86話 牛乳を魔法で乳製品に加工。馬もテイムしバフして馬車で高速行商
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ンモー ンモー ンモー
うーん。完全にここ一帯が牧場になっているな。モーギュをテイムしてきて、青銅の容器に牛乳を詰めている作業をしている。大体、モーギュが50体くらい居るのかな? 一応は建屋の中を解体して、牛小屋にしたんだけど、ちょっと柱が足りないような気もしないでもない。でも、中の解体はしたが、柱まわりは解体していないので、これで強度的には足りると思うんだが、どうなんだろうか。
最悪は建て直せば良いので、問題はそこまで大きくならないはずなんだよな。と言うか、モーギュ高地には動物の馬も居るので、ついでに捕まえてきて20頭くらい飼っている。動物もテイムの対象内だ。テイムしている方が良いんだよ。いう事も聞いてくれるし。
だから、基本的には馬車の御者は第8紋章持ちである事が多いんだよな。複雑な命令も出来るし。ここでもしっかりと第6紋章持ちと第8紋章持ちが活躍しているぞ。テイムは、下級魔法の内は1人1体までしかテイムできないんだけど、中級魔法になれば、数の制限は無くなるし、上級魔法になると、複数人でテイムできるようになる。基本的には第8紋章2つ持ちの共有のテイム魔物になっている訳なんだよ。
で、レベリングは済んだんだけど、お金を稼がないといけないから、兎の楽園に行ったり、モーギュ高地に行ったりはしているんだけど、これからの主戦力はチーズ、バター、ヨーグルトだ。勿論だが、マジックバッグも幾つか持ち込んでいる。痛むのは避けないといけないからな。チーズは種類によっては痛みにくい物もあるみたいなんだけど。
魔法は例に漏れず第6紋章2つ持ちに聞いてきてもらった。聞いてきてもらったんだけど、バターとヨーグルトはまだいいんだけど、チーズが問題だったんだよな。なんと、チーズの種類によって魔法が違うという事が判明した。マジで? チーズの種類なんてそんなに知らないんだけど。パルメザンチーズだろ? カマンベールチーズだろ? フレッシュチーズだろ? 後はなんだ?
そんな訳で、チーズの種類は今の所8種類まで増えた。……本当にあっているのかは知らないけど、一応食べられたから大丈夫だと思うんだよな。多分だけど。問題があったら、何か言われるだろうから、その時に初めて対応するかな。
流石に食べ物の作り方の魔法なんて知らないからな。教会で聞くしかなかったんだよな。一応何人かに試させたら、全部違う魔法だったからこうなっている訳で。チーズってそんなに数があるんだな。知らなかったよ。
知らない魔法がどんどんと増えていく。食べ物関係は本当に知らない。知っている人の方が稀だと思うんだよな。モーギュの牛乳に関しては、検証班が試していたので知っていた。お前らはそこまでやるのかと驚愕したのがいい思い出だ。こうして知識として生きている訳なんだから、世の中何が起きるかわからねえよなあ。
ただ、今後の馬問題は片が付いたと思っている。これで馬車を良い感じの金属で作って貰えればいいかなと。木材だと壊れる可能性があるので、金属で作って貰わないと困るんだよな。馬にバフをかけると、車よりも速くなるのでそれはもう、怖い思いをしないといけないぞ。……エンジンは作れる。ガソリンも作れる。最悪は車が完成する。けど、車にはバフがかからないので遅いんだよな。馬の方が速い。なので、最終的には馬で落ち着くんだけど。
検証班は戦闘機まで作り上げた変態たちだ。因みに戦闘機は使えない。ジェットエンジンがとかじゃなくて、第3紋章に対空特化型魔法が存在するので、戦闘機は使えないんだよ。ウォークエストで1回だけ第2紋章で爆撃しながら戦った戦法が猛威を振るったらしいが、2回目からは対空特化型魔法の餌食になるという悲惨な末路を辿っている。
なので、鳥人の特徴も活かせないんだよな。戦闘機が出てくる前は、鳥人で偵察する方法で着弾観測をしていた訳なんだけど、それって第5紋章でもいけるんじゃね? となってからは、第5紋章で行われるようになり、終いには戦闘機が出てきたが、結果的に第3紋章で対策されるという結果に。鳥人は、エンジョイ勢が空を飛びたいがためにある種属と言われてしまっていた。観光にはもってこいなんだよ。上空から生で見えるから。動画とかは結構バズったんだけどな。かなり熱い動画があったんだよ。竜種からガチ逃げする動画とか。
伯爵領には無いけどな。竜種の出てくる狩場が。結構いい素材になるので、欲しいといえば欲しいんだけど、そこまでして欲しいものなのかって問題があるんだよな。いや、確かに影響力を900以上にしたければ、竜種系統の合金を使わないといけないんだけど、魔王相手にしか要らないんだよな。なので、焦ってまで欲しいのかって言われると、微妙なんだよ。まだいらない。必要な時は必ず来るとは思うんだけど、まだ必要ない。
そして、製品を作って販売しに行った。各都市町村で売る予定なんだよ。教会にもちゃんと寄付するぞ。物納も歓迎してくれるからな。特に高級品は歓迎される。こういう高い食べ物もあるんだ。さあ頑張ろうって思わせてくれるのだ。良い生活をしたければ、努力が必要なんだけどな。でも、魔法を使えば良いだけなので、簡単なんだけど、それを知らない人が多すぎるんだよな。とりあえず、第2紋章持ちや第3紋章持ちには戦争時に使う魔法を練習してもらってだな。それでお肉とお金を確保するんだ。生活には必須だからな。
今回の町、ロスモアでは大成功だな。戦力は少ないかもしれない。けど、ちゃんと産業も興せたし問題ないだろう。ちゃんと代官にも許可を取ったしな。税金もちゃんと払うとも。住民税と同盟税とその他諸々を払わないといけないからな。
さて、次はメリオテムだな。ここは、鉱山がある町なんだよ。青銅が取れるクレパ鉱山があるんだよな。クレパかあ。何で縮めたのか知らないけど、クレイパペットの略称だな。簡単に言うと、ゴーレム系統が出ますよっていう話なんだよ。冒険者も沢山いるんだろうな。青銅なんて使わないけど。青銅とか黄鉄は牛乳や乳製品に使う用の金属になってしまっているしな。それでいいと思うんだよ。白金でも良いとは思うけどな。白金は正直何処でも取れる筈なんだよな。鉱山であれば。なので白金は安い筈なんだよ。
「という訳で、次の町、メリオテムに行くからな」
「遂にオラオ平原と離れるのか。……感慨深いな」
「まったくだぜぇ。毎回ここってのも飽きてくるよなぁ」
「でも、次の狩場はどうするのよ? 次は確か、クレパ鉱山と兎の楽園とモーギュ高地なんでしょう? 経験値の効率が良い所は何処なの?」
「うーん。微妙なんだよな。クレパ鉱山が一番経験値的には美味しいとは思うんだけど、そもそも出入りが多いと思うんだよな。そもそも鉱山で働く人って結構いるし、何なら殆どが人間じゃないのか? 冒険者も人間だろうし、非人間が立ち入っても良いのかがよく解らない。そして、重要な採取物なんだけど、青銅なんて要らないしな。クレパは粘土を落とすんだけど、焼き物を作るって言ってもな。金属製の器で良いんじゃないの? ってのが感想だな。正直、今回の場所はあまり期待が出来ない。兎の楽園が一番マシなんだとは思うけど」
「兎の楽園か。まあ、候補としてはありだろうな。生活もしていくのであれば、肉も金も欲しいとなるのが普通だからな。鉱山がその調子ならそっちに行く方が良い。それとモーギュ高地も肉やその他食料品のドロップもあるだろうから、そっちを狙うのも有りだな」
「ねーねー。そこでもここみたいにモーギュをテイムしたら駄目なの? こっちでやっても良いなら、あっちでやっても良いんじゃない?」
「それは最終手段ね。お金が稼げない時のやむを得ない選択という所かしら? 近くで真似されるでしょうから、……それも難しいのかしら? 魔法を前提としていることを容易くできるとも思えないわね。需要もあるだろうし、それをしても問題ないのかしら?」
問題ないだろうな。需要はもの凄くあるはずだし。問題は土地の確保なんだよ。それが出来れば、また牧場は作るんだけど、場所があるかね?
 




