82話 悪魔で育成LV上げ終了、中級ポーション作製し、次はパルモテへ
OFUSE始めました。
https://ofuse.me/rukea
ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
https://rukeanote.hatenablog.com/
さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
https://twitter.com/rukeanote
「いやー、めでたいなあ。こんなにも簡単に育ってくれるなんて思っても見なかったからな。流石悪魔、経験値は多い」
「いや、そんな平和なものでも無かったの。絶えず襲われ続け、毎日疲労困憊で帰ってきてたの。やれらも付き添いとはいえ、非常に疲れたの」
「まったくだぜぇ。面倒この上ないしよぉ。しかも金にもならねぇ」
「本当だよね。まさかの買い取り拒否だもん。そんなの有りなの?」
「有りよ。冒険者ギルドも営利目的の団体だもの。需要の少ないものを大量に持ち込まれても困るだけなのよ」
「であろうな。結局は2回目で買い取りを拒否されるくらいの物である。使い道が無いのがよく解るのである」
無事にオラオ平原での作業的な狩りが終わり、現在は中級ポーションの作成に入っている。
でも、それとは別にレベル上げと称してオラオ平原に潜って貰っているけどな。いやー、スラムの建物をがっつりと買い込んだからさ。人数が増えに増えて今では35000人を超えている。まだ半分くらいスラムに居るんだけど、育成は早く終わりそうだし、ここは直ぐに雇用が終わるんじゃないかな。
他の都市町からも情報が入ってきている。南側ではテイルムの育成が完了したとして、次の町であるルノルへ進出したとのことだ。どんどんと先へ進んでくれ。それとラクサイムの方でも結構な数が育ってきているらしい。都市なのでかなりの人数がスラムにいるみたいなんだけど、それは何とかするとのことなので、頑張って貰いたい。そしてカルタルからは既に領都オーレリアに進出したと報告を受けている。領都では本格的に人材を育てて貰いたいので力を入れてくれと頼んである。領都は時間がかかるのは仕方がないと思っているんだよ。それでアンビスに居た連中はザントラに向かったそうだ。あっちも狩場はゴブリン大森林があるので問題ないはずだ。
そして、俺たちも移動だな。レノバサでも中級ポーションを売る事が出来たので、資金がどんどんと積み上がっていっている。良い傾向だ。このままどんどんと稼いでくれ。資金は底なしというくらいが丁度いいんだよ。皆に分ける分も必要だし、急いで稼いでもらっている。
因みに、コールスの方では全ての非人間を同盟員に出来たそうだ。これでメトイル、アンゴラに続いて3か所目だな。その後にキュルスも集め終わったという報告が来たから、4か所で雇用が終わったと言う事なんだよ。37か所のうち4か所が集め終わったのか。これは十分な成果だな。
コールスが集め終わったと言う事は、無限回廊に潜る人員が増えたと言う事に他ならない。既にマジックバッグは3桁を優に超えており、幾つあるのかが解っていない状況になっている。マジックバッグは足りないよりも足りていた方が良いので、1人1つになるまで確保して欲しいと思っている。まあ、毎日数個見つかっているという状況。もしかしたら4桁にいっているかもしれない。
ただ、階層の更新は405層で止まっているらしい。徘徊型がもの凄く面倒らしく、進まないんだとか。その辺は仕方がない。面倒な魔物はどうしても居るからな。特に壁を関係なく移動する徘徊型は脅威でしかない。もしそれが出てきているのであれば、潜らない方が正解だろう。
後は、武器防具類が粗方揃ってきたらしいので、配布してもらっている。全部がベルベリアリで出来ている訳では無いが、良い感じの武器防具が沢山なんだと。俺たちにもそれ用の物を届けてもらう予定なので、次のパルモテで回収予定である。こっちに送り付けるのは、現状最高の武器防具類を送り付けてくるらしいので、楽しみである。
「さて、次はパルモテなんだけど、なんだかんだ言いつつもオラオ平原が効率いいんだよな。向こうでもそうしたいんだけど、良いか? 多分金にはならないんだろうけど」
「仕方がないか。効率を求めるのであれば最適な方法だろうからな。行きたくないという理由も解るが、速さを求められている以上、オラオ平原に行く方が良いだろう」
「であるな。これが急がなくても良いのであれば、話は変わってくるのだが」
「急ぎなんだよね。それは解っているんだけどさー。でも面倒なのには変わりないよね? って話なんだよ」
「その辺はもっともなんだけど、次は無限回廊を潜らせるから、レベリングは絶対に必須なんだよな。効率よくレベリングするためには、モーギュ高地よりもオラオ平原だよねって話でさ。無限回廊も暫くは探索したいし、レベリング的にはオラオ平原で地獄を見て貰う方が良いと思う。その後に無限回廊に潜って貰って、色々と探してもらうと。まあ、無限回廊に潜ると人間に襲われるんだろうけど、それは覚悟しておくように。ただ、無限回廊よりもトレントの森の方が儲かるはずだから、そっちへ行っている可能性が高いんだけどな」
「トレントの森が人気なのは解る。木材は需要が大きいからな。幾らでも納品できるんだ。人数を集めてひたすらにトレント狩りをしていてもおかしくはない」
「場所柄、そうなる可能性は高いの。無限回廊の1層目は、必ずしも効率的であるとは言えんの。確実に儲かる方があるのであれば、そっちに行くのが自然な流れかもしれんの」
「なぁ、もしかしたら非人間が無限回廊に潜っているって可能性はねぇか?」
「無いとは言えないでしょうね。トレントの森には入れて貰えない可能性もあるから、無限回廊で我慢するって事はあり得る話よ。でも、人間がそれを許すのかしら? それが疑問でもあるわね。非人間に当たりを掴まれるのを嫌う人たちもいるんじゃないかしら?」
「だからあえて非効率な宝探しをやるというのも考えられなくはないだろうが、恐らくは大丈夫だろう。人間は儲かる方に流れていくからな」
「まあ、その辺は臨機応変にやろうと思っている。殺してくるようならば殺すまでだ。簡単な話だとは思うぞ。ただ、王都周辺の様にクランがあるのかは解らないけどさ。無いとも言い切れないと思うんだよね。あったら、また吸収していきたいと思うんだけど」
「吸収しないって選択肢はないの? 向こうが上手くやれているんならわざわざ吸収する必要は無くない? 上手くやれていないのなら吸収してもいいかなって思うけど、上手くいっているのに、吸収されたがるかな?」
「されたがるのは当然だの。非人間同士の格差が広がるだけだからの。こちらの方が上手く稼ぐことができるのであればの話だがの」
「それを証明しないといけないのだけれど、幸いにも実績はあるもの。向こうもそれを要求してくるでしょうけれど、カルタルでの話を聞けば、頷くとは思うわよ」
「だろぅぜ。結局は非人間同士、集まっていかねぇと人間に対抗出来ねえんだ。喧嘩している場合でもねぇわな」
「その辺は頷かせるように努力はする。とりあえず、軍資金として5000万トマスを準備している。十分にやれるはずだ。オラオ平原があるんだし、一気に勢力を広げて、一気に無限回廊を攻略して、一気に次の町へ行きたいと思う。そうしないと、後3年くらいで回りたいしね。5年間は準備期間が欲しいと思うんだよ。戦争への準備は必要だろうと思うんだよな。装備も優先的に回して行きたいし、何よりも無限回廊を早く攻略していきたい」
思惑は色々とあるけど、とりあえずは全都市町の確保だよな。それを最優先でしないといけない。それが出来てから、ゆっくりと無限回廊を攻略していけば良いし、お宝も探して行きたいと思っている。
何にせよ、レノバサでの活動はこれで終わり。次の都市が俺たちを呼んでいるんだ。さっさと行かないといけないよな。




