらいまで行けているのであれば、鉱山の代わりになる山地や高地が沢山あるんだろうけどさ。流石にそこまで行くには時間がかかる。いや、階段を見つけるのは良いんだけど、魔物が問題になってくるからさ。流石に魔物が強すぎてどうにもならないってまであり得るからな。
神カテゴリーの魔物だな。色々といるけど、日本神話の神様も魔物として登場するから。天照大神が最高峰にやばい魔物だな。単体で強いのは須佐之男命なんだけど。ぶっちぎりで強い。でも、ここら辺がパーティーを組むと止まらないんだよなあ。天照大神、須佐之男命、月読命が組まれると厄介なんだよ。ドリームパーティーって言われてたけど。天照大神はバッファーとヒーラー、須佐之男命はガチアタッカー、月読命はデバッファーとタンク。まあね、絶望しかないね。日本神話も酷かったけど、インド神話とか北欧神話系もガチパーティーがあるので、止めて貰いたい。神様パーティーとかまあね、やばかった印象しかない。
狩場に高天原とかあったもんなあ。懐かしい。レベル300以上でも、相手パーティー次第だと完封されるとか言う激ヤバの狩場だし。ただ、最強系の武器防具を揃えるのであれば、行かなければならないんだよなあ。合金素材に欲しいんだよ。俺が好きなのは月読命のドロップで作った合金製のナックルダスターが好きだった。魔法反射とか言う壊れ性能をしていたので、よく使ったよ。流石に防具には出来ないって言う縛りがあったんだけど。
無限回廊でもそんなのがゴロゴロと出てくるんだろうと思う。何層目からかは知らないけど。無限回廊なんてそもそも500台までしか行けてないはずなんだよな。ランキングは見てたけど、実際には行っていない。まあ、運と運と運が必要だからな。俺には無理かな。まずもって命というガチャでハズレを引いたんだから。
「お? 通信端末が鳴ってる。誰からだ? はい、エルンストですが」
『エルンストやな? ドゥニエルやけど。コールスから連絡や。あれや、あの宝玉、当たったらしいで。しかも2つもあるみたいや。鑑定班がウジャトの目を使って鑑定したらしいから確実やな。まあ、必要魔力がやばい事になっとるから、使える奴は少ないっちゅう話やな』
「マジで!? マジで当たったのか。ってか、使えるのか!? 必要魔力量って幾つだよ!?」
『あー、エルンストが驚くってよっぽどやな。気持ちは解らんでもないけどな。ちょっと待ってな。えーっと、……これの単位が解らんわ。1に0が30個や。レベル600を超えた奴らは使えるで。エルンストは今どれだけになっとんのや?』
「……今は589だ。もう少しで使えるようになるけど、そうか。もうそっちではレベルが600を超えている奴らが居るのか」
『最高は700を超えた連中が居るみたいやけどな。まあ、無限回廊に潜りっぱなしやって話やし、仕方がないんと違うか? 宝箱の当たりがやばいらしいで? それと金属もあほ程届くかんな。うちもレベルが400超えたし、熟練度もええ感じや』
「マジか。マジか……。700を超えるって相当だな。そこまで来るともうレベルが関係なくなってくるけどな。熟練度をどれだけ貯め込めるのかって話になって来るし」
『せやけど、あれ使ってもええ奴なんか? あれやろ? 国宝級の奴やろ? 幾らで売れるんか知らんけど、使うんか?』
「ヒルストン伯爵様に確認を取ってから使うつもりでいるからさ。とりあえず、レベルが一番高い奴に使ってもらうから。そうしないと生き残れないと思うし。一応言われているのが、必要魔力量は神様を降ろすのに使うだけで、神様が魔法を使う際にはまた別に魔力が必要って言われてたから、最低でも0が30個欲しいってだけなんだよ。だから、出来ればレベルを1000まで上げておいてくれって言っておいてくれるか? 安全圏って無いと思うんだよ。神様の魔法って最上級魔法って言われているけど、本当にそうなのかが解らないから、可能な限りレベルを上げておいてくれって言っておいてくれ。それでも死ぬ可能性があるんだけど、使ってもらう時には了承を貰うから」
『……なあ、0が30個もあるのに足りんのか?』
「解らん。俺も使ったこと無いし。使ってたら俺は死んでるからな。生き残った人の魔力量を調べるしかないんだよ。実験動物になって貰う事になるんだけど、それでも了承してくれる人を探しておいてくれ。駄目そうなら教会の人を生贄にして、神様を降ろすから。確定で死ぬけど、それは仕方がないって事で」
『鬼かな? まあええわ。そういう事や。こっちでも色々とあるんよ。そろそろ半分終わった所くらいやろ? なるべく早うな。ついでにレベルも上げといて』
「半分くらいだな。まだ半分と言うべきか、もう半分と言うべきか。こっちの事は任せるけど、湿地の事も任せたからな。じゃあ頼むわ」
『あいよー』
切れた。そうか。神降ろしの宝玉が手に入ったのか。それはいいな。しかも使用魔力量が解ったのも大きい。検証班が使ったときは、最上級鑑定魔法を使うための宝物が出なかったって話だしな。しかし、魔力量幾つだ? レベルが600以上かあ。そりゃあ3か月では無理だ。計算できないけど。電卓が、高性能な方の電卓が欲しい。表計算ソフトでも可能。それで計算させて欲しいな。
でも、切り札が出来たことは大きい。大魔の森を滅ぼす事も視野に入れないといけないな。とりあえず、戦争では1個で十分だから、大魔の森には使える。滅ぼして農地にする方が良いんじゃないかな。いくら無限資源があるからって言っても、農地は欲しいよな。




