表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔紋章のある世界へ  作者: ルケア


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/191

22話 コールスの町に到着して無限回廊進入

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 拠点の改築を頼み、色々と準備をして、無限回廊行のメンバーに声を掛けて合意を取った。行きたくないと言われたら選び直さなければならない所だったんだけど、何とか全員の合意が貰えたので良かった。カンタレラだけが、アルレーヌも一緒にと言ってきたんだけど、アルレーヌは拒否の構え。なんだかんだとはあったけど、まあそれでも合意は貰えた。


 そして、無限回廊行のメンバーと向こうの拠点で過ごすメンバーを連れて隣町、コールスにやってきていた。やってきたのは良いんだが、こっちの方が治安が悪そうなのはなんでなんだろうか。メトイルが治安が悪いのは、主にスラムが大きいからだな。2万人くらいのスラムがある。人口が10万人、冒険者が3万人、スラムが2万人の15万人で構成されている。


 1割以上がスラム民なんだよ。だから治安が悪いのは当然なんだよ。でもコールスは無限回廊があるんだよな。一獲千金ができる環境、冒険者が多いんだろうなってのは何となくだが解るような気がする。だが、スラムが大きいのはなんでだ?


 スラムが大きいのは感覚的なものなんだけど、解る。門のすぐそこがスラムなんだもの。まずこの時点でおかしいんだよな。普通はこんな立地にスラムなんてない。門のすぐそこだぞ? 近くにスラムがあるのは解るが、横は無いだろう。


 お世辞にも壁とは言えない何かが町を守っているのは良い。柵とも言えなくもない何かなんだけど、それは良いとしてだ。スラムが大きい理由が解らない。無限回廊があるんだろう? 魔物を倒す労力はあるにしても、1層だけでも相当な広さがあるはずなんだよ。ちなみにだが、1層には罠は無い。101層にも罠は無い。転移陣を置いてある場所には罠は無いんだよ。


 無限回廊に潜ればいいだけなのに、なんで潜らないんだろう。微妙な装備やいらない物も宝箱から出るにしても、教会のお世話にならない日だけでも潜るとかすればいいのに。大金が得られる可能性があるならするべきだと思うんだよな。


「なあ、この町からメトイルに来た奴っているか? ここの方が治安が悪そうというか、色々と可笑しくないか?」


「我は数年前まではこっちに居たが、スラムはメトイルよりも大きい。というか、町の3分の1がスラムだ。当然だが、我もスラムに居た。色んな理由があってここに集まってくるんだ。そして、夢が絶たれて結局はスラムの住人になる。メトイルにも逃げる事がある。だからあそこもスラムが比較的大きいのだ」


「夢が絶たれるってなんでだ? 無限回廊があるだろう? あそこで一獲千金を狙えれば、色々と出来る事はあるだろう?」


「それが出来るのは人間だけだ。非人間でも無限回廊に潜ることはできる。出来るが、狙われて殺される。戦闘になるんだ。非人間なら殺しても誰も文句は言わない。だから、宝箱を奪われる危険があるのであれば、殺しておくというのが人間のやり方だ」


「あー。結局は差別に繋がっていくのか。となると、無限回廊ではかなりの確率で襲われるのか?」


「1日に10件や20件では少ない可能性がある。まあ、今の我が負けるとは思わんがな」


 差別なんてするだけ無意味なのに、なんでするんだろうか? 何も得が無いと思うんだがな。魔紋章的な差別は解らないでもないんだけど、第10紋章以外はどうでもいいのに。


 いいか。殺しにきたら殺せばいいんだし。無限回廊だからちょうどいいよな。死体の処理も魔物がやってくれる。いくら殺そうが関係ないな。


 しかし、そうか。スラムが大きいのか。こっちでも色々と人手を集める事になるのかね? 正直な所、資源を回収するのであれば、大規模にやった方が実入りが良いんだよな。鉱山もあることだし。無限の資源が眠っているのが無限回廊だ。普通の鉱山とは訳が違う。本当に無限なんだよ。


 普通、鉱脈を掘りつくしてしまえば、鉱石は採れない。だが、無限回廊の鉱山は少し違う。誰も居ない時間が24時間以上あると、鉱山が復活する。訳が解らないだろう? でもそうなんだよ。崩した山も元通りになってしまうんだよな。


 だから、鉱山と言っても、外の鉱山とは鉱石の集め方が違うんだけどな? 外では穴を掘り、鉱脈を見つけないといけないんだけど、そんなことをしていたら、鉱脈が見つかる前に鉱山が元通りになってしまうんだ。だからもっと効率よく見つけないといけないんだよな。


 そんなこんなをしていたら、冒険者ギルドに辿り着いた。門で聞いたからここにあるのは解っていたんだけどな。そして、無限回廊の宮殿が鎮座している。異様としか言えない。文化的なものが違うから、此処だけ異世界みたいになっている。


 異世界なんだけどな。ここも。ゲームの世界だし。まずは、やらないといけない事があるから、冒険者ギルドに入る。拠点を作らないといけないからな。簡単に言うと、支部って奴だ。こっちの方も経費が掛かるからな。維持費に500トマスかかるだけなんだけど。


 そんな訳で、無限回廊に近くて、今来た道の何処かで、拠点を探さないといけない。10人ぐらいが寝泊まりできれば十分かなって感じなんだけど、場所は簡単に見つかった。スラムに入っているけど、此処の場合は誤差だから。スラムかどうかなんて殆ど関係ないと思うんだよな。


 ちなみに、ここの町、コールスには13万人の住民が居るらしい。冒険者は7万人、そしてスラム民が10万人。どういうことなのかは解るだろう。ここがスラムの最大値だ。メトイルはここから逃げた人たちの集まりだという事なんだよ。でも、10万人も居たら、人材の宝庫なんじゃないのか? その辺は後々調べるとして、まずは拠点を確保した。これで良いんだよ。


 後は必要な物を買って寝た。布団とかも良い値段がするけど、必要経費。自分の布団じゃないとって人が居なくて助かる。俺も気にしないし。病院の布団なんて誰の布団とか無いしな。1週間に1度だったが、取り換えられて別の布団になっていたし。シーツは毎日変わってたけど、布団はそんな感じだった。普通はどうなんだろうな?


 さて、翌日。朝早くからの行動だ。これから10日間くらいかけて第1層のマッピングをすることになっている。早ければ3日で終わるんだがな。それは望み薄だから、10日くらいかかると思っている。別にいいけど、殺しが面倒だ。とりあえず、見たら殺せば良いことは解っている。解っているけど、面倒だよな。死体はなるべく残さない方向で進めているが。


 中級魔法の熟練度も中々になってきているんだ。選んだ魔法次第では人間は吹き飛ぶ。ギルド証さえ回収できればいいんだから、消し飛ばす方向でいこうと決まった。ここ出身のダルレスが積極的だからな。ダークドワーフだから見た目でアウトなんだろうな。この辺の人間って黄色人種だから、黒いと直ぐに解るんだよ。


 無限回廊の入り口に、異様な空気が張り詰める。非人間が何の用だと言わんばかりの空気だ。当然だが、そんなものは無視。無限回廊の中に入っていく。そこは、よく見た風景だった。帰って来たと思うばかりの景色だ。俺だって無限回廊に挑戦したことくらいあるからな。無機質な石積みの壁に天井、全て石で作ってあるかのように見えるが、実際は石でも何でもない。破壊不可能なオブジェクトだからな。


「さて、エスメラルダは言っていた通りに地図作成魔法と思考模写魔法を使いながら地図を作ってくれ。それと索敵魔法だな。存在と悪意を調べてくれ。俺も同じ魔法を使って索敵する。1層はそれだけで十分だから大丈夫だとは思うけど、中級魔法でやってくれよ? 上級魔法はまだ早い」


「やれもそのくらいは解っておる。しかし、悪意で満たされておる場合はどうするのだ? ここに来てから悪意しか感じんの。無限回廊そのものが悪意そのものという風をなしておるが」


「当然だが、無限回廊は悪意しかない。その中からより濃密な悪意を見つけるのが索敵の仕事だ。1層では人間の悪意を感じてもらう。2層以降は罠なんかの悪意を感じてもらう。微妙に違うからな。悪意に敏感にならないと罠も発見が遅れる」


「1人での仕事が多すぎるの。外の方が幾らか楽だの。しかしまあ、これはこれで悪くない。やれることはやるが、フォローは頼むぞ」


「当然だ。索敵が2人いるってだけでも贅沢なんだ」


 ゲームの時代は6人パーティー。索敵を2人入れるなんてかなり少数派だった。結局はごり押しする方が早かったみたいなんだよ。俺は100層付近までしか必要なかったからプレイヤーパーティーで行ったことが多いな。


 地図を作りながら進む。1層に関しては、漏れなく作るつもりだからな。2層目からは階層更新していけばいいと思うけどな。最短経路さえ解れば良い。100層付近になると、色々と採取したり発掘したりするものがあるから、それをする必要が出てくるんだけど。


 それに段々と罠が凶悪になってくるからな。即死は無いけど、即死が無いってだけで、普通に死ぬからな。その辺りは色々と練習が必要になるんだけど。胴体が真っ二つになることもあるんだ。それを5秒以内にくっつけないといけないんだよ。難易度はかなり高い。罠解除に失敗した時はそういう事になるんだけどな。大質量で押しつぶされたり、頭が消し飛んだりというのは無いってだけなんだよ。体が半分になることは、よくある事なんだ。


「……エスメラルダ。気が付いたか?」


「やれか? ……ああ、10人だの。避けるルートは有りそうだが、滅ぼしておくか?」


「その方が良いだろうな。逃げられたらそれで良いが、会敵したら殺す。基本的な方針は変わらない。隠れてやり過ごすなんて事はしなくてもいい」


「お? てぇことは、オレの出番か? ぶっ飛ばしてやりたかったんだ」


「レラもレラも。ギルド証以外は残さなくてもいいんだよね?」


「我も手を貸そう。逃げられないように飽和攻撃をしてやろう」


「一応だけど、全員で攻撃するからな。ガストビは結界を逃げられないように張ってくれ。それでも逃げられたんなら仕方がない。それ以外の人は攻撃だ。ウルドーラも攻撃を許可する」


「ほう。てしもやっても良いのか。それなら思い切りやってやるのが良いだろうな」


「で、お前らがやり損ねたのをオレが殺ると。解ったぜぇ」


「グロスの仕事が残るのかが問題だけどな。残ったら好きにしてくれ。じゃあ魔法を統一しておくぞ。土属性魔法で統一する。そうしないと相性があるからな。カンタレラも中級魔法までだ。まだ魔力的に厳しいだろう。ダルレスも中級魔法で攻撃するなら5つまでだ。初級魔法なら39個使ってもらっても構わないけどな。俺はもちろんフルで攻撃する」


「仕事が残らねえなら仕方がねえ。まあ、残って欲しいけどな!」


「中級魔法までで良いんだよね。速攻で叩き込むって事で」


「人間相手に中級魔法が必要なのかだよな。まあ、練習がてら初級魔法で叩き込むか」


 準備は出来た。さあ絶望を見せてくれ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] タイトル案 コールスの町に到着して無限回廊進入
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ