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魔紋章のある世界へ  作者: ルケア


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20/191

20話 計画 無限回廊 馬車 複数拠点 大狼平原

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 小鬼の森に6班でひたすらに潜った。引率1人、連れて行くのは12人。常に同じ引率ではなく、毎回毎回違うメンバーが率いて行った。そうしないと知識に偏りが出来るからな。特に心配なのはアルレーヌ。鑑定魔法を使うのが一番の仕事なのに、忘れているという事があるからな。テームは基本にして絶対。全員に使わせる魔法筆頭である。


 そんなこんなで偶には小鬼の森の奥にも入りながらも2か月という短期間で全員のレベルを100にした。使える魔法の種類も30以上。これからは中級魔法に重きを置いて使ってもらう事にはなるが、魔力不足になる心配はない。魔力覚醒をした魔力はそれ程に多いんだよ。


ただ、毎度毎度凄い数の納品を冒険者ギルドにしていた関係で、まあ注意されたけどな。他の冒険者の狩る分も残しておけと何度も言われた。自重はしなかったけど。する必要は無い。魔物は無限に出てくる。狩りつくせるのであればしておいた方が無難なのだ。検証の結果、無理だという判断になったんだけどな。動物は狩りつくせるが、魔物は無理だという事が解っている。


 ゲーム時代、多くの協力者が狩場の1つを掃討したんだよ。簡単に出来る事ではないが、初心者用の狩場であれば、1000人くらいのユーザーが集まって協力すればできない事ではないんだよ。結果として、動物は一切いなくなってしまったが、魔物は何処からともなく増えてくるというのが解った。魔物を狩りつくしたいのであれば、開拓するしかないという結果になったのだ。


 ……そう、検証班はそこまでやった。魔物が出て来ないようにするにはどうしたらいいのか。その検証の結果が、人間が住む場所にしてしまえば魔物は発生しない、である。どういうシステムになっているのかまでは解らなかったらしいんだけど、事実としてはそんなところだ。


 だから、魔物はどれだけ狩っても問題ない。次々に出てくるんだから問題ない。動物は見逃していたぞ。必要以上に狩ると肉が食べられなくなるからな。一応肉をドロップする魔物も居るんだけど、そういう事ではないんだよ。


 そして困ったことになったところはもう1つある。それが薬屋だ。流石に6班全部の薬は捌けなかったらしい。2班くらいの量しか買い取ってくれなかった。まあ、薬屋なんて他にも沢山あるから、そっちに売りに行ったんだけどな。薬はあって困るものでは無いからな。


 普通に回復魔法を使えよって話ではあるんだけど、使わないのであれば放置しておく方が良いからな。薬が売れる方が都合が良いんだ。売れなくするようにはしない。そんな勿体ないことはしない。俺たちは魔法で回復するけどな。当然だろう? 魔法でいいんだから。


「さて、一応初期メンバーに集まってもらったのには理由がある。今後の方針を決めるためだな。具体的には4つやりたいことがある」


「今後の方針であるか。前に話していたことがあるのである。その時は、隣町の無限回廊に臨むと言っていたように思うが、それ以外にもあるのか?」


「確かに無限回廊には近々行くって話だったわね。他の皆もレベルが上がっているし、行ってもいいんじゃないかしら? どんな所なのかは知らないけれど」


「んー。無理に行かないといけないのかな? あたしたちってこれでも十分やれていると思うんだよね。大狼平原の方じゃなくて無限回廊に行くんだよね?」


「1つは無限回廊の挑戦なのは否定しない。でももう1つは大狼平原への進出もする。同時に行っていくだけだな。無限回廊はとりあえずは精鋭部隊を送り込むことにするから、8人も居ればいいんだよ。他の面子には大狼平原と小鬼の森に向かってもらうぞ。小鬼の森にもいかないと、薬が作れないからな。収入源なんだから、止めるという選択肢は取らない。戦闘が苦手な面子で班を組んで採取に行ってもらえばいいかな」


「なるほどなのだ。戦闘が苦手な人たちも大勢いるのだ。皆が大狼平原に行くのは難しいと思うのだ」


「せやろな。うちもついていくのは嫌やからな。小鬼の森くらいがちょうどええわ」


「それで? 後2つのやりたい事って何なの? あまり見えてこないんだけれど?」


「そうだな。後の2つは、生産職を専任にするって事と、拠点の拡張だな」


「生産職を専任にするって事は解るけど、拠点を拡張するの?」


「まだこちらの拠点も全て使っていないのである。拠点の拡張を急ぐ必要は無いと思うが」


「そこまで必要なのか解らないのだ。まだまだ住めるのだ」


「確かに130人で住んでいるが、7割方使っているだけで残り3割は空いている。だが、そろそろ拡張しておかないと次の受け入れが難しいんだよ。この拠点は建ててあったままで良いんだけど、周りの拠点は小さいだろう? 壊して大きな建物にしないといけないからさ。お金もかかるし、時間もかかる。大体3か月くらいはかかるって言われているんだよ。そうなってくると、早い内に拠点を作る方が良いと判断した。それに、馬車小屋も欲しいんだよ。今後は馬車移動も必要になるから」


「馬車移動? 無限回廊のある町まで1日でしょう? 馬車で移動する意味があるのかしら?」


「歩きで十分じゃないかな。馬車って贅沢品でしょ? わざわざ隣町に行くのに馬車を使うのはもったいないんじゃないかな?」


「普通に考えたらせやろなあ。でもエルンストが普通な訳が無いからな。なんか意味があるんやろ? 何させる気なんや?」


「そんなに難しい事じゃない。今後の無限回廊で手に入れた資源を運ぶのに使うんだよ。移動は歩きでも良いんだけど、持って帰ってくるものに関しては、馬車の方が良い。荷車を引くわけにもいかないと思うんだよな。後は、隣町のコールスにも拠点を買うからな。そっちは10人くらいが住める位の小さな拠点で良いと思うんだよな。まあ、住むとなったら30人くらいは住めるんだろうけど。無限回廊の挑戦組と、馬車置き場、物資を運ぶ係、拠点の維持の係が居れば良いと思うから、そのくらいだな。大きすぎても維持管理が面倒だし」


「無限回廊については殆ど知識が無い故に解らんのだが、それだけ資源が採れるのか?」


「採れるぞ。鉱石なんかはもちろん、草やキノコなんかも採れる。必要であれば、木材なんかも採れるが、それは必要ないからな。とりあえずは薬の原料になる素材と鉱石。後はドロップ品の皮や布当たりだな。それがあれば、生産職に色々と作ってもらえるからな」


「……なるほどね。つまりはそれだけの資源を集めてくるという事なんだろうけど、馬車である必要は無さそうに思うわね。皆で持てば馬車は要らないんじゃないかしら?」


「そうだよね。持てる量しか持って帰れないんだし、運ぶのもそれでいいんじゃない? 馬って結構な値段がするし、育てるのにも餌とか塩とか色々と必要なんでしょう?」


「人数が居るから色々と出来ると思うのだ。無理に馬車を買う必要は無いと思うのだ」


「まあ、言いたいことも解るんだが、無限回廊には宝箱がある。宝箱からは、いらない物も沢山出るんだけど、その中でもとびきりの物があるんだよ。マジックバッグって言うんだけどな?」


「「「「「マジックバッグ?」」」」」


「そう、マジックバッグ。見た目は普通のカバンなんだけど、小さい物でも容量が30倍くらい入るんだよ。それに重さも感じなくなるから、それなりの人数を用意しないと物も運べないんだよ。それを可能にするために馬車が必要だと、そういう訳だ」


「あー、なんや聞いたことがあるわ。それって商人が持っとるもの凄い奴やな。マジックバッグって名前なんか。1つ800万トマスくらいする奴やろ?」


「800万トマスなのだ!? いくら何でも高すぎるのだ!」


「いや、そのくらいの価値がある。考えても見ろ。入れたものの重さを感じない。30倍も入る。しかも時間が経過しないから腐らない。それを商人が欲しがらない訳が無いだろう?」


「……考えただけでも幾つか利用価値がありますね。有名な料理人に新鮮な食材を料理させて、それを温かいままに持ち帰ることが出来る。それだけでも800万トマスの価値はあるでしょうね」


「絶対にお金持ちが持っている奴だ。そんな貴重な物も手に入るの? ていうか使うつもりなの?」


「当然だが使う。使わない理由が無いからな。物を沢山持ち帰る事が出来るんだから、使わない訳がない。そんなものが複数個手に入るのも稀だと思うからな。無限回廊組にマジックバッグを持たせて、素材の輸送は馬車で行う。それで良いと思う訳だ」


 マジックバッグは有ったら有っただけ良いに決まっているんだけど、残念ながら作ることが出来ない。生産に特化した第6紋章でも無理だ。これは公式の発表でもある。試行錯誤をしても無理なものもあると言われていたんだ。その筆頭がマジックバッグだ。


 だから、無限回廊に行って手に入れるんだよ。色んな用途に使えるんだから、使うべきものなんだよな。1層では殆ど出ない。2層目以降に行くんだから、いずれは手に入る。その時を楽しみにしているぞ。

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[一言] タイトル案 計画 無限回廊 馬車 複数拠点 大狼平原 
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