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魔紋章のある世界へ  作者: ルケア


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68話 モートメルに到着。敵対派閥に攻撃されてる領主を救援に行くぞ

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「じゃあここは任せるから、次の目的地だな。順番的にはこういくのが正解だと思うんだよ。南側から回り込んで北側に抜けるって感じでさ」


「ふむ。そのルートで行くのであれば、領都を通るのであるか?」


「いや、通れんの。先に北を行く方が良いの」


「だろうね。妖精の泉を1周する方が良いだろう。アンゴラから人を派遣できるのかが問題だからね」


「無理だろう。まだまだ日が浅い。それならメトイルから北東に向かって西に行くルートが良いだろう。そうすればある程度レベルの高い者が拠点を作りにいける。そうするのはどうだ?」


「いいんじゃねぇか? オレ達が全部回らないといけないわけじゃぁねぇ。出来る奴が拠点を作って回るってのが筋ってもんだ」


「そうするか。メトイルからアンビスに向かってもらおう。幸いにも馬車は増えてきている。商会としてもやっていけているから、この調子で拡大していくのも有りだよな。コールスは流石に削りたくないし。無限回廊に潜って貰うのは必須だ」


「当然だよね。結局は何もかも必要なんだし、宝箱は常に開けて貰わないと困るかな。宝物も沢山出てるんでしょ? こっちに回してもらうものって無いの?」


「無いわね。というよりも、アンビスに向かってもらう人たちに持たせた方が良いわね。どういった戦力が送られるのかは解らないけれど、こちらである程度の魔紋章は決めておけるんだから、無理をさせるって事にはならないと思うわ」


「だろうな。我たちが独占するのは不味い。ただでさえ第7紋章2つ持ちのウルドーラが居るんだ。これ以上要求するのは反対だな」


「そうだろうな。マジックバッグは例外にしても、これ以上の装備をってなると難しい。他の戦力に回した方が無難だ。ここはある意味戦力が過剰だからな。自分のレベルを考えて欲しいと思う」


「エルンストがそれを言うのか? 一番のレベルホルダーはエルンストだ。ここまでレベルを上げる奴の方が珍しいだろう」


「だよねー。でもレラ達も結構レベルが上がったよね」


「問題は熟練度だろぉ? そっち方面もしっかりと育てていかなきゃならねぇんだからよ」


「でも、とりあえずの方針は固まったわね。各町や都市を回る班を1つ追加すると。3班が動いていることになるけれど、南側にもう1班欲しくないかしら?」


「それは俺たちがモートメルを無事に出来たらでいいかな。向こうの都市はしっかりと都市してそうだから、時間がかかりそうだけど、いきなりメトイルから人員を取ってしまうのも問題だと思うんだよ。だからもう少し様子見で。コールスからは人を出したくは無いし。どうしても各地の第6紋章持ちと第8紋章持ちのレベルを上げないといけないからさ。鉱石は沢山ある事に越したことは無いんだよ。宝物も欲しいし」


 結局はマジックバッグは欲しい。それに鉱石も絶対に必要なんだよな。その辺は色々と試してもらったり何なりとしないといけない。もうちょっと時間がかかるかな。


 因みに、第2班のキュルスに行ったメンバーは順調に拠点を大きくしているらしい。もうちょっとしたら移動するとの事だから、期待できるよね。そして、北側も3班目が欲しい。理想は俺たちが全部回る事なんだろうけど、任せられるところは任せたい。そして、領都は最後でいい。一番時間がかかるだろうからな。最終的には6班くらいまで作れたらと思っている。それが理想だよな。でも、無限回廊には俺たちが向かうべきなんだろうとは思う。予定ではそのつもりなんだけど。道順もある程度決めてあるし。


 じゃあ、ここは後にしてモートメルに行くか。移動は馬車で1日半程度だけど、身体能力を強化して走った方が速いんだよな。持ち物も特に無いし、次の目的地までダッシュで行く。この位の移動なら問題なく走れる。大体80kmくらいだと思うんだよ。途中の村で休憩も出来るし、1日あればその位は走破可能だ。切実に転移系の魔法が欲しいよな。無いんだけど。どの紋章でも使えないんだよな。まあ、強すぎるし、無い方が無難なんだろうけど。


 そんな訳で、目的地であるモートメルに到着した。ここでも冒険者ギルドで拠点を購入し、早速活動って事になるんだけど、とりあえずは今日はこれで終わりでいいかな。良い時間になっているし。明日から色々と動かないといけない。


「で、ここにもアンゴラからは何人か拠点に残って貰う人を連れてきてもらうんだけど、この拠点だとどうだろう。200人は入るか?」


「その位であろうな。厳選せねば厳しいだろう」


「だろうね。カンタレラはエルンストと一緒に冒険者ギルドに行ってきな。絶対に余分な人員を集めてくるんだから」


「うー。レラも解ってはいるんだよ。ただ、断れないだけで」


「気持ちは解るがよぉ。それでも駄目だと言わねぇといけない時もあるんだぜ?」


「だな。エルンストの方について行くべきだ。そっちに人が要らなくても、こっちに来てしまえばアンゴラの二の舞になるだろうからな」


「了解。こっちへ連れていくよ。でも、こっちもあまりやることは無いんだよな。冒険者ギルドで話を聞くだけだし。何なら襲ってくる場合もあり得るんだけどな」


「返り討ちに出来るでしょう? エルンストがついていて負けるとは思えないのだけれど?」


「であろうな。そもそも索敵を欠かすとは思えないのである」


「やれも索敵はしているが、それでもエルンストの方が手札は多いの」


「と言うか、索敵は皆にやって貰わないといけないんだからな? 負傷しましたってのが一番の問題なんだから。特に悪意は絶対だ。……カンタレラはその辺も抜けていそうだから、こっちに来てもらった方が良いのかもしれないが」


「レラも流石にその辺は気にしているよ。襲われたら殺すくらいの事は出来るし」


「やり過ぎを考えた方が良いくらいだもの。自重は必要よ?」


「流石にこの町を壊滅させられたら困るからな。魔法は選べよ」


「流石にその注意はどうかと思うんだけど!? ちゃんと影響の少ないのを選ぶって」


「ちょっと待つの。……この気配はどうすればいいかの? エルンストは何処まで索敵を広げているのかの?」


「何処までって限界まで広げては居るが、……人の流れがある事か? それなら解っているが、何処に何をしているのかまでは解らない」


「町の中心に向かっているの。恐らくは領主館がある所だと思うの。これは流石に変ではないかの? 既に夜も更けているの。普通の人であれば活動しない時間帯ではあるの」


「領主館……。こんな時間に大勢で向かう……あ! やばい! くっそ、そのイベントが起きるのかよ! 皆! 出撃準備! 領主館の防衛に向かうぞ!」


「何事なのかの説明が欲しいのである。出撃は構わんが、移動しながら説明が欲しいのである」


「まったくだね。こんな夜の時間に何があるって言うんだい?」


「敵対派閥からの攻撃を受けている可能性がある! 相手は非人間排斥主義者の可能性が高い!」


「へぇ! なんだか知らねえがやるじゃねえか! 楽しみだな!」


「喜んでいる場合ではないの。続々と集まってしまっているの」


「でも、チャンスね。一気に蹴散らして非人間排斥主義者を減らしてしまいましょう」


「生き残りは確保しろよ。いつもの魔法で一網打尽にするんだからな」


「とりあえずは、ここの領主に死なれると厄介な事になる! 守りに行くぞ。相手は冒険者がメインだろうと思う。エスメラルダ、数は?」


「1500と言ったところかの。防衛側は100と少しかの?」


 やっべ、忘れてた。プレイヤーが都市や町に入った時に確率で起きるイベントだったんだよ。こんなの遭遇する方が稀だから忘れてたぜ。……救援に行った試しも無いんだけどな。多少の混乱が起きるけど、プレイヤーには関係なかったし。2日程度、冒険者ギルドが機能停止する感じだったんだけど、2年も機能停止されたらやばすぎる。ゲームの感覚とは時間が違うんだから、これは何とかしないといけない。中級ポーションの件もあるし、さっさと行かないと。

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[一言] タイトル案 モートメルに到着。敵対派閥に攻撃されてる領主を救援に行くぞ
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