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魔紋章のある世界へ  作者: ルケア


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78話 魔王が来れば、地球の全陸地分が幾つも空く筈。その地で建国だ

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 まあ、それでも良いけど。確かに秘密を持っているのは俺だけみたいだし。でも、皆も結構色んな事を知っているからな? 俺が教えたからだけど。……まあ、確かにまだまだ黙っていることはあるけどさ。でも、今話しても解って貰えない事も多くあるし。一部は話しておかないといけないけど。


「まあ、いいわ。それで? 戦争ではどうするのよ? 非人間を解放するのはいいけれど、こっちが死んだら元も子もないわ。何処まで準備しておくべきなのかを教えてくれないかしら?」


「死ぬ心配はまったくしていない。むしろ負ける気がしないから。戦争をやる相手は、前回戦争をやった国だって話だからな。魔法を使えない者扱いしている第1王子派、第10紋章を英雄紋章とか笑えない事を言っている第3王子派が主力なんだろ? そこに軍閥の第5王子派が加わっても、そこまで魔法を重要視してない集まりでしかない。この世界は魔紋章がある。これがあるんだから、魔法を使うのが正解だ。つまり、間違った知識によって組織されている軍隊に負ける様な国に、俺たちが負けるはずがない。言ったら悪いが、9年後、戦争に勝った後に、この国を乗っ取る反乱を起こしたとしても勝てるだけの戦力を集めるからな? まあ、食料供給問題があるから、流石にそんな事は出来ないけど」


「……こいつ、本気で大丈夫なんだろうな? 考えることが人間や非人間のそれとは思えないんだが? こいつは本当に人か?」


「疑問に思うのはそこかよ!? 俺は人間だって。まあ大丈夫だ。その内戦争になるんだから、嫌でも自分たちがどの位強いのかが解るから。魔法を使うだけで使わない人とどの位の差が出来るのかが解るからな。その紙の教本通りに訓練をすれば、一騎当千の働きが出来るようになる。相手が同じことをやって来なければって話だけどな。流石に相手も魔法を多用してくるようであれば、苦戦はするけど、勝ち方はこっちが解っているから問題ない。最悪、切り札を用意していくつもりだ。切り札を使ったら、勝てるが誰かは死ぬだろうな。魔力不足で。俺が使うって考えもあるんだけど、俺でも魔力が足りるのかは解らないからな。問題はまだ手に入れていない事なんだけど、後9年もあるんだらか、1つくらいは見つかるだろうと思っている」


「儂としては戦争はどうでもいいわ。同朋を救えるのであれば、それでいい。問題はその後だ。戦争は長くても10年もやらん。前回も7年で終わったからな。それよりも後の話だ。ヒルストン伯爵領で大人しくしているつもりなのか?」


「大人しくしているつもりだ。正直な所、戦争も1年か2年で切り上げて、戦力の底上げをしたいと思っているからな。俺が生きている内に来るかどうかは解らないが、この世界に魔王がやってくる。エンドコンテンツだ。問題は何処に出てくるのか、いつ出てくるのかが解らない所だ。……凡その予想は魔法で出来ない事も無いんだけど、抽象的で当てにならないから、それも宝物待ちだな。出てくれると、色々と予定が立てやすいんだけど、そう上手くはいかないだろうし。それで魔王なんだけど、魔物の大軍を召喚してくる。数にして1億とかそこら召喚してくる。召喚ってのは、その場に魔物を呼び出すことだ。そして、魔物を強化する。だから、この大陸で魔王が出る可能性がある以上は、魔王に備えておくことが重要だ。出来れば、なるべく遠くで魔王が誕生して欲しいんだけど、それは望み薄だと思うからな。この大陸に出るだろうと予想して動く」


「魔王? 聞いたことがないな。教会もそんな事を言っていた覚えはないぞ?」


「そうね。魔王なんて初めて聞いたわ。本当にそんな存在は居るの?」


「魔物が1億体も出てくるとなると、どれ程の戦力が必要なんだ?」


「魔王は1000年に1度、別の世界から侵略してくる。もしかしたら、別の大陸では魔王が居るかもしれないし、既に向こうの連中が倒している可能性もある。2000年生きたエラメラも知らないって言っていたから、2回ほど運よく魔王を回避しているんだろうな。だから今度はこの大陸が危ないと思っている。まあ、この国の立ち位置もよく解ってないんだけど、少なくとも最弱の国って訳では無い筈なんだよ。それが一方的に蹂躙されるから、俺たちは魔王を討伐しつつ、魔王が荒らした土地で建国したって良いんだよ。多分、そうすれば最強の国を作り上げることも出来るからな。農業も魔法で出来るし、魔法で出来ない方が珍しいから。まあ、そこまではする必要がないのか、もっと悲惨な事になるのかの何方かだな。俺としては最終的にはエンドコンテンツである魔王を討伐するまでが勝負だと思っている。その後は、多分いろいろと壊滅しているだろうから好きに出来ると思うぞ」


「……ねえ。この同盟は正気なの? 仮想敵がおかしい事になっているのだけれど」


「うーん。否定できないよね。いや、エルンストの言いたいことは何も解らないんだけどさ。でも、そんなのが来たら、終わりじゃん? でも何もしない訳にはいかないから、とりあえず今を生きるのが最優先? そんな感じ」


「こいつの言う事は、話半分でいいな。本気でそう思っているのはエルンストだけだ」


「強くなることに越したことは無いの。こんな妄想を言っているのはエルンストだけだの」


「ただ、本当になった場合が怖いのよね。だから、話半分には聞くんだけれど、念のために準備はしておこうって立場ね」


 魔王については信じてくれなくても良いよ。本当にそうなるのかは解らないからな。異世界の侵略者故に、意味不明な魔法を沢山使ってくるんだけど、束になったプレイヤー軍団が居れば、勝てなくもないって感じだし。運が悪くなければ、なんだけどな。運が悪ければ、魔王に支配されましたエンドだから。エンドコンテンツ様は本当に強いからね。


 秘密兵器は無限回廊で探すしかないんだよなあ。もっぱらイベントアイテム化しているから、無限回廊ガチ勢が納品しているらしいけど。神降ろしの宝玉が10個あれば10柱呼べるからな。流石に10柱居たら勝てるけど、それ以外にも最上級魔法を連打するって方法もあるし。……結局無限回廊に潜る事が正解なんだよなあ。エンドコンテンツを楽しめと。楽しんだ先にもう1つのエンドコンテンツが待っているんだよなあ。


 だから、無限回廊組は頑張って貰っている訳なんだよ。コールスでも既に1万人以上が無限回廊に潜っているって話だし。最高到達階層も245層から更新しているって話は聞いているからな。今は375層目に居るみたいだぞ? 優秀過ぎて涙が出てくるな。その階層だと、宝物が美味しいだろうからな。色々と見つかっているらしいし、良い事づくめだ。


 無限系資源もちゃんと出ているので安心して欲しい。無限米である秋田小町も出ているって聞いたしな。無限はちみつのBeeちゃんも出たって話だし。これらは売り物に適しているからな。どんどんと経済を活性化させるのだ。その内何処かの商会と提携出来ると良いんだけどな。伯爵領外にも売りに行って欲しいし。流石に非人間で売りに行くのは自殺行為だとは解っている。


「でも、良いわ。最悪の後には、自分たちの国が作れるかもしれないんでしょう? その位は役得が無いとやってられないわね」


「獣人のための国か。出来ればいいな。ああ、凄く良い」


「である。その為には、今を生きなければならないがな」


「ああ、だから明日連れてくる人たちのレベリングは頼む。そっちも魔法をガンガン使って熟練度を上げておいてくれ。ついでにエドル高原の4層目まで行っておいてくれ」


 その位の実力は欲しい。良い感じに育てたいからな。目標は魔王討伐。その後は知らん。国くらい作れると思うぞ。普通に地球の陸地全部分の空白地が幾つも出来るだろうからな。

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[一言] タイトル案 魔王が来れば、地球の全陸地分が幾つも空く筈。その地で建国だ
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